朝8時ごろ横須賀駅前のホテルを出発、三笠公園へ向かう。
広大なアメリカ海軍基地を通り過ぎると三笠公園があった。
園内には日露戦争の日本海海戦で活躍した戦艦三笠が保存されており、その前には 「皇国の興廃、此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ!」と書かれた石碑と、東郷平八郎の銅像が建ってられている。
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国道16号から国道134号に入り、久里浜港に着いた。
次のフェリーまで時間があったので、近くのペリー上陸記念公園へと向かう。
嘉永6年(1853)に米海軍提督ペリーが黒船4隻を率いて浦賀沖に現れ、開国を求めるためこの地の久里浜海岸に上陸したという。
園内にはペリー上陸記念碑が建てられており、記念碑には伊藤博文の筆で「北米合衆国水師提督伯理上陸記念碑」と刻まれている。 |
久里浜港より東京湾フェリーに乗り千葉へと向かう。
天気は晴朗、波は穏やかで、快適な35分の船旅を味わう。 |
途中で、タンカーの出光丸とすれ違った。
出光丸 は、1966年(昭和41年)就航の21万重量トン、全長342mの就航当時、世界最大の20万トン級タンカーで、その建造に際したエピソードは、NHKのプロジェクトXにも取り上げらている。
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しばらくすると対岸の金谷港が見えてきた。
やしの木が見えていたり景色が久里浜とは大分違っていて、ずいぶん遠くに来た気分がする。
国道127号を南に向かう。
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館山の市街地を抜け、県道257号房総フラワーラインに入ると、交通量も減って、海沿いの道を気持ちよく走ることができた。
洲ノ崎灯台の手前に,矢尻の井戸と呼ばれる井戸があった。傍らには「源頼朝公上陸地」という石碑が建っている。
源頼朝は、平家打倒のために兵を挙げたが、石橋山の合戦で敗れ、海を渡ってこの洲崎の地に上陸したという。
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洲崎灯台は、房総半島の先端、東京湾沿いに向って突き出した岬にある小ぶりな灯台だが、対岸の三浦半島の剱埼灯台とともに、東京湾を出入りする船舶の航行の安全を日々見守っている。 |
洲崎を越えると道は、直線が多くなって自然にペースが速くなる。右手には、太平洋の大海原が広がっている。
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国道410号に入り、しばらく行くと房総半島最南端の野島崎に着いた。
岬の周囲は岩礁に囲まれた岩場で、野島崎灯台を中心として、一帯は公園として整備されており、休憩がてら、しばらく周辺を散策する。 |
国道128号を北上する。観光の車で交通量が多くペースが上がらない。昼過ぎの国道を淡々と走る。
大原を過ぎて、九十九里浜ビーチラインに入る。ビーチラインという割には、あまり海は見えない。
途中でバイクを止め、歩いて海岸へと出た。
広い砂浜が、南北に見渡す限り続いている。そのスケールには圧倒された。 |
国道126号に入り銚子市内を抜ける。少し混雑していたが、利根川を渡り茨城県に入ると、3車線の国道が続き、再びペースが上がる。
17時過ぎに鹿島サッカースタジアムに着いた。
スタジアムの前には、現役時代のジーコの銅像や、鹿島アントラーズの選手の足型が展示されていて、試合が無いにもかかわらず、時々ファンらしい人が来ては記念撮影していた。
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