まちづくりブックとは

「くわな」まちづくりブックのねらい

 今年、2001年は、 慶長の町割り着手400年、東海道宿駅制定400年にあたります。慶長の町割りは、桑名市における計画的なまちづくりの最初であり、今日のまちの骨格がこの時に形成されました。その後、まちは都市化の進展や戦災などによって、少しずつ変わってきましたが、慶長の町割によって作られた道路は今もほとんどが残っており、「慶長の町割」は今も生きています。
 21世紀を迎え、まちづくりも大きな転換期を迎えています。高度成長期には道路などの公共施設を整備することがまちづくりだと考えられてきましたが、都市が成熟し、将来人口は増加から減少を迎えようとする今日においては、都市のストックをいかに有効に活用するかが重要であり、都市の資産を生かしながら、高齢化や情報化、国際化、環境問題への対応など様々な課題に対応したまちづくりをすすめていく必要があります。
 新しい世紀にむけて、新しいまちづくりが求められています。新しい時代を展望した「平成の町割」が求められているといっても過言ではありません。その主体となるのが市民です。
 「くわな」まちづくりブックは、平成の町割にむけて、市民が立ち上がるきっかけにしたいと考えています。そのため、桑名のまちづくりという視点から、歴史的な経過を整理しつつ、将来に向けた桑名のまちづくりを、市民とともに考え、それを実現していくためのきっかけとなるようなまちづくりの入門書をめざしています。
 その制作過程においても、市民の方々を巻き込みながら、よりよいブックづくりを進めたいと考えています。皆さんからのご意見をお待ちします。 

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