カモシカの部屋

一時期、カモシカは絶滅寸前まで生息数が減少し、幻の動物と呼ばれていました。しかし、手厚い保護活動の結果、最近では数が増え、誰でも簡単に観察できる動物の仲間入りをしました。国の特別天然記念物に指定されています。

千葉県にカモシカは生息していません。ここでは、栃木県足尾町(現在の日光市)で撮影したカモシカを紹介します。


 
カモシカの親子
カモシカは本来森に住む動物ですが、このような荒れた岩場にも住むことができます。こどもが大きくなるまで母親がそばについて育てます。(栃木県足尾町)
 
 

 
岩場に立つカモシカ
他の動物が住めないようなきびしい環境でも、カモシカは生きていくことができます。(栃木県足尾町)
 
 

 
反すうするカモシカ
カモシカはシカという名前がついていますが、実はウシの仲間です。草や木の葉を十分に食べると、見晴らしの良い岩の上などで反すう(反芻)します。(栃木県足尾町)
 

 
一本角のカモシカ
毎年角が生え変わるニホンジカに対し、カモシカの角は一生生え変わりません。仲間同士の争いや事故などで角を失うと、そのままになってしまいます。
草木が芽吹き始めました。これからは餌の心配はいりません。(栃木県足尾町)
 
 

 
木の葉を食べるカモシカ
首を伸ばして高いところにある柔らかい葉を食べています。カモシカは移動しながら少しずつ木の葉や草を食べるため、植物が丸坊主になったり枯れたりする心配はありません。(栃木県足尾町)
 
 

 
テレメを付けたカモシカ
カモシカがこちらへ近づいてきました。良く見ると首に何かを付けています。電波でカモシカの位置を調べるためのラジオ・テレメトリーという装置です。電池が切れた後も一生首に付いたままになってしまいます。(栃木県足尾町)
 
 

 
カモシカとニホンザルの出会い
自然界ではこのような偶然の出会いが起こります。利害関係がないので、ある一定以上の距離が保てれば、お互いに干渉することはありません。(長野県山ノ内町)


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