いつものように高速を飛ばして、1CPへと向かう。
西宮浜より阪神高速に入り、関西空港自動車道、阪和自動車道、海南湯浅御坊道路と乗り継いで、結局ノンストップで高速を走り続けて広川ICで高速を降りて、国道42号からすぐに県道21号広川川辺線に入る。
しばらく走ってトンネルを抜けると1CP滝原温泉 ほたるの湯があった。
ほたるの湯は、99年10月にオープンした新しい温泉施設で、内湯の石造りの浴槽にはジェットバスや気泡湯や、加えてサウナもあり、そして自慢の露天風呂は天然石を配した日本庭園のような造りになっており、ゆったりと自然の中に溶けこんだ気分で温泉が楽しめるらしい。
また名前から想像出きるように、5月下旬からホタルが飛びかう光景が見られるそうで、またその季節にゆっくりと来てみたいと思う温泉だった。 |
県道21号広川川辺線を進み、県道26号御坊美山線との交差点に出た。左折するとopt
1道の駅・SanPin中津があるが、去年の10月号のAラリーでのCPで、行ったばかりの所だったので、今回はパスして右折して、道成寺へと向かう。
Pにバイクを止め、土産物屋が並ぶ参道の奥に、SQの62段の石段があった。
Qチェック後、道成寺境内を散歩する。
歌舞伎や能で有名な安珍・清姫悲恋物語の舞台となった寺で、紀州最古の寺ということで、朱色の立派な仁王門や本堂、三重塔に、格調の高さが感じられた。 |
御坊市内を抜け、県道24号御坊湯浅線をしばらく行くと、2CPの煙樹ヶ浜に着いた。
海岸線に松林が延々と続いている。
この煙樹ヶ浜は、近畿最大の長さ約6km、幅約500mの松林で、紀州藩主徳川頼宣が防潮林として植え、その後吉宗が保護したものだそうで、NHKの大河ドラマの撮影にも使われたという。
「21世紀に引き継ぎたい日本の白砂青松百選」にも選ばれているという。 |
県道24号御坊湯浅線で海沿いの道を進む。
応神天皇が産湯に使った井戸が残るという産湯海岸を過ぎ、県道189号に入る。
しばらく行くとOPT2の看板があったので右折する。
細い山道を上ると、OPT2西山ピクニック緑地があった。
頂上からは、東に日高平野、南に煙樹ヶ浜、西に比井崎海岸と紀伊水道が一望でき、遠く四国・大鳴門橋や、高野連山を望むことができるらしいが、あいにく曇っていて、展望はいまいちだった。 |
巨大なクエのモニュメントのある交差点を左折し、県道188号に入る。
山道を抜け、再び県道24号御坊湯浅線に入る。
由良港を過ぎ、海岸線を調子よく走っていたら、前方に白崎海岸の白い岩肌が見えてきた。
OPT 3白崎萬葉公園でQをチェックする。
氷山のような奇岩をバックに、万葉の歌が刻み込まれた石碑が建てられていた。 |
トンネルを抜けた、真っ白い岬の中に、最終CP白崎海洋公園があった。
白い石灰岩の岸壁が、360度パノラマのように拡がっている。
日本の渚・百選にも選ばれているこの白崎海岸は、紀伊半島のミコノス島とも呼ばれていて、ギリシャやイタリアの地中海の海岸にいるような感じがする。
また映画「大誘拐」のラストシーンの撮影も、この地で行われている。
公園内にはオートキャンプ場やダイビングクラブハウスも設けられていて、また今度ゆっくりと来たいと思うスポットだった。
その後県道23号から国道42号へ出て、広川インターから高速に乗って、そのまま家に帰った。 |