CHN - CAN
3 - 0
1st 25 - 18 21 min. 7-8 16-11 21-16
2nd 25 - 13 20 min. 8-4 16- 8 21- 9
3rd 25 - 13 18 min. 8-5 16- 9 21-12
Total 75 - 44 59 min.
中国: 孫月−王麗那、呉咏梅−陳静、李珊−何キ
カナダ: ケリー−ラマーレ、エクスネール−ミッシェル、ラウ−プリビロバ
点数としては大差が付いたが、点差ほど力の差は感じられなかった試合である。
というより、前の試合があまりにもひどすぎただけに、
よりいっそうカナダがまともなチームに見えたのだろう。
カナダは思ったよりよく拾うし、サーブが効いている。
第1セットと第3セットの序盤には、中国がサーブレシーブミスを続ける場面があった。
第2,3セットになると、孫月の落差の大きいフローターにカナダが崩され、
大量のブレークを許して大差がついた。
また、お互い拾うのだが、ラリーが続いて結局中国というパターンも多かった。
しかし内容としては、クロアチアよりずっといい。甘く見てかかるのは危険である。
中国は第3セットは王麗那を温存し殷茵を入れる余裕を見せた。
孫月は、速い攻撃はシャープなのだが、二段トスを打つとなると往時の力ではない。
フェイントでかなり逃れていた。
JPN - ARG
3 - 1
1st 30 - 32 29 min. 8-3 16-14 21-19
2nd 25 - 17 20 min. 8-5 16-13 21-15
3rd 25 - 22 23 min. 8-5 16-14 21-19
4th 25 - 14 18 min. 8-2 16- 7 21-11
Total 105 - 85 1 h. 30 min.
日本は極めて不安が残る内容。
特に、第1,3セットは、サーブレシーブの乱れがあまりにも多すぎ、
竹下を中心とした速くて緻密なバレーなど、あれでは絵に描いた餅である。
試合展開としても、少し離したかと思えばすぐ追いつかれる、この繰り返しで、
詰めが甘いことおびただしい。
第1セット、満永のサーブで崩し6連続ブレーク(エース2)、
11-3リードと最高のスタートを切ったと思われながら、
早くも問題を露呈する。満永がサーブということは竹下が前衛。
両エースに竹下のところを狙われた。
それは当然として、これにサーブレシーブの乱れが絡むからことがやっかいだ。
満永のサーブの後の2ローテでアルゼンチンが5ブレーク、展開も風雲急を告げた。
ウェールシンク・ブリンクマンなら、ここを徹底的につくだろう。
サーブの威力もおそらくオランダのほうが上回るだろう。
第1セットは、内容も悪かったがとられ方も最悪だった。
第3セットも、センターに走り込む攻撃が読まれワンタッチをとられるようになり、
21-19日本リードからサーブミス、スパイクミス2本で日本が3連続失点。
このときは、第1セットの悪夢の逆転を思い起こした。
大会全体を見れば、当然ストレートでとらなければならない相手、
しかし内容としては、勝ててよかったというほど。
第3セットを持っていかれたら、どうなるか本当に見当がつかなかった。
大会前は、何とかなるのではないか、というのが大方の見方だったと思うし、
私も漠然とそう思っていた。
しかしこの試合で、これは本当にまずい、という不安が急に出てきた。
老練なオランダに、あの程度のフェイクがいつまでも通用するとは期待できない。
試合に敗れはしたものの、アルゼンチンが変わったのは確かだ。
前年のワールドカップ(あるいはBCVマスターズ、ワールドグランプリなど)
と比べて、最も成長したのは間違いなくこのチームである。
個人の成長もそうだが、チームとしての成長が強く感じられる。
サーブレシーブの乱れから失点する場面が格段に減り、
スパイクレシーブもよくなっている。一つ一つのボールの精度が違う。
特に、第1セットのデュースでは、レシーブが乱れる場面は全くなかった。
セッターのラマスも安心して見ていられる。
昨シーズンのナポリのチーム(イエリッチ・ベルティーニ・レト)では
大船に乗った気分でトスを上げられたはず。
レギュラーで使われたのはシーズン後半だけだったが、それでも大きく成長したと思う。
セリエAでの活躍で成長したところを見せてほしい、
と実は密かに期待していたのだが、その期待には十分応えられるようだ。
昨年と同じチームだと思って戦えば、間違いなく泣きを見る。
同系のイタリア・オランダとの対戦では、ひょっとするとひょっとするかもしれない。
そして2年あるいは4年先には、今のイタリアよりも手強くなる可能性も十分ある。
本日の結果、大会の焦点はほぼ1試合に絞られたと思われる。
すなわち日本対オランダ戦。この試合で勝ったほうが、最後の五輪切符をほぼ手にする。
中韓はやはり安全圏、イタリアも本日の勝利で五輪出場にかなり近づき、
オランダと日本がまさにボーダーライン。
しかし、1試合が全てというのでは大会が面白くないから、
アルゼンチンあたりにかき回してほしいのだが。
CHN - NED
0 - 3
1st 22 - 25 22 min. 8-5 16-13 18-21
2nd 20 - 25 24 min. 7-8 11-16 18-21
3rd 20 - 25 23 min. 4-8 12-16 17-21
Total 62 - 75 1 h. 9 min.
スタメン: 両チームとも昨日と同じ
試合開始こそ、中国が何キ・孫月のサーブで崩し4ブレーク。
しかし、8-5中国リードのTTO明け、オランダサイドアウトの後、
ユールマン・ブリンクマンのスパイク、フィッセルのサービスエースで、
あっけなく逆転。雲行きは一気に怪しくなる。
中国は12-11先行で迎えた孫月のサーブ順で再び崩し、2ブレーク(エース1)。
しかし16-13からのTTO明け、フィッセルの速攻で切られた後、
ウェールシンクが全く同じ軌道で李珊を襲う連続エース、同点。
17-17から中国ホールディング、レフェリンクの見事なコンビのバックアタックでオランダ逆転。
さらに、守備固めのために李珊に代えて入れた巫丹までブリンクマンのサーブをそらす。
22-19の場面で微妙な判定、しかし孫月をシャットしたボールはコートの中。
そして直後にフレデルスのネットインエース。オランダセットポイント。
孫月がここで意地を見せ、スパイクで切った後サービスエース。
さらにレフェリンクを王麗那がシャットし24-22。
しかし、ここでオランダタイムアウトの後、その孫月がサーブをミスして25-22。
第2セットも、開始直後は第1セット同様孫月のサービスエースなどで中国が先制するが、
中国のコンビが合わずシャットされ、ブリンクマンに立て続けに決められるなど、
7-6とすぐに逆転される。10-9からはオランダの多彩な攻撃が次々決まり、
レフェリンクにサービスエースも出て3ローテ連続ブレーク、16-11まで差を広げられる。
17-13から、相手のサーブレシーブを乱しダイレクトスパイク、
長いラリーから孫月のスパイクが決まるなど、中国に流れが来るかと思われた。
しかし、ここをユールマンの速攻で切られた後、2枚替えで入っていた桂超然が
シャットされ、さらにユールマンの速攻、2ブレーク。
21-18から、李珊のブロードがシャットされ、フレデルスにサービスエース、
このセットも決定的になる。最後はレフェリンクが決めて25-20。
第3セットは、第2セット終盤から王麗那に代わって入った殷茵のスパイクミス、
オランダ3枚エースのスパイクなどで、序盤からオランダ8-4とリード。
9-6から、長いラリー、緊迫した拾い合いの末、孫月がウェールシンクのバックアタックをシャット。
しかしこの場面にしても、オランダがここまで拾うか、というプレッシャーのほうが強かった。
さらに、呉咏梅に鋭く落ちるノータッチエース、
ユールマンの速攻もシャットされ、中国同点とした。
しかしブリンクマンに切られた後、孫月、陳静が続けてシャットされ、
レフェリンクにフェイントを決められ、3連続ブレーク。
せっかく追い上げても直後にすぐに連続失点、中国は流れが悪すぎる。
この後、19-16からピンチブロッカーで入れたオーセル(#6)が孫月をシャット、
22-18からは同じくピンチブロッカーのスターレンスがスパイクを決めるなど、
オランダは選手交代もことごとく吉と出る。中国は万策尽きた。
最後はウェールシンクが決めて、25-20。
オランダは恐ろしく強い。言うことがない。攻撃も守備も完璧。
昨日の第2セットまで、あるいは今日の出来からすれば、
とてもではないが日本がかなう相手でない。
一方、中国は、サーブレシーブが乱れる場面が多い。
全体的にコンビに切れ味がなく、タイミングが合わない場面もしばしばあった。
このあたりは立て直しできるとしても、もう一つ深刻なのは、レフトの決定力不足。
孫月の二段トスを打つスパイクに往時の威力は全くない。
ことごとくワンタッチをとられて拾われていた。
まずオランダの強力な武器はセンターの速攻である。ユールマンとフィッセル。
高さ・スピード・コース全てよし。
切れ味は今大会8チーム中最高で抜群の決定率を誇る。
フレデルスは、ブロックをセンターに引きつけておき、
バックライトに速いトスを上げるというパターンを好んで用いる。
センターが決まっているからブロックはことごとく振られるのだ。
サーブについては、レフェリンクのジャンプサーブが注目されがちだが、
実はウェールシンクをはじめとする重いフローターが非常に厄介な代物だ。
対策としては、まず相手のサーブレシーブを乱してセンター線を封じること。
攻撃面では、速いトスで左右への動きを多くしてブロッカーを振ることだろう。
そのためには、サーブレシーブが完璧に返らないと話にならない。
とはいえ、書くのは簡単でも、実際にできるかと言えばとてつもなく難しい。
中国のサーブも決して甘くはない。
孫月、呉咏梅をはじめとして、大きく落ちるサーブを多用する。
ところが、これがオランダにはほとんど効かない。
もちろん、中途半端なジャンプサーブではもっと意味がない。
連中はジャンプサーブを受けることにはアジア勢よりはるかに慣れている。
また、オランダは欧州勢の中ではコンビバレー指向が非常に強いチーム、
ブロックも左右に振られにくい。
中国戦でも、コンビが完璧にあっていれば仕方ないとして、
少しでもタイミングがずれて甘いボールになればことごとくワンタッチをとっている。
KOR - ITA
0 - 3
1st 10 - 25 17 min. 3-8 7-16 9-21
2nd 24 - 26 25 min. 7-8 12-16 19-21
3rd 26 - 28 27 min. 7-8 16-13 21-20
Total 60 - 79 1 h. 9 min.
スタメン
韓国: ク・ミンジョン−チョン・ソンヘ、チャン・ソヨン−パク・スジョン、
パク・ミキョン−カン・ヘミ
イタリア: リニエーリ−ピッチニーニ、レッジェーリ−ブラガリア、
トグット−カッチャトーリ
前日はベンチでのスタート、第3セットから登場し流れを変えたトグットがスタメン。
韓国は前日と同じ。
皮肉にも、今日の試合で、中国はアジアの盟主なのだということがはっきりした。
中国が負けることは、他のチームが負けるのとは意味が全く違う。
その中国があれほど簡単に敗れた。しかも、ランクでは今大会で下半分のオランダ相手である。
韓国がこの試合を見ていなかったはずはない。その韓国も、真っ青になったと思う。
オランダがとてつもない強敵という意味でももちろんそうだし、
ほかのチームの星勘定も含めて計算が全く狂ってしまう。
第1セットは、技術的云々以前に、その衝撃がありありとうかがえた。
全てが狂っていた。昨日の流れるようなボール回しは全く姿を消していた。
第2セットも、韓国らしい速い攻撃、よいレシーブが徐々に出てくるものの、
それがなかなか続かない。逆にサーブレシーブのミスやそのほかのミスも多く、
イタリアに常に先行を許す。韓国はチョン・ソンヘの孤軍奮闘でかろうじて追い上げ、
23-22からピッチニーニを止めて同点とするも、
最後もサーブレシーブがダイレクトで返ってしまい沈められた。
第3セット、ようやく韓国らしいバレーが続くようになり、
クイックを止めたり、イタリアのスパイクミスなどで韓国が先行。
しかし、この試合を通して、イタリアは韓国の速い攻撃に対し
レシーブもブロックもよくついている。
途中17-13韓国リードの場面があったものの、次第に追い上げる。
19-18韓国リードからのイタリアのナイスレシーブの連続は圧巻で、
最後ピッチニーニが決めたときは、思わず「すごいポイントだ!」と声が出た。
そして、22-22からク・ミンジョンを2本続けてシャット、ついにイタリアマッチポイント。
23-22の場面では、サーブを前に落とし見事に速攻を封じた。
24-23から、韓国はレッジェーリの速攻を拾い、チャン・ソヨンが決めてデュースへ。
しかし25-25から、パク・ミキョンのライト攻撃がアウトしたのが痛かった。
韓国はチャン・ソヨンでかろうじてしのぐ展開が続く。
27-26の場面、そのチャン・ソヨンが後衛に下がったところで、
果たして、パク・スジョンのブロードがピッチニーニにシャットされた。
イタリアは、勝った瞬間喜びを爆発させた。
それもそのはず、オランダ・韓国と難敵を続けて下し、
五輪出場当確一番乗りと言ってよい。
2年前の世界選手権ではたびたび見られた場面だが、これを見るのは久しぶりだ。
昨日、イタリアはサーブレシーブが崩れる場面が目立ったが、
やはりそれはオランダのサーブが走っていたゆえであったと言えそうだ。
アジア勢のサーブの威力で乱すことは、なかなか難しい。
今日はピッチニーニがスパイク・サーブ・ブロック全てで活躍。
リニエーリも強打と移動攻撃の両方に威力を発揮した。
昨日は途中で下げられたメロが、今日は第3セット途中から入り、
何度か鮮やかにコンビを決めたのも、流れを変えた。
そして、この2試合が連鎖して、日本にさらに重くのしかかる。
日本の計算としては、相手にデータのない竹下を使い、
高さはなくても速くて正確なバレーで、欧州勢の守備を寸断する、
という構想を抱いていたはずだ。
ところが、前日、ターゲットのオランダ・イタリアと同系のアルゼンチン相手で、
そのもくろみはほとんど外れていた。
のみならず、オランダ・イタリアを倒したとしても、
中韓に負ければ星勘定として意味がない、という状況に追い込まれてしまった。
日本としては、中韓のどちらかに勝つことが五輪出場の必須の要件となりそうだ。
昨日・今日の試合の意味合いも、さらに重いものとなる。
本日の第3試合、新生クロアチアが少し目先を変えたところで、
アルゼンチンも発展途上のチームだけに簡単に崩れてしまった。
ではそのアルゼンチンを、日本は昨日なぜ崩せなかったのか。
ところで、ストレートで試合が終わって、なぜ試合と試合の合間が30分しかない??(第2試合まで)
まともな書き込みをする時間がない。
CRO - ARG
3 - 0
1st 25 - 19 18 min. 8-5 12-16 21-19
2nd 25 - 15 19 min. 8-4 16- 8 21-10
3rd 25 - 12 15 min. 8-2 16- 8 21-10
Total 75 - 46 52 min.
スタメン
クロアチア: バーバラ−レト、ユルツァン−リマッツ、シスコビッチ−グリゴロビッチ
アルゼンチン: コスタグランデ−コンデ、レ−ミューラー、アンサルディ−ラマス
両チームとも前日と変わりなし。今日はチェブキナは第1セット途中から出場した。
試合開始直後、ユルツァンがコスタグランデ・アンサルディを続けてシャット。
バーバラにもブロックが出る。
アルゼンチンはトスがネットに近すぎ、高いブロックから逃げられない。4-1とクロアチア先制。
一方クロアチアは、リマッツで3本続けて切るなど、前日とうって変わって落ち着いたスタート。
ところが、9-7からユルツァンのブロードが止められたところから流れが変わり、
レトも止められ、さらに事実上サービスエース2本など、5連続ブレークで
12-9とアルゼンチンが逆転。13-11からはコスタグランデの連続エース。
前日と同様、クロアチアはこのままずるずる負けるかと思われた。
しかし、ここからレトが前日同様うまさを見せて、スパイクを次々決める。
バーバラもバックアタックを決めるなど、19-18とクロアチアが逆転。
そして、20-19からまずコスタグランデを止めた後、アンサルディに2本、
コスタグランデにも1本スパイクミス。みすみす点をクロアチアにやってしまう。
最後はバーバラが決めて、最後は5連続ブレークでクロアチアが逆転でとる。
第2セットもセンターのリマッツのブロックがさえ、
グリゴロビッチも要所要所でセンター線を使う落ち着いたトス回し。
クロアチアが8-4とリード。11-6からは、アルゼンチンにスパイクミス連続、
さらにレトがリベロを襲う連続エースで、4連続ブレーク、ワンサイドゲームとなる。
17-9からもアルゼンチンにミスの連続で3連続ブレーク。
この後、シスコビッチを襲うコンデの連続エースがあったものの、
最後はレトが決めて25-15クロアチア。
第3セットも開始直後からアルゼンチンはミスが続き、
逆にクロアチアにはライトのシスコビッチを使うなど、5-0クロアチアリード。
終盤はバーバラのジャンプサーブでアルゼンチンを崩し、
バーバラ自らバックアタックも決めて3連続ブレーク。
このセットも最後はレト、何と25-12のダブルスコア。
はっきり言って、アルゼンチン自滅、という試合。
スパイクミス・サーブレシーブのミスなどがあまりにも多い。
アルゼンチンは前日いい試合をしただけに、もったいない。
センター線を上手く使えばクロアチアのブロックなど難なく振れるし、
クロアチアのサーブレシーブははっきり言ってでたらめな代物だから、
前日のような落ち着いた試合をすれば、このクロアチアに負けるはずはない、と思ったのだが。
ただ、イタリア・オランダなどのチーム(したがって同系のアルゼンチンにも)
言えることは、裏ではデータを駆使しているバレーである。
その観点では、前年までのクロアチアのデータは役に立たないかもしれない。
昨日も一言だけ書いたけれども、今大会のクロアチアは、
グリゴロビッチを育てようという意図が強く感じられる。
センター線の多用をはじめとして、攻撃の幅が非常に広がっており、
前年ワールドカップでの両レフト一辺倒の攻撃とはまるで違う。
フル代表初登場のグリゴロビッチの頑張りは、驚きに値する。
バーバラにしても、単に今までのようにオープントスを打つのでなく、
センターに走り込んだり打つコースを変えたりしている。
欧米勢の守備は、システム+データの守備である。
クロアチアにさらに好意的な見方をすれば、
もともと苦手意識のあるアジア勢との対戦(特に中韓)は捨てて、
データのない新セッターの起用で欧米のチームの守備を寸断しよう、と考えたのかもしれない。
日本としても、まず攻撃に惑わされないことである。
いくらでも穴があっていくらでも連続得点できる相手だから、
そうすれば必ず勝てるはずである。
KOR - ARG
3 - 0
1st 25 - 20 21 min. 8-5 16-11 21-13
2nd 25 - 18 21 min. 8-3 16-12 21-17
3rd 25 - 20 23 min. 8-7 16-12 21-14
Total 75 - 58 1 h. 5 min.
スタメン
韓国: チャン・ソヨン→ク・ミンジョン→パク・スジョン→キム・ミジン
→チョン・ソンヘ→カン・ヘミ
アルゼンチン: ヘルマン→コンデ→ミューラー→ラマス→コスタグランデ→ミルデンベルヘル
韓国は、前日までのパク・ミキョンを休ませ、キム・ミジン(#11)を先発。
キム・ミジンはセンターで、パク・スジョンをライトに回した。
アルゼンチンも、センターのレに代わりミルデンベルヘル(#17)、
セッター対角のアンサルディに代わりへルマン(#10)が先発。
結果としては順当だが、この試合も、アルゼンチンの自滅という印象が強い。
韓国は満足のいく勝ち方とは言えそうにない。
相手のサーブミス、スパイクミスに助けられた部分があまりにも多い。
韓国は、サーブレシーブが乱れ、エースを食らう本数がかなり多かった。
それ以上に不満を残したのは、二段トスになったときのアタッカーの対応である。
高いブロックから逃げようとしているのだが、
それが中途半端で上から押さえ込まれる場面が目立った。
ITA - ARG
3 - 0
1st 25 - 21 20 min. 6-8 16-12 21-19
2nd 25 - 22 24 min. 8-4 16-14 20-21
3rd 25 - 18 19 min. 8-7 16-11 21-15
Total 75 - 62 1 h. 3 min.
この試合、中国・韓国戦に比べれば、イタリアの集中力はやはり6,7割くらい。
サーブミス、アタックミスも多かった。
一方アルゼンチンのほうは、ここ2試合に比べれば大幅にミスが少なくなった。
1,2セットと、中盤までにいったんイタリアがリードしながら、
それを追い上げられ接戦となった。
大味な打ち合いにイタリアがつきあってしまったという印象もあった。
第2セット、イタリアはフェイントが効を奏し、序盤12-5と大量リード。
ところが、カッチャトーリのトスがしだいに低いほうにぶれて、
アタッカーが連続ミス、コスタグランデに打ち返されるなどで、13-13と同点。
この後、イタリアはサーブミスもしながら、サーブでコスタグランデを執拗に狙う。
しかし、「どこでさわったかよくわからない」ネットタッチの判定で、
20-21とついにアルゼンチンリード。しかし、スパイクとレシーブですでにがたがたの
コスタグランデはこの後全く決まらず、アルゼンチンにミスも出て、
25-22とイタリアが一気に逆転、セットを奪う。
第3セットにいたり、コスタグランデはひざががくがくという状態で
ジャンプも極端に下がる。コスタグランデをつぶしてイタリアの勝ち。
番狂わせに次ぐ番狂わせのこの大会だが、また大変なことが起こった。
この大会、本当に何が起こるかわからない。全く先が読めなくなってきた。
クロアチアには失うものは何もない、
おそらくその気持ちが、大番狂わせを引き起こした。
CRO - NED
3 - 2
1st 16 - 25 17 min. 3-8 8-16 13-21
2nd 25 - 18 16 min. 8-5 16-11 21-16
3rd 20 - 25 19 min. 6-8 11-16 14-21
4th 25 - 22 21 min. 5-8 16-13 21-18
5th 15 - 10 11 min. 5-3 10- 7 12- 9
Total 101 - 100 1 h. 24 min.
試合前半、クロアチアのセンター線の働きは最悪だった。
これまで2試合、落ち着いたトス回しをしていたグリゴロビッチが、
両エース一辺倒という最悪のパターンをやったせいもあるだろう。
一方、オランダのセンターはスパイク・ブロックとも快調。
第2セットこそ中盤までオランダのスパイクミスが続出したためクロアチアがとるも、
第4セット前半まではほぼオランダペースの試合。
ところが、第4セット中盤から、オランダの速攻が少なくなった。
バーバラとレトしか打ってこないクロアチアに対し、
うちもすごいエースがいるんだぞ、と言わんばかりの勝負をしてきた。
(日本戦でもその傾向があったのだが)
しかし、しだいに両エースにブロックの的が絞れてきて、
ワンタッチをとってつながれる場面が多くなり、
オランダのサーブレシーブのミス、そのほかの乱れも絡んでクロアチア逆転。
最終セット、バーバラのスパイクとレフェリンクのスパイクミスなどでクロアチアが序盤リード。
中盤、バーバラ・レトが相次いで止められ、7-7同点。
しかしここで思わぬラッキーガールが登場する。
これまでほとんど活躍のなかったセンターのリマッツが、
最終セット後半だけでウェールシンクを3回、レフェリンクを1回止めた。
最後はバーバラのスパイクがオランダコートに突き刺さり、15-10。
イエリッチ対ウェールシンク、両チームのエースの壮絶な果たし合いの末、
散ったのはウェールシンクだった。
しかしこれは、クロアチアと戦う際には一番やってはいけないことだ。
これもオランダの自滅という試合である。
ただし、自滅と言っても、目に見えるミスをしたわけではない。
前年ワールドカップで、クロアチアが日本との対戦の第1セット、
両エースにボールを集中させたために、終盤に次々ミスしたりシャットされたりして
20-13から逆転を許したということがあったが、
同じことをこの試合でオランダがやってしまった。
KOR - CAN
3 - 0
1st 25 - 15 21 min. 8-7 16-10 21-14
2nd 25 - 18 21 min. 8-7 16-11 21-15
3rd 25 - 17 25 min. 6-8 16-10 21-14
Total 75 - 50 1 h. 7 min.
前日も高いブロックへの対応に強い不満を残したが、
この試合も韓国の動きは今ひとつ緩慢。
特に第1セットは、カナダのサーブミス、ラリー中のミスに助けられたセットだった。
一方カナダは、韓国の攻撃を全体によく拾う。
特にどのセットも序盤は速い攻撃にもついていっている。
第3セット、ラマーレがスパイクで5得点の猛ラッシュをかけ、
カナダはサーブミスを連発しながら8-6リードでTTOを迎えた、そのときのこと。
ラマーレが着地した瞬間に左足を思い切りひねった。思わず目を覆いたくなるような場面。
ラマーレは立ち上がることさえできず、担架に乗せられ退場。
この試合、もともとエースの片方のケリーがほとんどつぶれており、
得点はラマーレに極度に偏っていた。そのラマーレが抜けた穴は埋めようがなく、
TTO明けで韓国がセンターミッシェルの速攻を止めたところから6連続ブレーク。
ラマーレのけがは非常に心配される。
北米大陸随一の大砲だけに、選手生命に影響を及ぼすけがでないことを願う。
はじめまして。
僕はバレーにはそれ程興味ないのですが、最近イエリッチ選手をテレビで見て虜になってしまい
ました。彼女は僕の理想の女性です。そこで教えて頂きたいのですが、ファンレターとか出す
なら何処に出せばいいのでしょう。また彼女は英語を理解するのでしょうか。
はじめまして。
僕は特別イエリッチ選手やクロアチアの選手、バレーボールファンという訳ではないのですが
http://www.zakzak.co.jp/top-xus/top2000062407.html
こんなのを見つけたのですがこの中でイエリッチ選手の顔が間違っていると思うのですが
だとしたらこの人は誰?かご存知でしょうか。
なんか気になってしまったのでこちらの方であればご存知かなと思うのでもしご存知でしたら教えてください。
日本対クロアチア クロアチアが勝ちましたね
イエリッチの決定率はさほど高くなかったけど
日本2セット連取にもかかわらずフルセットでクロアチアの勝ちでした
日本を応援するはずがイエリッチを見たら非国民モードになってしまいました。
確かにイエリッチはあってますけど写真はイエリッチ・ベスナです。
Pさんへ
ご挨拶が遅れてごめんなさい。どうしても観戦記を書くのに追われるもので。
お褒めいただきありがとうございます。ページを書く方としても励みになります。
>日本を応援するはずがイエリッチを見たら非国民モードになってしまいました。
それはすばらしい(^^)
>背の高い女性とバレーボール観戦が大好きなPといいます
この時点で、バーバラにはまる可能性は極めて高いでしょう。(^^;
バーバラの魅力は、もちろん世界最強のスパイクとサーブにあり、
また、かっこよくてよく見ると結構かわいい。
しかしそれ以上に大切なことは、誰よりも熱い試合ができることだと思っています。
あれほど熱い試合をする選手は、ほかのスポーツまで探してもまずいないでしょう。
>デニスさん
はじめまして。
恥ずかしながら、バーバラ個人のアドレスは知らないのですが、
ファンレターを出すのであればクロアチアバレー協会に出すのが
最も確実ではないかと思います。
以下にその宛先を記しておきます。(ワールドカップ観戦ガイドより転載)
Croatian Volleyball Association, Trg Sportiva 11, 10 000 ZAGREB, Croatia
英語は大丈夫のようです。
98年世界選手権の時、父親が英語ができないため
バーバラが通訳をやったという逸話があるくらいです。
CHN - ARG
3 - 0
1st 25 - 17 17 min. 8-6 16-14 21-15
2nd 25 - 11 17 min. 8-4 16- 7 21- 9
3rd 25 - 17 18 min. 8-4 16-13 21-16
Total 75 - 45 52 min.
中国はいつも通りの試合。
これだけの大差が付いたのは、コスタグランデがほとんど決まらなかったため。
ウェールシンクがクロアチア戦で力を使い果たしたのと同様、
コスタグランデも前日のオランダ戦ですでに壮絶な「討ち死に」を遂げていた。
しかも前日のオランダ戦は第3試合、この日は第1試合である。
しかし、前日途中交代で出場し流れを変えたロリエに加え、
ライトのアンサルディ・ヘルマン(途中交代)の決定率は比較的高かった。
また、センターのレに速攻をさせる場面も何度かあった(前日は全くなし)。
これがなぜ前日にできなかったのか、とアルゼンチンとしては悔やまれよう。
NED - CAN
3 - 0
1st 25 - 17 19 min. 8-6 16-10 21-14
2nd 25 - 20 21 min. 8-7 16-11 21-18
3rd 26 - 24 22 min. 8-5 16-14 21-17
Total 76 - 61 1 h. 2 min.
オランダはこの試合、ウェールシンクとフィッセルをベンチに下げる。
さらに第3セットにいたり、レフェリンクとブリンクマンも下げ、
レギュラーで残ったのはフレデルスとユールマンのみ。
モチベーションのないオランダはミスを連発、
カナダの得点の半分近くがオランダのミスというしまらない試合。
第3セット、カナダは相変わらず最悪のタイミングでミスを出しながら、
スターレンスをシャット、ケリー・ラウのスパイクなどで追い上げ、
23-23の同点に。カナダの試合では今大会最大の拍手が起こる。
しかし最後はレフェリンクに代わり入ったサンデルスに決められた。
ITA - CRO
1 - 3
1st 25 - 19 18 min. 8-4 16-14 21-17
2nd 22 - 25 21 min. 7-8 11-16 18-21
3rd 21 - 25 22 min. 6-8 11-16 16-21
4th 22 - 25 22 min. 8-7 16-14 20-21
Total 90 - 94 1 h. 23 min.
バーバラのワンマンショー。バーバラしか打ってこないことがわかっていて、
それでも止まらない、拾えない。
ここまでくると、技術的な問題云々というのと違う。
五輪出場にかける執念。それがイタリアをも突き崩した。
対するイタリアは、第2セット以降、
バーバラのスパイクにおされてしだいに動きが鈍ってきただろうか。
第2セット以降、サーブレシーブが乱れる場面が多く両エースにボールが集中した。
リニエーリ、ピッチニーニともよく決めていたが、
この日のバーバラが相手では勝てない。
第4セット終盤の逆転のあたりは、あれは明らかにモチベーションの差が出たと思う。
こちらでは、たいへんお久しぶりです。(^^;
非常に複雑で混乱した心境ですが、何よりも、イエリッチ、そしてクロアチアには「おめでとう」と
言いたい気持ちです。
それにしても、セッターのグリゴロビッチ、彼女の存在は、クロアチアの「欠けていた一片」
だったような気がします。
サーブ一つとっても危なっかしい(^^;他の選手にはない「安定感」は、特に最後の二試合、
際だっていたように思うのですが…単に私のひいき目かも。(^^;
# 彼女のサーブのローテーションが、得点機になっていた、気がしたのですが
# 前衛の違いがあるにしても(統計取ったわけではありませんが…)
取りあえず、数々の逆境を乗り越えて、オリンピック出場を決めたクロアチアにもう一度…
おめでとう!!
ytoriさん、ついに夢が叶いましたね!!!。
勝利の瞬間を知った時は本当に涙が溢れてきました。
最高にカッコよかったバーバラとクロアチアチームに、そしてクロアチア国旗を掲げて大声援を
送り続けた勇気ある「私設応援団」の方々、本当にありがとうございました。
もっといろいろ書きたい事があるのですが、言葉が浮かびません。
本当に心からおめでとう、クロアチア!!!
おーりゃさん、ベオグラードの太鼓さん、こんばんは。
>セッターのグリゴロビッチ、彼女の存在は、クロアチアの「欠けていた一片」
だったような気がします。
サーブ一つとっても危なっかしい(^^;他の選手にはない「安定感」は、
特に最後の二試合、際だっていたように思うのですが
安定感という意味では??(頭を抱えたくなるようなひどいトスをしょっちゅう上げる)
ですが、セッターとしてのセンスはあると思います。
勝負を知っているという印象を強く受けました。
最後の日本・イタリア戦は、ひたすらエースにというトス回しで、評価できないのですが、
中国戦のトス回しは大胆不敵。あれを見たときは驚きましたよ。
私はそれを見て、ひょっとしたらいけるかもしれないという手応えをつかんだのです。
それに、最後の2試合、あれだけ大きな会場全体を敵に回す状況の中で、
よくまともにトスを上げられた、と思います。
彼女は去年ユース世界選手権で8位に入ったときの正セッターで、
その経験が生きているのでしょう。
イエリッチ監督には、使い方を間違えないでほしい、と切望します。
# リヒテンシュタインもジュニア時代には上手いと評判で、
# その選手が伸びなかったのは、両エース偏重のトス回しを強いられたためだ、と理解している
># 彼女のサーブのローテーションが、得点機になっていた、気がしたのですが
# 前衛の違いがあるにしても(統計取ったわけではありませんが…)
それは事実です。彼女のサーブ打数は129で、参加全選手中で最多、
サーブ打数が多い、すなわちその選手のサーブ順で連続得点が多いことを意味します。
(フル出場したとすればサーブ打数の期待値はだいたい総得点の6分の1になることは、
おわかりいただけるはず。クロアチアの総得点は611)
私は、それほどサーブで崩しているという印象はなかったので、
よくお気づきになられた、と思います。
# 参考ながら、実質的には1試合欠場で121打数の孫月が断然最多
# 孫月の場合、サーブで崩して連続得点が恐ろしく多い
>安定感という意味では??(頭を抱えたくなるようなひどいトスをしょっちゅう上げる)
>ですが、セッターとしてのセンスはあると思います。
あ、いえ、さすがに彼女、セッターとして、うまい下手という段階ではないと思います。
「安定感」は、まず、サーブが確実に入ること(普通は自慢にならないのですが、、、)、
それとご指摘の通り、あの会場の雰囲気の中で、落ち着いて(まともに)プレーできていた、
という点です。
まだ18歳、成長が楽しみ♪
# ぜいたく言わないから、サーブぐらい入れてほしい(^^;>CROの他の選手
グリゴロビッチがチームに持ってきた一番大切なもの、
それは、1ポイント1ポイント考えてプレーをするという姿勢ではないか、
素人ながら私はそう思っている。
もちろん、チェブキナの存在も大きいと思うが、
チームが変わった最初の原動力はグリゴロビッチにあるのではないかと。
グリゴロビッチにあってリヒテンシュタインにもキリロワにもないもの、
それは、絶対的エースのいないチームでの経験である。
彼女はユース世界選手権で正セッターでありキャプテンだった。
クロアチアのユースには、フル代表と違い絶対的エースはいない。
困ったらエースにあげる、というのは通用しない。
フル代表では、最後にはバーバラに頼ることになるだろう。
それでも、必要な場面でエースに決めさせるためには何をしなければならないか、
それを考えながらトスを上げていると感じられた。
ひょっとすると、本人は意識せずにそれができているのかも知れない。
だから、中国戦でもフルセットまでいったわけだし、
日本戦では絶体絶命の場面から何度も息を吹き返し逆転できたのだと思う。
ytoriさん、どもです。
最終予選の折には、試合結果と詳細感想、本当にありがとうございました!
全くの大好評もいいところでして、ytoriさんファン急増中というのが真相です。
クロアチアはシドニー五輪予選A組に入りましたが、
果たしてメダルを取れますでしょうか。
バレーが個人競技なら絶対に「金メダル間違いなし」のバーバラですが、
今回のシドニーでは、絶対に銅メダルを獲って欲しいのです。
相手ゾーンにはロシアとキューバがいますから、予選a組で何とか2位に入り、
準々決勝を勝ち抜けば、メダルも夢では無いと思っているのですが・・・。
daisukeさん、こちらではお久しぶりです。
夢物語を書けるのも今のうち、ということで。
まずは、予選リーグで2位に入ることが絶対条件、
そのためにはブラジルか中国のどちらかに勝つことが必要である。
クロアチアは端的に言って、速いバレーをするチームほど苦手とする。
つまりブラジルとの相性は最悪。これまで1セットとったこともないはずだ。
対韓国も弱く、95年ワールドカップ以後勝ったことがない。
ブラジルに勝つ可能性は0と思っていいだろう。
同じ勝ったことのない相手でも、対中国はフルセット負けが3回、
無抵抗で負けたことは一度もない。
中国が最終予選並みの出来なら、10%くらい勝つ可能性があるかも。
それができたとすれば、準々決勝はおそらくイタリアか韓国との対戦。
上にも書いたとおり、韓国とは相性が悪い。
クロアチアにとってベストのシナリオは、準々決勝でイタリアとの対戦である。
相手がイタリアなら全く五分五分、韓国なら勝てる可能性は10〜20%。
最後に、準々決勝も勝てたとして、
メダル獲得には準決勝または順位決定戦のどちらかに勝たなくてはならない。
中国に勝つという仮定からして、
準決勝以降の対戦はロシア・キューバ・ブラジルのうち2チームである。
いずれも勝てる可能性は限りなく0に近い。
このレベルの相手には、とにかくバーバラとレトが打ちまくって
サイドアウトをとって、終盤まで離されないようについていき、
そのときのあやで勝負はどう転ぶかわからない、という展開を期待するしかない。
過去の対戦から考えて、このモデルが最も通用しそうなのは実はキューバである。
直近の対戦である前年ワールドカップでも、
ブラジル、ロシアとの対戦が一方的にストレートで負けたのに対し、
キューバ戦は1セット奪い、第4セットも26-26までもつれている。
いずれにせよ、まともに考えればメダルなど99.9%以上不可能。
はじめまして。バーバラの強烈スパイクを見て以来
デンソーのファンになり彼女がチームを去ってからも
応援を続けているものです。突然ですが思い出せない
ことがあって書き込みしました。デンソー西美保選手の
お母様はかつての五輪バレー選手だったと思いますが
旧姓・名、所属などをお教えいただけたら幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
バーバラと話したことがあります
チャットでと、試合後ですが。。。
バーバラの会ってのを個人的に作ってたんですけど(笑)それを認めてもらいました。
つまり本人了承の元で発足したんです。しかし、最近は絶対本人もそんなものが有ること
を忘れているだろうくらい、何も動いてないので、このページに敬服です。
バーバラが「私のプレイの何が好きですか?」と聞いてきたことがあります。
勿論強力なスパイクですが、今回のオリンピック最終予選の頑張りは脱帽です。
前回の時は、捻挫してしまったのも響いて、オリンピックを逃してしまったので、
今回の意気込みは凄かったです。精神的にも大きくなりましたよね。
元々共産主義の国だから、内情からいうと、バレーで食べていきたくてもいけない
選手が多いと彼女から聞きました。
でも、末永く頑張って欲しいですね。
デストラーデさん、Kさん、はじめまして。
>デンソー西美保選手のお母様はかつての五輪バレー選手だったと思いますが
>旧姓・名、所属などをお教えいただけたら幸いです。
デンソーの西美保選手のお母さんは山下規子さんという名前で、ミュンヘン五輪の銀メダリスト、ユニチカに在籍だったそうです。
実は私も、このことを聞いたことがあったのですが名前を思い出せず、よその掲示板の過去ログ(うちのものと同様、きちんとしたログではなく、文面のみコピー&ペーストで保存したもの)から検索して発見しました(^^;
>バーバラと話したことがあります
>チャットでと、試合後ですが。。。
>バーバラの会ってのを個人的に作ってたんですけど(笑)それを認めてもらいました。
>つまり本人了承の元で発足したんです。
それはうらやましい(^^)。私もサインをもらって写真を撮らせてもらったことはあるのですが、話をしたことはないので。
今大会のバーバラには、私も本当に感動させられました。しかし、これは終点ではなく、やっとゼロの地点にたどり着いたのだ、と思っています。
喉の痞えが取れた感じです。
それにしても西選手アイドルっぽくなってきましたね。
バーバラがいた頃のエアリービーズの試合を
ビデオで観たところ当時はリベロ制では、なかったので
全日本メンバー櫻井由香選手がスパイクを打っている姿が
あり違和感を覚えました。バーバラの強烈スパイクも
もちろんカッコ良いのですが小兵のスパイクもカッコ良さでは
引けを取りません。
ふと思い立ち、”オクサナ”で検索してこのホームページにきました。私の知りたかったオクサナのその後を、リレハンメルから6年にして知ることができて本当にうれしいです。このページ開設のきっかけとなったオクサナへの熱い想い、とても共感できます。あの熱い文章に触発されて、私も久々にあの冬の想いを思い出しました。ちょっと長くなるかもしれませんが書かせて下さい(最後の2段落以外は読まなくてもいいです)。
私にとってもオクサナは、正に彗星のように現れて瞬く間に私を魅了したピンクの妖精でした。なんといってもオクサナがそれまでの選手と違っていたのは、周りの空気を変えるほどのあの表情のある演技でパッと変わる表情(特に笑顔!!)、身体の美しさ、しなやかさ、可憐さ…す
べてが一体となって、一つの劇をみているように感じました。
あのピンクの衣装を身につけたフリーの演技(多分もう優勝者を知った後、録画しておいたそれを最初にみたような気がします)、その4分でイチコロでした。それに、彼女の境遇や大会中の負傷、16才という年齢を知ったり、あのケリガンVSワーディングの脇からトップに立った小気味良さ等々が加わって、私は初めてスポーツ選手のファンになりました。彼女の演技を見る度、私も頑張ろうという気になりました(それに比べると、ケリガンはただ端正なだけで何もぐっときませんでした。彼女がオクサナはミスしたのに、ミスのない自分が2位なのは不満だという態度だったという記憶がありますが、私は何をいうか、当然だ!と思っていた…)。
そして、16才というオクサナの年齢から、少なくとももう1オリンピック、うまくすれば2オリンピックは彼女が見れると思って喜んでいたものです。なのに、なのに…、彼女は幻のように消えてしまいました。翌年の世界選手権、NHK杯etc.、彼女の名前も姿も見れませんでした。なんといってもオリンピック金メダリストなんだから、一言消息だけでも載ったり、言ったりしてないかと思っても何も知ることができず、ウクライナの政変とかでスケートできなくなったのか?とかも考えました。リレハンメルでオクサナのコーチだったおばさんが、何年か前に日本の男子選手のコーチとして画面に出てるのを見て、「ちょっとあんた、何でこんなところにいるのよ、オクサナはどうしたのよ?」と画面に向かって叫んだりもしてました。
結局、長野も終わり、もうあきらめてはいたのです。それが、今日このホームページで消息を知ることができた訳で、決して良いその後ではなかったものの、無事でいるだけでもわかって良かったです。そして、あの冬同じように彼女に魅了され、今も同じように感じている方がいることもわかって良かったです。リンクの紹介から、海外のファンが作っているオクサナのホームページのいくつかで、最近の彼女の画像を見ました。そして、私はあのリレハンメルの時の彼女だけをいつまでも覚えていようと思いました。元気でいることは嬉しいし、これからも頑張って欲しいとは思いますが、私にとってのオクサナはいつまでもあの冬の笑顔のままにしておくことにします。このページのどこかに書かれていたように、あの瞬間の彼女が、やっぱり最高だったと思うので。
自分の想いばかり先にダラダラ書かせてもらってしまってすみません。私はホームページを見て感想を書き込むのはこれが初めてなのですが、それだけこのページが嬉しかったので。それと、ホントはこっちの方が大事なのですが1つお尋ね兼お知らせを。私は「オクサナ関係」と「ページの由来・作者紹介」のページだけパーっとみただけ(すみません)なので、もしかしてよく読めばどこかに書いてあるのかも知れないのですが、結局、リレハンメルのオクサナのビデオは手に入ったんですか?ご実家で衛星特番の録画はされたようですが…。もう、持っていらっしゃるならいいんですが、一応、私も94年の時の録画を持ってます。内容としては、規定・フリーの演技とエキシビションの2曲(2曲目はペトレンコとのペアでフリーと同じくらい可愛い)で、スコア発表の時なども入っているので全部で25分弱です。ただ、元々3倍モードで録って、そこからオクサナの部分だけまた3倍モードでダビングしたものなので、当時の雰囲気そのままという価値はあっても、画像としては悪いです。何度も見てるし(これを書く前にさっきも久々に見た)。もう、もっと良い状態のものを入手済かも知れませんが、一応お知らせまで。
こんなに長く書くなら、掲示板じゃなくてメールにすべきだったのかもしれませんが、とにかく、オクサナのその後を教えて下さってありがとうございました。
みなさんお久しぶりです。
インターネット関係の主要な作業(ページの閲覧とダウンロード)は、
非力さの目立つマリア(MMX-Pen166のノートマシン)から、ルルに移行しました。
故障だらけながら3年間耐えたマリアですが、これで通常任務からは退役します。
(最後の1年くらいはまさしく「五体不満足」。
その中でも、女子バレーシドニー五輪予選期など、酷使が続いた)
なお、いくつかの事情から、「シドニー五輪はルルをエース」として戦う
(戦ってどうする!)ことになります。
もちろん、ルルは相応のパワーアップがされています。
* 中身がほとんど総入れ替えに近いので、新しい名前にすべきなのかもしれない
―新しい名前の候補は「イリナ」(comes from Irina Slutskaya)くらいしかない?
しかしどうにもルルは安定しない。ここまで苦しんだのは、カーチャを最初に
動かしたとき以来だろう。インターネット接続中にハングするなど、
現在でも事故が多発する。モデムの具合も今ひとつ悪い。接続できないことが
たびたびあるし、接続できたように見えて上手く接続できていないことも多い。
途中で切れることもある。(残暑厳しい中、限界近くで使っているせいも
あるだろうが、それだけが理由でもなさそうだ)
しかも、ハードディスクが逝ってくれる(ブートできなくなる)事故まで発生。
前に使っていたドライブを使って復旧できたので、幸い大事には至らなかったものの、
現役のドライブが逝ってくれたのは大学生になってから初めてだ。
(モバイルで使っていた2.5inch6GBのドライブも逝った部類に入るかな?)
ということで、しばらくインターネット接続には苦労するかもしれません。
悪しからず。
中国対イタリア(準決勝)
中国にとっては非常にまずい内容の試合。レフトエースの決定力不足があまりにも深刻、二段トスを打つ力がない。特に孫月の力が落ちていることが目立った。助走をつけても満足にジャンプできない。だからシャットされる場面も多く、簡単に拾われる。
中国は第4セット以降孫月に代えて殷茵をスタメン起用。この選手交代が正解で、この試合自体はフルセットで中国が勝った。しかし、イタリアはこの試合で、この中国相手なら勝てるという手応えを確実につかんだはずだ。この試合を見ると、最終予選の結果も必然であったと言える。
CHN3 (25-19, 18-25, 21-25, 25-19, 15-10) 2ITA
イタリア対クロアチア(3位決定戦)
驚いたのはリヒテンシュタインとユルツァンのコンビネーションが完璧にあっていたこと。
最終予選では、ユルツァンはまるで素人のように見えたのだが、この選手を使いこなせなかったのはセッターのグリゴロビッチに相当の責任があるようだ。というか、グリゴロビッチの速攻のトスはあまりにもひどい代物で、よほどの選手でなければ打てない。
ただし、センターとセッターはやはり相性があるもので、リマッツはグリゴロビッチとの相性がよい。セッターリヒテンシュタインとグリゴロビッチでそれほどはたらきに差がない。
リヒテンシュタインは、余裕があるときはコートの幅一杯、しかも奥行きもあるトス回しができる。ボール扱いの技術では、ユース出たての若造とは格が違う。しかし、余裕がなくなるとすぐにトス回しが単調になるのが問題だ。要は頭の中がセッターになっていない。
いずれにせよ、帰化選手制限で当分リヒテンシュタインは出場不可だから、どれほど文句があってもグリゴロビッチに頼るしかないのだが。
ITA1 (21-25, 25-20, 16-25, 18-25) 3CRO
ロシア対中国(決勝)
あの試合はカルポリ監督でなくても怒る。
ロシアは、サーブレシーブのミス、スパイクミス、その他、とにかくミスによる失点が多すぎ。第1,2セットともミスから序盤に中国に大量リードを許し、逆転できずに終わる。第3セットは逆に序盤はロシアがリードしたのだが、これもミスによる失点で追い上げられて、結局逆転される。
この大会、ロシアはアルタモノワが不出場、ゴディナも控えに回り、ガモワとポタショーワのテストを行った。その中で、セッターが無理にリューバにボールを持っていき、打ちきれずにミスになる場面も何度かあった。
RUS0 (24-26, 18-25, 21-25) 3CHN
CSでスポーツニュースのような番組を見ていたら、たまたまワールドグランプリの決勝の様子をやっていた。それを見て驚いた。
今までのキューバからすれば鬼のようなスピードの速攻、
(これまでのキューバのセンター攻撃はセンターセミくらいの速さしかなかった)
そして真ん中に走り込んできての完璧な時間差攻撃。
キューバがこんな攻撃をマスターしていたら、勝てるはずはない。
7-5, 6-1のストレートで、Els Callens, Dominique Van Roost (BEL)の組に勝ち。
準決勝もう1試合・・・のはずは、何とウィリアムス姉妹組が棄権。
したがって決勝の相手は、Cara Black (ZIM), Elena Likhovtseva (RUS)組。
これはものすごいチャンスですよ。
準々決勝も相手ペアが途中棄権だったし、杉山・デキュジス組に猛烈な追い風が吹いている。信じられない。
こんなチャンス二度とない。これで勝てなかったら絶対勝てない。
* 決勝行ったがまたウィリアムス姉妹相手となったら、勘弁して!という気分になっただろう。
ウィンブルドン決勝は、「来い化け物!!」と叫びながら見ていた(^^;;
すごく変なことを書くけれども、一般人が女子バレー・日本対キューバを見るとき、どんな気持ちなのかわかった
私の復帰戦(?)最初のレポートはエレーナ・ディメンティエワからである。
もうすぐ女子決勝が始まるので(リアルタイム)、肝心のマルティナとヴィーナスの試合は間に合わない(^^;でもにわか雨が降ってきた
実は、以前CS放送に初登場した (Newsweek Champ., Indian Wells) ときから、気にはなっていた。
とてもかっこいい!スタイルのよさは、マリーにも対抗できるのではないかと密かに思っている。(180cm, 64kgというのは、マリーと全く同じだ)さらに付け加えると、「意外と可愛いかもよ?」(かなり冗談)
今大会前まで、WTA Tourの公式ページにも顔写真すらなかった(勝敗、順位と獲得賞金しかなかった)のだが、今大会準決勝前にやっとプロフィールが整備された。その意味でもトップ選手の仲間入りである。
試合は第1セット、第2ゲームまでは何と1ポイントもとれず。序盤3ゲームをダベンポートが連取した。サーブの精度が悪くダブルフォルトも出たり、チャンスボールのミスがあったりしたが、エレーナがそれほど悪いとは思えなかった。この出だしは、単純にダベンポートが強すぎた。あのストロークがことごとくライン際に入るのでは、対抗できる選手などいない。
第1セットはダベンポートが6-2と簡単に奪い、第2セットも5-2ダベンポートがリード、自分のサービスゲームで40-0として、3連続マッチポイント。ダベンポートは強かった、誰もがそれで終わると思った。ところが、これをディメンティエワがしのいでデュースに持ち込み、さらにダベンポートのダブルフォルトで結局この試合初めてダベンポートがサーブを落としたところから、流れが一気に変わってしまう。
ここまで微妙な判定がほとんどダベンポート有利になっており、ダベンポートのホームのはずなのに、観客からもジャッジに対しブーイングが発生するような状況。ダベンポートにとってもやりにくさがあったかもしれない。
この後、ダベンポートは5-4からのServing for the Matchも落とした。ディメンティエワが実に5ゲームを連取し、6-5とゲームカウントはリード。この間は打ち合いでディメンティエワが完全に押しまくり、ダベンポートにはらしからぬミスも続いた。
ただし、ダベンポートの場合、大きな試合で大差でリードすると、気がゆるむわけではないだろうが、追い上げられることがよくあるような気がする。ここから締めるのもダベンポートである。12ゲームはラブゲームでキープしタイブレーク突入。
タイブレークもミニブレーク1本ずつ、ダベンポート6-5リード・ディメンティエワサーブの場面、このラリーもディメンティエワが主導権を握っていたが、ダベンポートが苦し紛れに返したボールが上手い具合のロブになった。エレーナがこれを返せず、ゲームセット。
ディメンティエワについてだが、まずはサーブの改善が最大の課題と思われる。威力もまだまだだし、精度が悪くダブルフォルトも多い。
しかし、ストロークの筋のよさは一級品である。威力も十分ありながら、一発で決めようとするのではなく、ラリーを続けながらチャンスをうかがうことができている。動きも早い。大方の評価でもシンプル、しかし、クレバーなテニスといわれる。
現時点のランクは25位だが、今大会の瞬間風速では、すでに8-10位くらいの力があるかもしれない。私の手元計算だが、今大会後には実際16位あたりに上がりそうである(これで、年末のチェース選手権出場を争う16位戦線もまた一つ波乱要因が加わる。)。ポイントを見れば、16位から10位くらいまでは大差がない。
エレーナについては、estyle.com Classic 明日の放送で新しい情報があれば追加したい。
この試合、半分くらいの時間は、「ヴィーナスが決めるかヴィーナスがミスするか」しかなかった。「マルティナが」というのはほとんどない。ある程度予想されたことだが、かなり極端な内容である。
第1セットは、第3ゲーム0-40という場面があったもののマルティナがキープ。その後もキープが続く。ヴィーナスは左右に振られるのには非常に強く、角度のついた強打をどんどん打ち込む。そのため、マルティナは徹底してセンターにボールを集める。ゲームカウント5-4で迎えたヴィーナスのサービスゲーム、ヴィーナスは気負いからかミスが極端に早くなり、最後は何とダブルフォルトで落とす。
第1セットは早いミスが目立ったヴィーナスだが、第2セットは第1ゲームから、我慢してラリーを続けるようにしたことが効を奏す。開始いきなりブレーク。しかし、マルティナがすぐにブレークバック、このあたりまではまだヴィーナスのペースではなかった。このセット、マルティナが一度警告を受ける場面があった。コーチで母親でもあるメラニーさんとサインを交わした、という理由である。テレビで見る限り、単なるアクションにしか思えないのだが、このあたり女子は恐ろしく厳しい。直後の第7ゲーム、長いデュースの末ブレーク。ここから流れが変わった。ヴィーナスがセット後半立て続けにブレークして、このセットは6-3でヴィーナスがとる。
第3セット、先にブレークしたのはマルティナだった。マルティナはそのまま5-4でServing for the Matchを迎え、決勝進出まで2ポイントとし、さらにポイント先行できるチャンスボールがあった。しかしここで、スマッシュのコースが甘く、ヴィーナスが逆にしのいでポイントしたところから流れが変わる。ヴィーナスがこのゲームをブレークする。
その後の第11ゲームの最初のポイント、判定はヴィーナスのエース。しかし、ビデオで見ると、ボール1個分くらいフォルト。現在はテレビの放送でスロー再生がすぐに出るからごまかしようがない。マルティナは審判に抗議したが、観客から猛烈なブーイングが起こり、すぐにやめざるを得なかった。(ただし、これまでコート上での行いが悪かったつけと言えなくもない。とてもいい人のダベンポートが怒ったら観客もブーイングではなくびっくりすること間違いないだろう。)試合は結局この後の2ゲームもヴィーナスが連取して逆転勝ち。試合終盤のヴィーナスは、ミスらしいミスはほとんどなくなっていた。
この試合も微妙な判定が多く、実に審判泣かせの2試合だった。
しかし第3セット第11ゲームの最初のポイント、試合のもっとも大切なポイントの一つで、ボーンヘッド級のミスとはあまりにも痛い。
終盤のヴィーナスは完璧に近かった、それなのにこれでは後味が悪すぎる。実力で勝ったという印象にならない。
先ほどからこの試合をえんえんと放送している。
雨は30分ほどでやむという予想だが、ハードコートは芝やクレーと違い、雨がやんだからといってすぐにプレーできない。コートに水がたまるからだ。
これは朝の放送時間内の試合開始は無理のようだ。
余談: ヴィーナスの父親は、第3セット第9ゲームの途中で姿を消してしまった。緊張する場面になるといつもそうらしい。そういうときほど応援してやれよ!だめな親父だな。ブチ切れ気味の天才テニス少女と、壊れかけただめ親父というのは、もはや定番のようだ。
しばらく前に、シドニー五輪はルルをエースとして戦う、と書いたが、またも方針転換、この1週間駆け込みでヴィクトリアの増強を行った。
これ以上待ってみても、現行のPentiumIII (Coppermine)でクロックがどこまで伸びるか定かでない。(先日Pen3-1.13Gがリコールされたように。)しかも、メモリの速度が同じで倍率だけ上がるのでは、CPU内部クロックが上がっても、総合性能の大きな向上は望めないという。Pen3-700を140*7の980くらいで使えればCoppermineの事実上最高に近い性能という。そのデュアルマシンの制作に成功すれば、文句なく現在手に入れられる最高峰の機械となる。実際問題として、140*7は難しそうだが、133*7の933ならかなり有望である。
Pen3-700は値段も手頃、それ以上に、よいロットのCPUは時間がたてばむしろ入手困難になる。クロックアップを前提として考えれば、Pen3-650のほうが手頃と思われるのだが、650はすでに入手が非常に難しい。
ヴィクトリアの増強をこのタイミングで強行したのは、こんな理由である。もともと、ヴィクトリアの第2期増強計画はシドニー五輪がタイムリミットだった。延期するほうが本筋から外れている。
初代ヴィクトリアのとき以上に大変なことが数え切れないほどあったけれども(詳細はおいおい書きたいと思うが、くどい記述になること間違いない)、結果としては、Pen3-700@933のデュアルが安定に動くようになれば、文句はなくなった。
そして2日遅れたが、Win98とWin2000のデュアルブート構成が完成、アプリケーションの設定も大筋でできた。
CRO3 (25-21, 22-25, 25-14, 25-16) 1AUS
それほど期待してはいなかったけれども、オーストラリアに1セット落とすとは予想以上である。
去年のアジア選手権では、オーストラリアは中華台北にストレート負けで6位。少なくともこの時点では、タイ・中華台北よりも格段に弱かった。(>を使って表すなら日本>>>>タイ>>>>中華台北>>>>>>オーストラリア、だった)そのチームが1年で突然強くなることは、非常に考えにくい。
したがって、むろんストレート、それも各セット15点以内で勝たなければならない相手である。いやしくも上位を狙うつもりなら。
さて初日の一大事といえば、中国がアメリカに負けたこと。それも負け方が酷い。
USA3 (19-25, 25-21, 25-12, 26-24) 1CHN
A組の各チームの強さは
ブラジル>>>>>>>>>>アメリカ>>中国>>>>>>>>>>クロアチア>オーストラリア?ケニア
くらいだろうか?
そのほかの試合結果
BRA3 (25-8, 25-11, 25-13) 0KEN
KOR3 (23-25, 25-18, 25-22, 22-25, 27-25) 2ITA
CUB3 (25-17, 25-18, 25-18) 0GER
RUS3 (25-17, 25-13, 25-20) 0PER
ベスト4への挑戦権をかける韓国対イタリアの対戦は、死闘を韓国が制する。世界3強は順当勝ち。