「カルピン、これ、今日から一緒に暮らすエージだよ」

仲良くしてやってよ

そうおチビはいいました

「よろしくお願いします!オレ エージといいます!」

エージは礼儀正しく カルピンにごごあいさつしました

『外人さんだ!!!!』

エージはドキドキしました

「それじゃ カルピン ヨロシク」

おチビはカルピンにエージを託しました
ねこはねこ同士、まずはなれてもらおうとしたのです

「ほあーら!!!」

カルピンは 『まかせとけ!』といったのでした

「それじゃ… エージとか言ったな…

オレのことは 師匠 と呼んでもらおうか!?」

「えっ…?? は…    はい 師匠!!!」

おチビが居なくなった途端 態度が豹変(猫ですが)したので
エージはびっくりです。
お友達の不二くんが 確かこんな感じだったので
逆らっては命がない”ことを 感じ取り 素直に従う事にしました

しばらくエージは師匠から 越前家の何たるかを聞かされ
ちょっぴり退屈になってきました。

話してる間にも 師匠の長いしっぽがゆらゆらと揺れています

ふとした疑問がエージの賢いとは言い難いアタマの中を支配しました

「師匠… 師匠のこのしっぽは無駄毛でながいんですか?」

刹那

エージの顔を鋭い痛みがなでました

「にゃぁあああああああああああ」

右へ左へ 左へ右へ

師匠手加減しません

「いたいにゃぁぁぁ にいちゃ〜〜〜ん」

バタバタと走り回るエージを 楽しそうにカルピンが追いかけます

 

「……もう仲良く遊んでる… 単純だね…」

おチビのカンチガイ甚だしく 越前家での生活が始まりますv

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