(551)BCVマスターズ雑感・追記 投稿者:ytori  投稿日:06月05日(月)06時07分09秒 ・中国 邱愛華がほとんど出場せず。李珊がセッター対角に入っていたようだ。 (邱愛華は大丈夫なのか?手の内を隠すにしてはあまり意味がないような気がする) センターは呉咏梅と陳静で、センターが3人いるような布陣。 セッターは4カ国対抗に引き続き何奇、諸韻頴もごく短時間の出場があった模様。 本気度は高そうだが、その割に内容はよくないようだ。 予選ラウンドでは一軍半のロシア (アルタモノワ・ティーシェンコを欠き、さらにゴディナも出場は半分くらい) に一度負けている。数字的には、孫月の決定率が惨憺たる状況。 4カ国対抗の頃から焦りが感じられるという見方はあったが、 思った以上に中国の状態は悪いようだ。 ・オランダ ウェールシンクのサーブ打数が極度に少ない。 すなわち、後衛に回ったときに守備的選手と交代という起用がかなり多いようだ。 ロシア・中国にあっけなく負け、三軍(?)キューバにも結構苦戦するなど、 アトランタ五輪当時の強さではないと思われる。 とはいえ、ウェールシンク・ブリンクマン・ユールマンの高さのある3枚エースの 破壊力は侮れない。 レフェリンクのジャンプサーブもネットインOKで凶悪さ倍増である。 ・イタリア このチームは本番でも変わるところはあまりないような気がする。 もともと選手交代は比較的多いチーム、特にセンターは本番でも レッジェーリ・ガラストリ・ブラガリア・ジョーリの4人を使い分けながら戦うだろう。 ただし、セッター対角がトグットかメロかは流動的だ。 ・クロアチア 98年世界選手権でも守備的起用のあったベテランのアンズロビッチが リベロで使われているようだ。 それにしても、これまでの大会でまずお目にかかったことのないこのメンバーで 五輪予選を戦うつもりなのか? これで五輪出場を狙うと言われたら、本気で怒りますよ。 ・カナダ 恐ろしく弱いチームのようだ(?)。ソーシー一人戻ったからといって どうにかなるというレベルではないだろう。 普通に試合ができれば勝てる・・・と思うが? 全体の印象として、なお波乱含みで最終予選に突入しそうである。 はっきり言って全日本の五輪出場はかなりしんどい、と思わざるを得ない。 (552)初めまして 投稿者:ウラルの青鬼  投稿日:06月08日(木)01時11分00秒 初めまして。 「独断と偏見のページ」からこちらに来ました。 世界バレーの情報等、いろいろと参考になります。 突然ですが、1つ質問があるのです。 かなり前の話で恐縮なのですが、今回のシドニー五輪ヨーロッパ大陸予選で イタリアが3−0でクロアチアに負けたことをこのHPで知りました。 この試合、イタリアチームはほぼベストメンバーで戦ったのでしょうか。 それとも、何らかの理由で主力メンバーを数人欠いた試合だったのでしょうか。 出来ればイタリアが何日目でクロアチアと戦ったのかも教えて頂きたいのですが。 「world&old掲示板」ではRESをいただき、ありがとうございました。 とても参考になりました。 今回、質問の内容が上記掲示板では不相応と判断し、こちらに投稿させていただきました。 (553)Re: イタリア対クロアチア 投稿者:ytori  投稿日:06月08日(木)09時19分02秒 ウラルの青鬼さん、こちらでははじめましてですね。 さて、ご質問の内容について、 イタリア対クロアチアの試合は予選第2日(00/1/5)です。 試合のレポートは手元にないので厳密なことは言いかねるのですが、 集計表から見るところ、イタリアのメンバーで確定しないのは レッジェーリの対角のセンターくらい、 リニエーリ−ピッチニーニ、メロ−カッチャトーリ は欠けた試合はないと思われます。 しかもイタリアの場合、センターはかなり交代がききます。 ワールドカップ後も代表選手を国内リーグに戻さなかったなど、 メンバーの欠けあるいは準備不足は考えにくいでしょう。 留意しなければならないのは、このときのクロアチアは「旧クロアチア」 (=イエリッチ−レト、クズマニッチ−チェブキナ、キリロワ−シドレンコ 簡単のため、旧ソ連出身ベテラン選手の入っていたチームを 「旧」をつけて呼ぶことにします)チームだったこと。 イタリアは肝心なところで 必ずと言っていいほど旧クロアチアチームに行く手を阻まれてきました。 さて、これに少し関連して訂正ですが、 >センターは本番でも >レッジェーリ・ガラストリ・ブラガリア・ジョーリの4人を使い分けながら 今シーズンはジョーリではなくパッジが入るようです。 (554)クロアチアという国 投稿者:ウラルの青鬼  投稿日:06月10日(土)00時55分30秒 レスありがとうございます。 五輪大陸予選では旧クロアチアがイタリアに勝ったということですね。 それにしても今回の「帰化選手制限」、微妙な時期だけに・・・ ただ、この突然のルール変更によって日本は少し楽になりましたね。 話は変わりますが、この事件(?)を知った時、あることを思い出しました。 一昨年の長野五輪で日本チームが大活躍したスキージャンプ競技。 バレーボールと同列に扱うべき問題ではないのかもしれませんが、確か背の高い選手が 有利になるといったルール変更だったと記憶しています。 一時期、マスコミも「強すぎる日本を意識したのでは?」と疑問を投げかけていましたね。 もともとヨーロッパで親しまれてきたスポーツということを考えれば、納得できない こともないのですが。 ただ日本にとって救いだったのは、このルール変更が長野五輪後に行われたことです。 もし五輪前だったら・・・あの感動はなかったかもしれません。 クロアチアという国。ヨーロッパの一部には変わりないのでしょうが、今回のことで 他のヨーロッパ諸国とは違う「何か」を感じました。 クロアチアが必ずしも「強すぎる国」ではないこと、五輪前にルール変更が行われたこと を考えると何となく同情してしまいます。 バーバラ選手自身、95年ワールドカップの時に「私の夢はオリンピックでプレーすること」 と熱く語っていましたね。でも、日本をさしおいて五輪に出場することは許しませんよ(笑)。 (555)Re: クロアチアという国 投稿者:ytori  投稿日:06月13日(火)22時30分37秒 >一昨年の長野五輪で日本チームが大活躍したスキージャンプ競技。 >バレーボールと同列に扱うべき問題ではないのかもしれませんが、確か背の高い選手が >有利になるといったルール変更だったと記憶しています。 正確には、スキー板の長さ制限が、身長+80cm→身長×146% (数字は間違いがあるかもしれない)だったと思います。 その種の話は、別に珍しいことではなくて、同じノルディックスキーの複合では、 ジャンプの比重が下がるような変更が一度ならずありました。 日本が勝ち始めた頃は、ジャンプは3本で高得点2本採用、 ジャンプの得点9点で距離の時間1分(現在は10点で1分)という悠長なルールだった、 と記憶しています。 ただ、帰化選手制限の件は、選手個人の権利と母国側の権利を考えなければならず、 やはり少しレベルが違うと思います。 私の意見としては、帰化選手の制限が何もなかったこれまでが異常であって、 他の国のチームは、帰化選手はほとんどなしで、自国生え抜きの選手で戦っていること、 生え抜きの選手を育てるための時間は十分あったはずということなど考えれば、 クロアチアに同情する気分にはあまりなりません。 ただ、帰化選手制限の是非を全く抜きにして、純粋の一ファンとしての立場で言えば、 旧クロアチア対ベテラン全員復帰オランダ対チャン・ユンヒつき韓国、 なんて大会を見たかったものです。 これが実現すれば、ひょっとすると五輪本戦より面白いですよ。 日本が勝ち抜ける可能性はゼロに限りなく近くなりますが(^^; (ついでに言えば、昔ながらの15点サイドアウト制で ―これだけ大変な大会を全セットラリーポイント制で終わらせるのはもったいない) (556)マリー・ピエルス全仏二冠達成 投稿者:ytori  投稿日:06月13日(火)22時32分11秒 女子バレー最終予選スクランブル態勢突入寸前で、目が回りそうですが、 最終予選が始まったらバレー以外の話はとてもできないので、 とにかく一言書き込みだけしておきます。 今シーズン全豪以降の大きな大会でも何度か準決勝までは進出しているので (そのたびにマルティナに負けていた)、マリーにもチャンスはある、と思っていたが、 まさかここまでくるとは。 マリーは変わった、というのが第一印象。 精神的にも強くなったと思う。 準々決勝はセレス、準決勝はヒンギスとの対戦、いずれも難敵中の難敵である。 どちらの試合でも、マリーは流れをつかめそうでつかみきれない、という場面があった。 準決勝は、マリーがリターンゲームで強打から相手を押しまくり、 マルティナはまともにサービスキープができないという状況で、 第1セット逆転でマリーが奪い、第2セットもマリーが先にブレークしながら、 追いつかれて逆転でマルティナにとられた。 以前ならまず間違いなくがたがたと崩れそうなところ、 それをしのいで最大の難敵を退けて、決勝まできた。 一番すごかったのは決勝の第1セット、これまでのマリーだったら力任せで勝負にきそうなところ、 ドロップショットとか力を抜いたアングルショットとか、 上手い、とうならせるようなプレーを連発して仕留めていた。 ネットプレーも安定感があった。以前なら冷や冷やしたものだが。 決勝の第2セットは、優勝を意識したらしく、立ち上がりから凡ミスが多くなって 流れが行き来したけれども、逆転されそうだと思った場面は一度もなかった。 マリーの延長戦・・・ではなく、試合順としては先 Family Circle Cup 準決勝(4/22) 対セレス 2-0 (6-1, 6-1) 決勝(4/23) 対サンチェス・ビカリオ 2-0 (6-1, 6-0) 準決勝は、とにかくセレスの動きが異常に悪く、 マリーは何もせずに勝ってしまった、という感じである。 試合時間は35分(!)くらい。ただし全仏では、セレスはちゃんと戻っていた。 決勝のサンチェスのほうは、プレー自体はそれほど悪かったと思われないのだが、 アランチャ「らしさ」が出る前にマリーが圧倒してしまった。 あのサーブではマリー相手にサービスキープするのは無理だと思われたが、 アランチャに剛速球サーブを期待できるはずもない。 マリーは恐ろしく強い。これほど強いマリーを見たことない。 強打だけでなく角度をつけて相手をコートの外に出すショットが絶妙で、 とうてい付け入る隙がなかった。 とにかく、ミレニアムバージョンのマリーは、これまでとはちょっと違う。 (557)帰化選手制限問題再び 投稿者:ytori  投稿日:06月13日(火)22時41分02秒 帰化選手制限に関して、ここで、無期限の制限ではないらしい、 という話が出てきました。 出所はJVA(JVAのWebページおよびVクラブ会員に配布されたパンフレット)です。 JVA(日本バレーボール協会)のページから引用します。 (JVAホームページ→五輪予選→クロアチアチームのページとたどる) 「他国からの移籍選手は正当な手続きを完了した2年後から出場可能となり、 それ以外は1名のみしか出場できない」 つまり、この文を読む限りは、移籍手続きが認められて2年を経過すれば、 自由に出場できる、と解釈できる。 期限を限ってというのと無期限の制限ではあまりにも大きな違いで、 私のところにきたパンフが間違いだらけの代物なので、最初は信用できなかったのですが、 クロアチア代表として出場する選手の噂と絡み、どうも気になったので書きます。 他の競技でも、国籍を変更して(あるいは移籍手続きが行われて) 2年間の出場制限、というのはよくあるので、 これが本当だとすれば、内容的には妥当ではないかと思う。 しかし、まず問題なのは、プレスリリースにはどこにも書いてないことが いきなり出てきたことである。FIVBの4月14日付のプレスリリースには、 どこをどう読んでもこんなことは書いてない。 プレスリリースからは、帰化選手を1チーム1人に制限する、としか読めない。 また、このような規定があるとすれば、旧ソ連からクロアチアに帰化した4選手は これまで「正当な手続き」を行っていなかったのか、という疑問が出てくる。 行っていないことになるのだろう、というより、 帰化選手制限の規定ができる以前は移籍手続きの規定もなかったのだろう。 (クロアチアにとって大きな痛手だ、というからにはそうなのだろう。 クロアチア国籍に変更したと同時に移籍手続きが行われていたというのなら、 今回のクロアチアのケースは事実上無意味である) しかし、そうだとしても、規定されていない手続きをできるはずもないわけで、 その手続きをしていないことを理由に出場を制限するとなれば、 「不可遡の原則」に抵触することになる。 千葉すずの件で出てきた「スポーツ仲裁裁判所」に訴えてもいいくらいだ。 また、移籍手続きから2年という規則(本当にあるのか?)とは関係ないが、 細かい話を議論すると、プレスリリースを読む限り、 帰化選手は登録も1人しかできない、と思われる。 しかしクロアチアのチームの登録メンバー(18人まで)には、 旧ソ連(ロシア)4選手のうちシドレンコを除く3人がエントリーされている。 もう一つ言えば、これはまだ問題にはなっていないが、 「制限の対象となる帰化選手」の範囲についても、厳密な規定が必要で、 細かい場合を想定すれば、きりがないくらいである。 要するに、これだけ重要な規則について、プレスリリースにない条項がいきなり出てきたり、 解釈の曖昧さが残るような書き方だったりしては困る、ということだ。 このあたりの詰めのいい加減さからして、結論が先にありき、 細部をきちんと検討せずに五輪直前に駆け込みで決めた、ということがうかがえる。 (558)東京駅出征 投稿者:ytori  投稿日:06月16日(金)20時46分32秒 本日東京駅まで自転車で出向き、「サポーターズステーション」に行って参りました。 非売品の大会パンフをゲットした後、アンケートに答えて、うちわを頂きました。 ここで配布されているパンフは、なかなか内容充実ですよ。 世界のバレー事情に詳しい人ならだいたい頭に入っている内容ですが、 大会前に対戦国のツボをおさえておくにはちょうど適切と思います。 ただし、やたらと「美人選手」を連発するのはTBSの本領発揮というところ。 (TBSのミーハー度の高さと「美人」の基準のいい加減さは、世界陸上で証明済み) 東京駅まで往復は普段の通学で走る距離の倍くらい。久しぶりによい運動になりました。 気分的にもいよいよ臨戦態勢。 今日は疲れたので、愛機のマリアともども、早めに寝ることにします。 (559)初めまして 投稿者:P  投稿日:06月16日(金)23時59分30秒 背の高い女性とバレーボール観戦が大好きなPといいます。 初めまして データベースすばらしいですねえ。本当に良く調べているので頭が下がります。 女子バレー最終予選はニッポンを応援するつもりです。 日本にも190代の選手がいるといいのにね。 ニッポンチャチャチャ ではではまた寄らせていただきます。 (560)イタリア10連続ブレーク!大逆転勝利 投稿者:ytori  投稿日:06月17日(土)12時13分28秒 ITA - NED 3 - 2 1st 22 - 25 18 min. 8-5 15-16 17-21 2nd 19 - 25 18 min. 4-8 11-16 17-21 3rd 25 - 19 19 min. 8-5 16-12 21-16 4th 25 - 23 23 min. 8-7 16-14 18-21 5th 15 - 4 9 min. 5-0 10- 0 12- 2 Total 106 - 96 1 h. 27 min. スタメン(第1セット) オランダ: ウェールシンク−ブリンクマン、ユールマン−フィッセル、レフェリンク−フレデルス イタリア: リニエーリ−ピッチニーニ、レッジェーリ−ブラガリア、メロ−カッチャトーリ 試合開始直後は、オランダの動きが悪く、ミスが出てイタリアに先行を許す。 しかし、オランダはセンター線の速攻でしのぎ、そして14-13イタリアリードで レフェリンクのサーブで2ブレークしたあたりから流れが変わる。 ここからウェールシンクにボールを集め、それがほとんど決まった。 フレデルスの意図が感じられるトス回し。 セット終盤はオランダにブロックも相次ぎ、オランダが逆転。 第2セットにかけて、イタリアはサーブレシーブが全体的に極度に悪く、 コンビがあわない場面も続出する。 第3セット、イタリアはセッター対角にメロに代えてトグットを投入。 トグットは日本の水に当たったということで体調が悪いらしく、 1,2セットはほとんどベンチだったが、そのトグットが結局イタリアを救うことになる。 イタリアが流れをつかんでいるとは思われないが、 オランダに少しずつミスが出るようになりイタリアがリード。 オランダは終盤は次々と選手を交代、様子見の感もあった。 第4セット、どちらも流れをつかみきれず、中盤までは接戦。 先に抜け出したのはオランダだった。レフェリンク・ウェールシンクのスパイクで20-17とリード。 しかし、この後オランダにミスが出てイタリアが21-21同点に。 この後、オランダは2枚代えを敢行。しかしこれがかえって悪く、 22-22からピッチニーニのスパイク、スターレンスのスパイクミスで2ブレーク、 イタリアがセットポイント。24-23からピッチニーニが決めてフルセットに。 第5セット、イタリアは第3セット以降投入されたトグットを最初のサーバーに起用。 これが大当たり、ブラガリアがユールマンの速攻を止め(第4セットまでほとんど決められていた)、 トグットのサービスエースが出たところから流れは一気にイタリアへ。 この後も、リベロのサーブレシーブが悪いと見たトグットが狙い打ち、 図星のサーブレシーブミス連発。 イタリアはブラガリアのブロードが次々決まり、 センターの速攻もウェールシンクのバックアタックも両方シャット、・・・ で10連続ブレーク、なんと10-0。最後もトグットが決めて15-4。 イタリアはかろうじて勝ったものの、第1,2セットを見ると、かなり付け入る隙はありそうだ。 今大会リベロで起用されたde Tassisのサーブレシーブが今ひとつ。 対イタリアでは、一方的にやられる可能性がある一方、あっけなく勝てる可能性もありそうだ。 オランダは、第4セットリードした場面でサーブミス、そして選手交代の失敗と、 突き放すべきところで突き放せなかったのが致命傷だった。 ただし、見る限りかなり(イタリア以上に)やっかいな相手であることは確かで、 一筋縄では行きそうにない。 (561)クロアチア、1セットへの果てしない道のり 投稿者:ytori  投稿日:06月17日(土)14時01分38秒 KOR - CRO 3 - 0 1st 25 - 16 16 min. 8-5 16-10 21-12 2nd 25 - 18 19 min. 8-7 16-13 21-16 3rd 25 - 20 22 min. 5-8 16-15 21-18 Total 75 - 54 57 min. クロアチアはとにかく半端でなく弱い、というのが第一印象。 試合展開を議論する以前の問題で、全くチームになっていない。 ワールドカップでも同じことを書いたが、当時のリヒテンシュタインのほうが百倍はましである。 ただ、一言だけいっておくと、意図は感じられる。 両レフトを使わなくていいときはなるべくセンターかライトに持っていこうとしている。 新セッター・グリゴロビッチのためには(ベスナでもない)、 1試合とはいわない、せめて1セットくらいとって帰ってほしい。 こんな大会でいきなりトスを上げろと言われて、それで全部ストレート負けでは、 それこそバレーを続けられなくなるかもしれない。 去年のワールドカップのチュニジアよろしく、 1セットを目指す果てしなく遠い道のり、という感じだ。 韓国は、チャン・ユンヒに代わるエースとしてチョン・ソンヘが入っている。 ほかには従来と代わったところはない。 そのことによる戦力ダウンがどの程度なのかは、今日の試合ではわからない。 とにかく相手が弱すぎる。 守備の安定感とうまさは相変わらず抜群である。