房総の動物たち

ニホンザルの部屋

房総半島南部にはたくさんのニホンザルが生息しています。特に、君津市の高宕山周辺では天然記念物に指定され、手厚く保護されています。高宕山自然動物園では広い敷地にニホンザルが放し飼いになっていて、観光客を楽しませています。
一方、山間部の農家はニホンザルの被害に悩まされています。法律で捕獲が禁止されているため、被害があっても手を出せません。私が調査をしている地域でも、畑の作物を食い荒らしたり、食べごろになったミカンが全滅したり、屋根に登ったサルがテレビのアンテナを壊すといった被害が次々と起きていました。


 
対岸の木の枝のすき間からこちらの様子をうかがっています。(市原市)
 
 

 
ビニールハウスの上で何かを食べています。(市原市)
 
 

 
警戒するニホンザルの親子
近くで物音がしたら、母ザルの表情が急にけわしくなりました。子ザルは何やら不安そうです。(君津市)
 
 

 
秋が深まって、次第に餌が少なくなってきました。山から下りて、休耕地に生えている草を食べています。(君津市)
 
 

 
夕方、餌を食べたニホンザルの親子が山へ帰って行きました。(君津市)
 
 

 
ニホンザルのこども。一時も母親から離れません。(君津市)
 
 

 
農家の裏山にニホンザルの群れが現れました。畑の作物を狙っています。(君津市)
 
 

 
威嚇(いかく)するオスザル
ある群の近くに一頭のオスザルが接近してきました。群から離れて単独で行動している個体のようです。近くの枯れ木に上り、激しく揺さぶって自分の存在を誇示しています。(君津市)


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