男性の2人に1人、女性の3人に1人が、生きている間に何らかのがんと診断されるのです。
がんと言う疾患はそれくらいポピュラーな病気だと言えます。そして現在年間110万人が亡くなっていますが、がん死亡者数は32万人で、死亡者の3人に1人ががんで亡くなっています。
つまり、がんという病気はきわめて一般的なもので、早期発見を逃すと人の生命存続とQOL(生活の質)を最も脅かすと言っても過言ではありません。
男性の2人に1人、女性の3人に1人が、生きている間に何らかのがんと診断されるのです。
がんと言う疾患はそれくらいポピュラーな病気だと言えます。そして現在年間110万人が亡くなっていますが、がん死亡者数は32万人で、死亡者の3人に1人ががんで亡くなっています。
つまり、がんという病気はきわめて一般的なもので、早期発見を逃すと人の生命存続とQOL(生活の質)を最も脅かすと言っても過言ではありません。
周知のようにがんの治療方法は外科的手術、抗がん剤使用の化学療法、放射線療法と大きく分けてこの3つがあります。ひとつの方法のみの治療は少なく、それぞれ患者さんの病態に合わせて組み合わせて治療を行います。
例えば、外科的手術を行ってから化学療法と放射線療法を行うケースもあれば、抗がん剤で小さくしておいて手術、または、手術不可な状態であっても化学療法と放射線療法を組み合わせたりします。
手術方法も技術の進歩により、切開し除去する方法から腹腔鏡などを患者にストレス(負荷)をかけない方法もあり、治療成績も良くなっています。
また、抗がん剤を使っての化学療法も複数の抗がん剤の組み合わせによって、従来と比較して副作用も軽減しています。日本では第一選択は外科的手術ですが、欧米では半数以上のがん治療の第一選択として化学療法がとって替わっています。
放射線療法として使われる放射線の主なものは「電子線」「エックス線」「ガンマ線」の3種類です。
「電子線」は文字どおりで電子の粒の流れです。他の放射線と違って電子線はからだの中で、ある一定の深さより奥には入らない性質をもっていますので、皮膚などのからだの浅い部分を治療するのによく使われます。
「エックス線」は主にライナックという装置で発生される放射線で、からだを通過するので、線量を調整しながら治療をします。大きいエネルギーのエックス線は悩や肺、骨など深いところの病気を治療するのに使われ、小さい(少ない)エネルギーのエックス線は、頸部、咽喉や乳房の治療に使われます。
「ガンマ線」はコバルト60という放射性同位元素からでる放射線です。小さいエネルギーのエックス線と同じように使われています。その他、陽子線、重粒子線などが研究段階で使われています。
手術、化学療法、放射線療法も方法に優劣があるのではなく、患者さんの病態と病巣の場所等によって選択されますが、現在では単一の治療ではなくこれらの組み合わせによって治療が行われています。
また、混合診療賛否のきっかけを作った「免疫療法」も全額自己負担ですが、研究が進められ注目を集めています。
最近注目されているのが電磁波を利用したハイパーサーミア(温熱療法)です。
健康保険の適用にもなっていますが、設置医療機関が少なく、患者さんはもちろん、腫瘍治療の専門医の中にも、言葉は知っているが詳細をご存じない医師がたくさんいます。今回は温熱療法とも呼ばれているハイパーサーミア療法について触れてみます。