カウンター機能付きGMカウンターの作製



 すでに紹介した雲母窓のGM管を使ったカウンターにデジタルカウンターをつけてみた。PICマイコンを使ってゲート時間ごとのカウント数をLCDに表示する仕組みである。せっかくPICマイコンを使うのだから、高圧用のパルスもマイコンで作成することとした。これで、使用するICはPICマイコン1コだけである。基板上はだいぶシンプルになった。GM管はプラグイン型とした。これで、他のタイプのGM管に差し替え可能である。まあ、GM管が入手できれば・・・の話しではあるが。



上の写真が作成されたカウンターの全景である。GM管はプラグイン方式になっており、他のタイプの管を接続することも可能となっている。下の図は主なパーツと専用基板である。今回も専用基板を作ってみた。量産するわけでもないが、基板を作るとなんだか「試作品」から一歩すすんだ作品になった気分がする。

 

基板は片面であるが、部品は両面に載せることとなった。PICマイコンの下に8pinのソケットがあるが、これはEEPROMを載せることができる。これにより、長時間に渡りデータをサンプリングし、後でパソコンに転送するといった使い方ができる。(ただし、その部分のプログラムはまだ作っていない)

 

PICマイコンのプログラム(下の一覧はコンパイル済みのHEXファイル)はFED-Cで組んである。これはIPIで取り扱いがある9800円のC言語だ。ゲートタイムは1分から10分まで可変であり、その間のパルス数をカウントする。カウント数だけではなく、短時間でのカウント数をバーグラフで表示することもできる。このバーグラフのレスポンスは、前回作成した作品のアナログメーターのフィーリングを再現するため、パルスによるコンデンサーの充放電をシミュレートしている。なかなかいい感じである。

2000/07/02
ファーストリリース
2001/05/12
255カウント/10秒までしかカウントできなかった状態を改良
2001/05/16
カウント数表示を5桁に変更。ただし、どこまでカウントできるかわかりません。多分、50000カウントくらいかなー
2001/05/17
LCD表示のチラツキをなくして、電圧表示を 5.5V ってな具合で出るようにした。

※上のプログラムはこの回路用です。他の回路では、基本的に動きません。




一応、回路図を掲載しておく。なお、使用している小沢のトランスは「3V用」であることに注意すること。

これで、カウント数を正確に知ることができるようになったので、いろいろなものの放射能を計測してみたい。

<参考文献>
1.伊藤守行、「禁煙アラームの製作」、トランジスタ技術SPECIAL No33, p144-146
2.伊藤守行、「GM管を使った放射線計測器の製作」、トランジスタ技術SPECIAL No33, p147-154
3.松原聰、「鉱物カラー図鑑」、ナツメ社
4.渡利一夫、稲葉次郎編、「放射能と人体」、研成社、1999


2000/07/23
改2001/05/12


PICの焼き方

僕が使用しているPICライターは秋月電子のものである。型番は AE-PICPGM II なのだ。実は2台目。使用してライターの方のファームウェアのバージョンは3.02になっている。ライターソフトのバージョンは2.3.22である。実は、初めてPICを焼いたとき、結構てこずった。ココで紹介したGMカウンター用のプログラムを焼くときは、コンフィグレーションワードの値が 3F71 になる必要がある。下の図で赤四角で囲った範囲のパラメータに気をつける必要がある。




2001/04/14

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