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--- 1999 6/4 発行 ---
創 刊 号
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それ行け、リナちゃん 創刊号
今回のテーマ 専用線を引こう!
OCNの衝撃的な登場以来、小規模オフィスはもちろんのこと個人でも専用線を引く人が急増中です。 |
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1. はじめに
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1-3. 結局専用線のメリットって?
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2. 専用線の選び方
そこで、収容局Aでは 1280Kbps の回線を利用するのですが、ある瞬間にたまたま15回線がデータを流したとすると収容局Aには当然15回線分の許容量がないのでデータの送受信を待たされる回線が出てくることになります。これが実際の通信速度に幅が出てくる理由(を思いっきり簡略化したもの)です。 実際には、プロバイダではもっと複雑な計算式を用いて収容局に持たせる回線の太さを決定していますが、それでもやはり総回線速度を準備していない限りは実際の通信速度が回線速度より遅くなることはまま起こります。 具体的には、朝や夕方が全国的に回線の混んでいる時間帯で、最も通信速度が遅くなりやすいようです。 ここでは話を簡単にするため収容局から伸びている回線の太さだけを議論しましたが、実際には末端の回線から最終的に通信相手につながっている回線までのどこかに、上記のような総回線速度よりも細い部分があってそこがボトルネックとなり実通信速度が遅くなっている場合があります。ただ、その場合でも上述の通り「総回線速度が準備されていないため、通信を待たされる回線(正確にはデータ)が出てくる」という原理には違いありません。
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2-1. 低価格専用線(月額4万円以下)
これらを各項目毎にランク付けしてみようと思います。
[メジャー度]
[回線速度]
[障害対応]
[サービスエリア]
[帯域保証]
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3. さしあたって必要なもの 3-1. ルータ
@自ドメインは他のドメインから分離されていなければならない
これらの要請を全て満たしてくれるのがルータだからです。
注意
ネットワークに関する勉強を少しでもした方であれば「OSI基本参照モデル」というのを聞いたことがあると思います。その際次のようなお話があったと思います。
注意
説明を聞いた時は「ふむふむ、そうですか」とそれなりに納得してしまうのですが、それらが実際の動作上でどういう違いを持っているのかについては教科書などでもあまり説明されていないように思います。個人的にこの部分の理解は重要だと思っていますので、以下に簡単な解説をしてみたいと思います。
「どちらもネットワークを分割するが、スイッチングハブは MACアドレスを用いてネットワークを最小のコリジョンドメインに分割し、ルータはIPアドレスを用いてネットワークをブロードキャストドメインで分割する」
もっと分かりやすく言います。
「ルータにはIPアドレス・ネットマスクという概念があるが、スイッチングハブには( MACアドレスという概念こそあれ)IPアドレス・ネットマスクと言う概念が無い」
つまり、スイッチングハブは、パケットの宛先 MACアドレスが決定していればその転送先を1つのポートに限定することができますが、宛先 MACアドレスが決定していないパケット(ブロードキャストパケット)の場合には通常のハブと同様、他の全ポートにそのパケットを転送してしまうため、ネットワークをブロードキャストドメインレベルでは分割できないということになります。 |
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3-2. サーバ
@何かしらの理由でマシンがハングアップしてしまったときに、載っている全てのサービスが停止してしまう
こういったことを考慮すると、やはりできるだけサーバ群はいくつかのマシンに分散させた方が良いということが分かります。しかし、先に述べたように割当てIPアドレス数には上限があり、サーバ群をあまり多くのマシンに分散させたくないということも事実です。 |
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最後に
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