連日、気が遠くなるような暑い日が続き、この暑さの中をバイクで走る気がしないので、今回は車で参加することにした。早起きして、6時ごろ出発する。西宮北インターより、中国道に乗り、朝の高速をひたすら飛ばす。
途中、勝央SAで朝食を食べて再び出発、ナビの表示を見ると、まだ半分くらいしか来て無くて、さすがに新見インターは遠い。
岡山道との分岐点を過ぎると、急カーブが続き、60キロ規制になるが、その上少し雨が降り出したので、注意しながら走る。
新見インターで高速を降りて、国道180号に入る。川沿いを少し進むとCP1
井倉洞があった。
まだ8時過ぎで、早いせいか誰もいないようなので、Qだけチェックして再度出発する。 |
国道180号を高梁川に沿って走る。
川に沿って白い岩肌の絶壁が続いている。
鮎つりをしている人も多い。
しばらく走るとレストランの駐車場にOPT1絹掛の滝があった。
名前のとおり、絹糸のような細い流れがきれいな滝だった。 |
県道85号を走る。道はだんだん細くなってくる。
1車線から1.5車線の道が続き、このまま行けるのか、車では少々不安になってくる。
山を登っていくと、急に視界が開け、そこがOPT2ベンガラ館だった。
ベンガラ館の中を見学する。明治のころのベンガラ工場を忠実に再現したもので、いわゆるマニファクチャーを肌で感じることができた。 |
吹屋の町を歩く。国道からかなり山に入ったこの山奥に、こんな昔の立派な町が残っているのは驚きで、ちょっとした秘境気分が味わえる。Aラリーでなければ、けっして来る事がなかったことだろう。
明治7年に建てられたという郷土館を見学する。
最上級の用材を用いて石州大工の手で建てられたこの家は、美術工芸品のような気品が漂っていた。
町にも独特の雰囲気が漂っていて、映画「八墓村」や、ドラマ「獄門島」の撮影にも使われたという。 |
県道33号を北上する。
途中でガソリンの残量警告灯が点灯し、少々焦る。
しばらく走ってコマ図12手前にGSがあったので給油する。
県道441号に入り、しばらく行くと山の中にOPT
3健康の森・水のゲートがあった。
巨大なモニュメントが、何もない山の中に忽然と現れて、知らずに来たら、びっくりすることだろう。 |
国道182号との合流点の近くにOPT4紙の館夢すき公園・親子孫水車があった。
今でもこの水車は、精米に利用されていて、売店では、この水車で精米した米を使った団子汁なども販売されている。
この巨大な水車が、コトコトと回る風景はなんとなくユーモラスで、昭和の中期までは、各地区に水車があり、米等のとう精、製粉が行われていたそうだが、そのときの農村の風景は、今と違って、もっとのんびりしたものであったに違いない。 |
国道182号を西に進む。
並行して中国道が走っている。
しばらく行くと、CP3道の駅・鯉が窪があった。
鯉が窪というだけあって、季節外れの鯉のぼりが、のどかな感じがした。 |
東城町中心部で、県道23号に入る。道はワインディングが続く。
調子よく走っていると、急にOPT への入り口が現れて、あわてて右折する。
川に沿って山に入る。川では渓流釣りをしている人が多い。
しばらく行くとOPT5鬼の岩屋があった。
細い急斜面の道を登ると、鬼の岩屋の入り口があった。
中には洞窟が広がっているらしいが、中は真っ暗でおっかないので、入り口で退散した。 |
再び県道23号に戻り、少し行くとCP4帝釈峡があった。
帝釈峡は日本5大明峡の一つで、全長18kmの大渓谷で、数々の奇勝が続くというが、今回はQだけチェックして再度出発する。
紅葉の名所でもあるので、またその時期にゆっくりと来たいと思う場所だった。 |
県道26号から県道25号線に入り、北へ向かう。
トンネルをいくつか越えると、右手に神龍湖の景色が拡がる。
緑色の静かな湖面の両側に、これまた濃い緑の木々が生い茂り、その間を渡す赤く塗られた橋が、見事なコントラストを見せている。
神龍湖は帝釈峡のほぼ中心に位置し、また観光の主要ポイントであり、遊覧船も定期的に就航しているという。 |
県道25号から、再び国道182号に入り、しばらく行くと最終CP道の駅・遊YOUさろん東城があった。
とても大きな道の駅で、駐車場は多くの人と車でにぎわっていた。
まだ1時過ぎで時間は早かったが、距離を考えてそのまま東城インターより中国道に乗って、家に帰った。 |