2. Linux vs FreeBSD

 Linuxと並ぶPC-UNIXとしてFreeBSDがあげられます。よく、LinuxはSystem V互換、 FreeBSDは名前のとおりBSD互換と言われますが、Linuxは本質的には、カーネル部分のみを指しておりコマンド、アプリケーションプログラムにGNU (GNU is Not UNIX)のソフトウェアを使用(普通そうだと思います)していれば、ユーザインターフェ ースレベルではLinuxも FreeBSDもたいした違いはありません。むしろ、Linuxの中でもSlackware系のディストリビューションパッケージは、/etcの下のシステム管理ファイルがBSD風、RedHat系のディストリビューションパッケージの/etcの下のシステム管理ファイルは、SVR4風だと思います。

 どうしても、コマンドのユーザインターフェースレベルでBSDライクに、またはSVR4ライクにし たい場合は、コマンドのソースファイルを入手し、引数や表示のフォーマットあたりを適当にいじって再makeすればいいだけのことです。
 とは言っても、Linux と FreeBSDともに数多くの特徴があります。特にハードウェアやカーネル に直接関係のあるドライバなどのサポート状況にはかなりの違いがあります。私は「なんでもあり」のパワフルなLinuxの方が好きなだけです。
 以前は、LinuxはFreeBSDよりもネットワークのパフォーマンスが悪いとの話がありましたが今 ではそんなことはないようです。(Linux JAPAN Vol.4.P109「Linux/FreeBSDネットワーク性能の 比較」参照)

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