寒さの緩んだ冬の日にAラリーをスタートする。
武庫川より阪神高速に乗り守口線の終点で降りて、国道1号を走る。
中振の交差点で国道170号に入り、枚方大橋の手前で府道13号京都守口線に入る。少し行くと左手にCP1淀川河川公園(枚方地区)があった。
駐車場から少し歩いた淀川アクアシアターのそばにQの看板があった。
Qをチェックして戻ると、以前何度かQラリーであったZRX氏と久しぶりに会った。もう何年もお互いこの企画に参加しているわけで、Aラリーにはこういうコアーなファンが多いように思う。
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府道13号を進む。枚方市駅の辺りで少し渋滞している。
かささぎ橋で右折して府道144号に入る。これまた街中の混雑した道で、バスの後ろをのろのろと進んで行く。
国道1号との交差点を越えると、少し走りやすくなってペースが上がる。
府道736号に入って少し行くとCP2王仁公園があった。
、4世紀末に百済から日本へ渡り、論語と千字文を伝えたといわれる王仁の墓が近くにあるところから、その名がつけられたという。
プールやテニスコートがあって、夏場は人でにぎわうというが、今は冬で訪れる人も少ない静かな公園だった。
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国道307号をしばらく進み、途中で府道71号に入る。
県境を過ぎて今度は府道72号に入る。しばらく行くと集落の中にOPT1須賀神社・西明寺があった。
小さないわゆる村社といった感じの神社だが、境内はきれいに清掃されていて、すがすがしい感じのする神社だった。
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精華町の街中を抜け木津川を渡り府道70号にはいる。JR奈良線と並行して走る。
棚倉駅前のロータリーににCP3棚倉駅西口があった。
時と方角を示す十二支のモニュメントの中央には、1本のイチョウの木が植えられているのが印象的で、例によってなぜこの場所にあるのかよくわからないモニュメントだった。
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JR玉水駅の手前で右折し、木津川にかかる玉水橋を渡ってすぐにまた右折する。
しばらく進むとOPT2飯岡古墳群があった。
飯岡古墳群は、木津川の左岸に広がる飯岡丘陵にある古墳群で、全長90mの前方後円墳の飯岡車山古墳や径60m、高さ9mの円古墳のゴロゴロ山古墳、薬師山古墳など、古墳時代前期から後期にかけての古墳が数多く点在し、木津川の水運に関係する一族の墓と考えられている。 |
OPT2の向かいは墓場で、ふと見ると穴山梅雪の墓という看板があった。
武田信玄の甥の穴山梅雪は、本能寺の変の時に、徳川家康とともに堺に滞在していたが、急ぎ帰国する際、河内で土民に殺されたというが、こんなところに墓があるのは意外だった。
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OPT2より少し進むと、OPT3法泉寺があった。
天長年間(824年〜833年)に干ばつが続き観音像に祈ったところ、清泉が湧き出たことから法泉寺と名付られたという。
印象的な十三重の石塔は、「弘安元年(1278年)11月26日起立之猪末行作」の刻銘があり、鎌倉時代の石塔として貴重なもので重要文化財に指定されているという。
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国道307号から府道22号に入り、京田辺市の市街地を進む。
しばらく行くと看板が会って、左折するとOPT4一休寺があった。
アニメでおなじみの一休さんが、晩年を過ごした寺として知られる酬恩庵一休寺は、整然とした石畳の参道の奥に重要文化財に指定されている本堂や方丈、庫裏、唐門などが建ち並んで、禅寺らしい雰囲気がただよっている。
また、境内には一休さんのお墓もあり、一休禅師は後小松天皇の皇子であるため、御廟所は宮内庁の管轄となっている。
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府道22号から細い道に入り、CP4に向かう。
木津川の堤防を超えるとCP4の流れ橋があった。
この流れ橋は正式には上津屋橋と言うらしいが、八幡市と久御山町を結ぶ長さ356.5mの人と二輪車専用木造の橋でで、増水時に水の抵抗を受けにくくするためワイヤーで繋がれた橋げたが浮いて流れるようになっているところから流れ橋と呼ばれるようになったそうだ。
この橋の付近一帯は砂地の河原が広がり、コンクリート護岸や電柱もないところから、に時代劇のロケーション等によく利用されているという。
そのせいかたくさんの歩行者で賑わっていたが、そばの河原ではオフロードの4輪車が大きな音を立てて走りまわっているのが、少しうっとおしい感じがした。
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府道22号を進み府道13号京街道に合流、淀川沿いを下流に進む。
途中で左折して細かい住宅街の中の道を進む。
多分バイクで最終CPに向かうために、コースがこのような設定になっているだろうが、Aラリーに取上げられて通行車が増えると、住宅街の住民に少々迷惑な感じがする。
何度か道に迷いながら最終CP石清水八幡宮に着いた。
境内の一角にQのエジソン記念碑があった。
発明王エジソンが白熱電球のフィラメントに八幡産の竹を使って成功したことから、この記念碑が建てられたそうだが、格式の高いこの神社の境内には、ミスマッチな感じがした。
参拝者でごった返しているので、早々に八幡宮を退散し、家路についた。
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