房総の動物たち

ノウサギの部屋

ノウサギは草食性のやさしい性質の動物です。これといった武器を持たないため、すばやい動きで天敵から身を守ります。最近、山仕事にたずさわる人が減少して、荒れた山林が増えてきました。荒れた山林にはノウサギの好物のやわらかい草が生えません。ノウサギにとって住みにくい環境が増えてきました。


 
夜、林道を走っていたら、ノウサギに出会いました。道ばたに生えている草を食べに出てきたようです。冬は餌が不足するため、日当たりの良い道ばたは、かっこうの食事場所となります。(市原市)
 
 

 
ノウサギのこども
親ウサギとはぐれてしまったのでしょうか。まだ体長10cm程度のノウサギのこどもが道ばたでうずくまっていました。(市原市)
 
 

 
ノウサギの交通事故
春になると、ノウサギの交通事故が増えるようです。何かの移動時期と重なっているのでしょうか。
最近は、山林や台地を削って新しい道路を建設するケースが増えています。このような道路では、たくさんの交通事故がおこります。動きのすばやいノウサギでも、自動車の前ではひとたまりもありません。(市原市)


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