東京湾の蜃気楼 2008/01/19




土曜日の朝、幕張大橋(花見川の河口)へ蜃気楼の撮影に出かけました。
蜃気楼というと誰もが富山湾を思い浮かべますが、私たちのお膝元、東京湾でも立派な蜃気楼を見ることができます。
東京湾で蜃気楼を見るには、冬の寒い朝が狙い目です。対岸の様子を注意深く見ると、景色の一部がたてに引き伸ばされ、その下側に鏡に映したような蜃気楼が現れます。下層の冷たい空気の一部が海水によって暖められ(密度が小さくなって)、光が屈折することによって発生したものです。



これは2006年3月にトルコで見た蜃気楼です。太陽の強い日差しで地面が暖められて発生したものです。見え方の特徴がそっくりですね。




この日も、多くの船や飛行機、海鳥たちがファインダーの中を行き交いました。東京湾の過密ぶりがうかがえます。(2008.01.19取材)

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