エージは朝があまり得意な子ではありません

 毎朝おチビの姿を見つけることは出来ないどころか…

 




ゴハンも見つけたことがありません

「師匠〜〜!!!またうっかり全部たべちゃったんですか〜〜!?」

お皿はピカピカです

 

 

「ん〜〜 も〜〜 にゃ〜〜〜」


エージはいそいそとお外に飛び出して
そうして いかにも 金持ち という家へやってきました

まめもが金持ちの家を知らないのでいかにも金持ちの家しか
かけないのですというか それすらかけてないのです

 

 




そうするとそこには
いかにも 金持ちの飼ってるねこ という ねこがいました

なまえは しゅうすけ

エージのずっとまえからのお友達です

 

 

「いつもごめんにゃ〜〜 師匠うっかり屋さんなんだよ〜〜」

「いいよ気にしないで このカリカリ食べなよ」

最近発売された高級カリカリです。


毎日エージはここに来てゴハンをもらいます

 

 

「ん〜〜 オイシイにゃ〜〜vv いつもこんなの食べてるの〜?」
エージがおいしそうにたべてるのは『ネコちゃんの御用達 まぐろ』です
ロヂャース(吉祥寺店)で1パック88円 かなり高いのです

「ねぇ エージ 君がお世話になってる家ってどこなの?」

もぐもぐ
「ん〜とね〜 おチビと〜 あと 師匠がいる家〜」

「師匠…? だぁれ?」

「ん〜とね〜 カ… カ… カル…」

しゅうすけは その名前に聞き覚えがありました

「ねぇ エージ 僕も師匠とお友達になりたいな」

 

 

「師匠!!! 今戻りました!!!」

元気よく 師匠にただいまの報告です!

 




「師匠! 今日は 師匠とお友達になりたいっていう オレの友達
つれてきました!! しゅうすけ っていいます!!」

「こんにちは (ふじ)しゅうすけです」
『やぁ カル 僕だよ 覚えてるよね…?』

しゅうすけのオーラがなにやら師匠に語りかけます

 

 



過去に一体 何があったのか…師匠は直立不動で動けません

「わぁ!! 師匠 さすがですね! お客様の前では姿勢を正すんですね!」

確執を知らぬはエージばかり
ただその立ち居振る舞いに感心する 天然かぎしっぽ保持者なのでした



その日から師匠がなんだかキョドっているのに 
エージが気付いたか気付かないかはまた次回!!!

 

 

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