アトピー性皮膚炎(以下アトピーという)とはギリシャ語で「妙な」という意味です。つまり大昔からある病気です。
アレルギー疾患であり、どのようなアレルゲンによって発症するかということは解明されていますが、いまだに治療法は確立されていません。
数年前までは内科の領域とされていましたが、現在ではアレルギー疾患としての内科系と皮膚状態の改善という意味から皮膚科領域を分離して治療に当たる方向にあります。
アトピー性皮膚炎(以下アトピーという)とはギリシャ語で「妙な」という意味です。つまり大昔からある病気です。
アレルギー疾患であり、どのようなアレルゲンによって発症するかということは解明されていますが、いまだに治療法は確立されていません。
数年前までは内科の領域とされていましたが、現在ではアレルギー疾患としての内科系と皮膚状態の改善という意味から皮膚科領域を分離して治療に当たる方向にあります。
昔からあった病気ですが、食べ物の変化、大気汚染など環境の変化等によって患者さんが急増しています。
出産後まもなく発症する子供や数年経ってから発症する子供、さらには成人してから突然発症する成人型のアトピーなど様々です。
小児性のアトピーは小学生や中学性になったころに自然と治る子供もいます。なぜ治るのかははっきりしていません。これがはっきりすれば治療法も確立するのですが、やはり「妙な」病気といわれている理由なのでしょう。
アトピーによる皮膚の痒みには起きている間はもちろん寝ている間も間断なく襲われます。かきむしることによって皮膚は傷つき浸出液も出てきます。更にかきむしるため雑菌が付着して化膿し、いっそう皮膚表面の状態を悪化させます。
そんな状況を目の当たりにして受診しますが、子供に対する愛情から「あそこの先生は下手だ、一向に良くならない」と医師に不信を持ち、次から次へと医師を変えて行きます。これをドクターショッピングといいます。
しかもステロイドに対する拒否感も強く、次第に民間療法に答えを求め、さらに症状を悪化させるという悪循環を繰り返すというケースが後を絶ちません。
医師に嫌がられるくらい質問し、説明に納得できれば医師と二人三脚で頑張ろうという気持ちを持ってください。その医師と親との信頼関係が患者である子供にどれだけの安心感をあたえることか。これが子供の精神的安定につながり、好転のきっかけになることも少なくありません。
アトピーは治るのかしら…と不安を抱いている人は少なくないでしょう。成人してからのアトピーは厄介とされていますが、小児のアトピーは成長とともに皮膚症状が治る(消失)ケースはあります。
アトピー発症の原因となっているアレルゲンにはご存知のように食品からハウスダスト、さらには化学物質までいくつもあります。現在では検査の精度も向上し、単独のアレルゲンから複数のアレルゲンまで特定できるようになっています。
私(マイドクター編集長)の子供も1歳からアトピーに悩まされ、アレルゲンは牛乳でした。
徹底的に牛乳を除去し、幼稚園でも協力していただきましたが、症状の改善は一向に進みませんでした。ためしに牛乳を少し飲ませると寝ている間にかきむしり布団は血で染まるほどでした。そして牛乳を除去すると、痒さからかきむしりはしますが、出血するほどのかきむしりはないのです。
これはアレルゲンの除去が功を奏しているという実感を持たせてくれました。自然な中での改善法として医療ではない方法を二つ選択しました。ひとつは剣道で幼稚園からはじめ、しっかり汗をかく。
もうひとつは強酸性水を患部に塗布することです。
医師は短期間だけということでその意味も説明し、ステロイド剤も処方してくれました。痒みがひどくなるときだけその薬でしのぎながらというのが治療方法でした。
しかし困ったことは子供の好むお菓子の多くに牛乳(乳脂肪)が入っていることでした。
風呂に入っても寝ていてもかきむしる日は、昼間にそういうお菓子を食べていることもわかりました。臭いも味もしない状態で添加されているだけに、かなり神経を使わされました。
そして毎日毎日剣道の稽古をして(勉強はあまりしませんでした)小学校の3年になると、家族も気がつかないうちに治ってしまっていました。
いまは高校受験で少し勉強する気になってきたようですが、アトピーの辛さから解放されたことを考えると、少々成績が悪くてもまぁいいかという気持ちの今日この頃です。
アトピーの治療に両親や家族が余り神経を使うと、子供はその気持ちをキャッチして親以上にストレスを感じ、アトピーを早く治したいとプレッシャーを受け悪化させることも事実です。
本人にとって精神的に楽な環境を作ることも大きな改善要因のひとつであることを判ってあげてください。
中性がペーハー(pH)7ですが、強酸性水とはペーハー(pH)3以下のものを指します。酸度が強いため表現によっては超酸性水と表すケースもあります。
よく家庭用の浄水器で酸性水やアルカリ水が作れますという表示がありますが、弱酸性、弱アルカリのもので飲用しても健康被害はありませんが、強酸性水は飲用ではありません。
使用材料は水道水と塩を電気分解して作られています。もし飲用しても合成化学物質ではないので、口の中に悪影響を与えたりということはありませんが、下痢をする可能性があります。したがって決して飲んではいけません。
神戸のあるアトピー治療に熱心な医療機関では希望する患者さんに提供しています。また九州のある医師は胃潰瘍を引き起こすピロリ菌を死滅させることを確かめ、マスコミに発表し話題になりました。
さらに5年前には、食事療法を難病治療のベースに取り入れている甲田光雄医師(大阪府八尾市)が、アトピーの子供15人を夏休みを利用して「アトピー夏休み合宿」を行いました。
砂糖(糖分)や肉食を排除し、短期の断食と生菜食療法と強酸性水を組み合わせて2週間の合宿治療を行った結果、ほとんどの子供の症状改善が確認されています。強酸性水は朝1回・夜は風呂上りに1回使用したケースがもっとも効果的だったと、甲田医師からうかがいました。
アトピーの子供は痒みからついつい皮膚をかきむしり傷がついてしまいます。人の皮膚表面は雑菌とカビで覆われているといっても過言ではなく、傷口を消毒して保護するというのも雑菌やカビによって化膿することから守るためです。
化膿そのものは白血球が雑菌やウイルスと戦ったために起こる現象です。しかし雑菌やウイルスが一定量を超えたときには侵入(感染)を防ぎきることができません。その菌やウイルスの種類によっては大変な病気に感染することも否定できません。
そこでペーハー(pH)3以下にすることによって雑菌やウイルスが生きることのできない環境を作って保護をする、というのが医師らが利用したポイントでした。水虫の原因菌である白癬菌も生きることができず、強酸性水で清潔にすることによって繁殖を食い止められます。
ただし強酸性水は薬ではありませんので、アトピーを治したり傷を治療するものではありません。あくまでも皮膚の清潔さを守るということです。
強酸性水が細胞の活性化に役立つという説もありますが、患者さんを迷わす原因になったり受診チャンスを損ねることにもなりかねません。医学的・科学的に証明されていない現状においては、少し信頼性に欠けるものです。
また、強酸性水をアトピー患者さんが皮膚に塗布する場合には、主治医にその旨を報告しなければなりません。主治医にとって皮膚症状の変化の原因を探るための大きな情報にもなるからです。
さらに使っている薬剤との相関関係から、強酸性水の使用を避ける場合や薬剤を変えなければならないことも起こりうるからです。アトピーは医師と二人三脚で数年単位で挑む疾病ですから、医師への隠し事は避けましょう。