Aラリー9月号


どれくらいデカイ!? どれくらい深い!?
どこまでも自然



岡山県新見市 井倉洞〜
広島県比婆郡 道の駅・遊YOUさろん東城 約107km



走行日 8月18日 晴れ
連日、気が遠くなるような暑い日が続き、この暑さの中をバイクで走る気がしないので、今回は車で参加することにした。早起きして、6時ごろ出発する。西宮北インターより、中国道に乗り、朝の高速をひたすら飛ばす。
 途中、勝央SAで朝食を食べて再び出発、ナビの表示を見ると、まだ半分くらいしか来て無くて、さすがに新見インターは遠い。
 岡山道との分岐点を過ぎると、急カーブが続き、60キロ規制になるが、その上少し雨が降り出したので、注意しながら走る。
 新見インターで高速を降りて、国道180号に入る。川沿いを少し進むとCP1 井倉洞があった。
 まだ8時過ぎで、早いせいか誰もいないようなので、Qだけチェックして再度出発する。
 国道180号を高梁川に沿って走る。
 川に沿って白い岩肌の絶壁が続いている。
 鮎つりをしている人も多い。
 しばらく走るとレストランの駐車場にOPT1絹掛の滝があった。
 名前のとおり、絹糸のような細い流れがきれいな滝だった。
 県道85号を走る。道はだんだん細くなってくる。
 1車線から1.5車線の道が続き、このまま行けるのか、車では少々不安になってくる。
 山を登っていくと、急に視界が開け、そこがOPT2ベンガラ館だった。
 ベンガラ館の中を見学する。明治のころのベンガラ工場を忠実に再現したもので、いわゆるマニファクチャーを肌で感じることができた。
 吹屋の町を歩く。国道からかなり山に入ったこの山奥に、こんな昔の立派な町が残っているのは驚きで、ちょっとした秘境気分が味わえる。Aラリーでなければ、けっして来る事がなかったことだろう。
 明治7年に建てられたという郷土館を見学する。
 最上級の用材を用いて石州大工の手で建てられたこの家は、美術工芸品のような気品が漂っていた。
 町にも独特の雰囲気が漂っていて、映画「八墓村」や、ドラマ「獄門島」の撮影にも使われたという。
 県道33号を北上する。
 途中でガソリンの残量警告灯が点灯し、少々焦る。
 しばらく走ってコマ図12手前にGSがあったので給油する。
 県道441号に入り、しばらく行くと山の中にOPT 3健康の森・水のゲートがあった。
 巨大なモニュメントが、何もない山の中に忽然と現れて、知らずに来たら、びっくりすることだろう。
 国道182号との合流点の近くにOPT4紙の館夢すき公園・親子孫水車があった。
 今でもこの水車は、精米に利用されていて、売店では、この水車で精米した米を使った団子汁なども販売されている。
 この巨大な水車が、コトコトと回る風景はなんとなくユーモラスで、昭和の中期までは、各地区に水車があり、米等のとう精、製粉が行われていたそうだが、そのときの農村の風景は、今と違って、もっとのんびりしたものであったに違いない。
 国道182号を西に進む。
 並行して中国道が走っている。
 しばらく行くと、CP3道の駅・鯉が窪があった。
 鯉が窪というだけあって、季節外れの鯉のぼりが、のどかな感じがした。
 東城町中心部で、県道23号に入る。道はワインディングが続く。
 調子よく走っていると、急にOPT への入り口が現れて、あわてて右折する。
 川に沿って山に入る。川では渓流釣りをしている人が多い。
 しばらく行くとOPT5鬼の岩屋があった。
 細い急斜面の道を登ると、鬼の岩屋の入り口があった。
 中には洞窟が広がっているらしいが、中は真っ暗でおっかないので、入り口で退散した。
 再び県道23号に戻り、少し行くとCP4帝釈峡があった。
 帝釈峡は日本5大明峡の一つで、全長18kmの大渓谷で、数々の奇勝が続くというが、今回はQだけチェックして再度出発する。
 紅葉の名所でもあるので、またその時期にゆっくりと来たいと思う場所だった。
 県道26号から県道25号線に入り、北へ向かう。
 トンネルをいくつか越えると、右手に神龍湖の景色が拡がる。
 緑色の静かな湖面の両側に、これまた濃い緑の木々が生い茂り、その間を渡す赤く塗られた橋が、見事なコントラストを見せている。
 神龍湖は帝釈峡のほぼ中心に位置し、また観光の主要ポイントであり、遊覧船も定期的に就航しているという。
 県道25号から、再び国道182号に入り、しばらく行くと最終CP道の駅・遊YOUさろん東城があった。
 とても大きな道の駅で、駐車場は多くの人と車でにぎわっていた。
 まだ1時過ぎで時間は早かったが、距離を考えてそのまま東城インターより中国道に乗って、家に帰った。
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