Aラリー2003年
6月号


新緑の山間!
何を見つける?

兵庫県三田市 兵庫県立有馬富士公園〜
京都府船井郡 道の駅・瑞穂の里さらびき 約105km



走行日 5月10日 晴れ
 朝一でバイクショップへ行き、ゴールデンウィークの東北ツーリングですっかり減ってしまったリアタイヤを新品に交換してから、タイヤの慣らしも兼ねて、Aラリーに出発する。
 西宮北有料道路経由で国道176号に入り、三田市内で県道37号に入る。
 志手原で県道49号三田篠山線に入る。小振りだが美しい有馬富士の麓を走る。
 途中で右折してしばらく行くと、CP1県立有馬富士公園があった。
県立有馬富士公園は、有馬富士の周囲に広がる、計画面積416haの県内最大の文化公園で、01年4月29日に玄関口となる出会いのゾーンが開園し、パークセンターや自然学習センター等が建ち、周囲には自然を直接体験できる「草地の生態園」、「水辺の生態園」、「野鳥の森」、「花の道」などが整備されている。また美しい有馬富士を一望出来る場所もあるそうで、家族連れで来るのによい公園だ。ただ、ハチと蛇には注意しましょう。
 再び県道49号三田篠山線に戻り北に進む。
 しばらくいくと道は山中に入り、道路の側には渓流が流れている。これがあの三田といった感じの風景が続いている。
 わらびもちで有名なわらぶき屋根の「たんばや」を過ぎ、花菖蒲園で有名な永沢寺を過ぎると急な峠道になり、きついカーブが連続する。
 峠を越えると丹波篠山の町で、しばらく行くとCP2篠山城跡があった。
 篠山城跡には、過去にQラリーで何度か来たことがある所なので、駐車場脇にある看板のQだけチェックして再び出発する。
 篠山市内を抜け、再び国道176号を進む。
 鐘ヶ坂トンネルを抜けると、ヘアピンカーブの内側にOPT1鐘ヶ坂公園があった。
 この鐘ヶ坂公園は、安藤広重の「六十余州名所図絵」に描かれた、丹波吉野とも称される桜の名所で、春には約300本の桜が咲き誇り、毎年4月には桜まつりも催され、大勢の花見客でにぎわうという。
 今は季節外れのせいか、誰もいない静かな公園だった。
 
 OPT1より少し進むと柏原の町で、国道を外れ町中の道を走る。しばらく行くと柏原藩陣屋跡があった。
 柏原の町は、江戸時代には、あの織田信長の子孫の、織田家の城下町として栄えたという。
 この陣屋は、元禄8年(1695)に大和宇陀から柏原へ国替になった織田信休が、正徳4年(1714)に幕府の許可を得て陣屋を建築したが、文政元年(1818)に焼失、その後再建されたものが現在の建物で、建築様式は書院造で、檜皮葺唐破風の玄関と東南方向へ雁行式に続く桟瓦葺寄棟造の大書院は当時のままの姿をとどめているという。

柏原の町の中心、町役場のそばにCP3木の根橋があった。
 樹高22メートル、目通範囲6メートルの大けやきの根っこが、幅6mの奥村川をまたいで自然の橋を形づくっており、その形状から「木の根橋」と呼ばれて、柏原の町のシンボルとして親しまれているという。
 
  
 国道175号を少し北に進むとOPT2水別れ公園があった。
 この水別れ公園は、標高95・45mの日本一低い分水界の一端に位置し、 ここに降った雨は加古川経由で瀬戸内海へ、由良川経由で日本海へと分かれて行くという。
 ここも過去にQラリーで何度か来たことがあるところなので、Qだけチェックして出発する。
 国道175号を北上、市島町で国道をはずれ、県道59号市島和知線を走る。
 交通量の少ないワインディングを快走する。
 戸平トンネルの手前にOPT3の公園があった。
 公園には石碑が建てられていて、奥丹波のおいしい水、名水ありて銘酒ありと刻まれいる。
 この辺り、奥丹波は四方を山に囲まれ、清らかな軟水に恵まれ、古くは酒蔵が軒を連ねていたという。
 国道9号に入り、瑞穂町で国道173号に入ると、最終CP道の駅瑞穂の里さらびきがあった。
この道の駅瑞穂の里さらびきでは、地元の農家が栽培した新鮮な野菜類が、直接農家の主婦に よって販売され、また、手作りの手工芸品 も多く販売されていて素朴な感じがする道の駅だった。
 Aラリー終了後、国道173号で帰路に着く。
 例の如く、一庫ダムのあたりで渋滞している。脇道に入り、県道12号で川西を抜け、家に帰った。
  
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