Ranking
Match Result
Impression of Teams (Japanese Only)
Regular Season Highlights (Japanese Only)
Statistics (Japanese Only)
Play Off Highlights(Japanese Only)
REX | BCN | MRM | BLP | FLP | LON | SCE | PMA | REC | FCA | PFO | Game | Set | Point | |||||||
Won | Lost | Won | Lost | Ratio | Won | Lost | Ratio | |||||||||||||
REX | Rexona | ---- | O3-1 O3-0 |
O3-0 X0-3 |
O3-1 O3-0 |
X1-3 O3-2 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-1 |
O3-1 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
18 | 2 | 55 | 12 | 4.583 | 1618 | 1251 | 1.293 |
BCN | BCN/Osasco | X1-3 X0-3 |
---- | O3-2 O3-1 |
O3-1 O3-1 |
O3-2 O3-1 |
O3-2 O3-0 |
O3-1 O3-1 |
O3-0 O3-1 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-1 |
O3-0 O3-0 |
18 | 2 | 55 | 20 | 2.750 | 1787 | 1465 | 1.220 |
MRM | MRV/Minas | X0-3 O3-0 |
X2-3 X1-3 |
---- | O3-1 O3-0 |
X0-3 O3-1 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-1 |
O3-0 O3-0 |
O3-1 O3-0 |
16 | 4 | 51 | 16 | 3.188 | 1600 | 1293 | 1.237 |
BLP | Blue Life/Pinheiros | X1-3 X0-3 |
X1-3 X1-3 |
X1-3 X0-3 |
---- | O3-0 O3-1 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
O3-1 O3-0 |
O3-0 O3-1 |
O3-0 O3-1 |
14 | 6 | 46 | 22 | 2.091 | 1598 | 1457 | 1.097 |
FLP | Flamengo/Petrobras | O3-1 X2-3 |
X2-3 X1-3 |
O3-0 X1-3 |
X0-3 X1-3 |
---- | O3-0 O3-1 |
O3-0 X2-3 |
O3-2 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-0 |
13 | 7 | 48 | 25 | 1.920 | 1668 | 1494 | 1.116 |
LON | Gremio Londrina | X0-3 X0-3 |
X2-3 X0-3 |
X0-3 X0-3 |
X0-3 X0-3 |
X0-3 X1-3 |
---- | O3-1 O3-1 |
O3-1 X2-3 |
O3-1 O3-1 |
O3-2 O3-0 |
O3-1 O3-1 |
9 | 11 | 32 | 42 | 0.762 | 1500 | 1689 | 0.888 |
SCE | Sao Caetano E.C. | X0-3 X1-3 |
X1-3 X1-3 |
X0-3 X0-3 |
X0-3 X0-3 |
X0-3 O3-2 |
X1-3 X1-3 |
---- | O3-0 O3-2 |
O3-2 O3-2 |
X0-3 O3-2 |
O3-2 O3-2 |
8 | 12 | 29 | 50 | 0.580 | 1644 | 1759 | 0.935 |
PMA | Petrobras/Macae | X1-3 X0-3 |
X0-3 X1-3 |
X0-3 X0-3 |
X0-3 X0-3 |
X2-3 X0-3 |
X1-3 O3-2 |
X0-3 X2-3 |
---- | O3-0 O3-1 |
O3-0 O3-1 |
O3-0 O3-1 |
7 | 13 | 28 | 44 | 0.636 | 1513 | 1625 | 0.931 |
REC | Recreativa | X0-3 X0-3 |
X0-3 X0-3 |
X0-3 X1-3 |
X1-3 X0-3 |
X0-3 X0-3 |
X1-3 X1-3 |
X2-3 X2-3 |
X0-3 X1-3 |
---- | O3-0 O3-0 |
O3-0 O3-2 |
4 | 16 | 21 | 50 | 0.420 | 1392 | 1677 | 0.830 |
FCA | FOX/Sta Helena | X0-3 X0-3 |
X0-3 X1-3 |
X0-3 X0-3 |
X0-3 X1-3 |
X0-3 X0-3 |
X2-3 X0-3 |
O3-0 X2-3 |
X0-3 X1-3 |
X0-3 X0-3 |
---- | O3-2 O3-2 |
3 | 17 | 16 | 55 | 0.291 | 1441 | 1686 | 0.855 |
PFO | Petrobras/Forca Olimpika | X0-3 X0-3 |
X0-3 X0-3 |
X1-3 X0-3 |
X0-3 X1-3 |
X0-3 X0-3 |
X1-3 X1-3 |
X2-3 X2-3 |
X0-3 X1-3 |
X0-3 X2-3 |
X2-3 X2-3 |
---- | 0 | 20 | 15 | 60 | 0.250 | 1416 | 1781 | 0.795 |
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今シーズンのスーパーリーガ女子は11チーム2回戦総当たりという変則日程で行われる。今シーズンの参加チームを昨シーズンと比較すると、上位チームのうち、Uniban, Univ.Guarulhos, Leites Nestleの3チームがなくなっている。1チームは営業譲渡と解釈するとしても、2チームは解散したものと考えるしかない。上位6チームのうち2チームがなくなったのだから、リーグの存続そのものを危うくしかねない非常事態である。どうしても対応が間に合わなかったのか、あるいは段階的にチーム数を減らす計画なのかはわからないけれども、この事態が11チームという変則開催に関係していることは間違いない。
イタリアのチームがバーナ・ディアスの獲得に乗り出したことがあったようだが、そのあたりもこの事情が絡んでいるのかもしれない。ブラジルナショナルチームの主力級が外国に流出することはまずないからだ。おそらく、ディアスは一時的に所属チームがない状態だったと思われる。その後スーパーリーガのチームが名乗りを上げたことで、イタリア行きは立ち消えになったのかもしれない。
このリーグ全体を見ても、昨シーズンと比較して、主要な外国人選手のほとんどがイタリアに移籍したか引き揚げている。復帰・残留したのはタラ・バトル、ダニエル・スコットのアメリカのベテランと、Cristina Pirvくらいである。ブラジルの選手でも、ナショナルチームに入っていないドバル、サングラードはイタリアに出ていった。全体として、昨シーズンより迫力不足の印象は否めない。
なお、男子のスーパーリーガは今シーズン14チームに増やされたが、何と1チーム途中棄権という事態を招いてしまったようである。(14チームなら各節7試合にするのが素直だと思うのだが、6試合と7試合の節が交互にあるという日程が組まれていた。その上に棄権したチームが出たので、変則の上に変則の日程になってしまった。)女子のチームがこれだけ危うい状況にある一方で男子のリーグを拡張することには疑問が感じられたが、やはり無理があったことはほぼ間違いないだろう。
バレーボールを取り巻く環境はどこの国でも厳しいようである。
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前半戦終わってみると、横綱Rexonaが首位で折り返した。Flamengoにあっけなく負けた頃は不安が感じられたのだが、その後は全勝。単に勝つだけでなく、内容の悪い試合がない。他の上位チームと比較しても、隙を見せないという点で際だっている。ここで勝てばいいという最後のOsasco戦で勝ってトップに立つあたりは、力の差というよりしたたかさが強く感じられる。常勝チームだけに、勝ち方を知っている。
予想以上に強かったチームの一つがBCN/Osasco。Rexona, Flamengoに比べてサイドが弱いと感じられたのだが、ふたを開けてみれば、フェレイラとDenise Souzaの両エースとも、Rexonaのコインブラ・エリサンジェラ、Flamengoのバロス・ディアスに勝るとも劣らない活躍を見せている。セッターのフロレンティーノ(現在のブラジルナショナルの控え)の力もうかがえる。そうなれば、スコットという強力なセンターエースがいるだけに、攻撃面では最強と言える。スコットの破壊力も期待以上で、スパイク部門は完全独走、総得点でもトップに立っている。
Flamengo/Petrobrasが2敗でこの2チームを追いかけている。しかし、メンバーからいえば、このチームがアタック部門4位、それもRexona, Osascoに大きく水を開けられているのはかなり不満が残る。
Blue Life/Pinheirosには世界大会のベンチ入りメンバーは一人もいない。そのチームが四強に伍して3敗、5強6弱にリーグの構図を塗り替えたのは大健闘と言ってよいだろう。アタックの非力さは否定しようがないが、センター線のブロックが強い。BCN/Osascoもそうだが、センター線がきちんと仕事をしているチームは上位にいけると言えそうだ。
MRV/Minasは今ひとつ目立たず3敗。このチームは大型で本来ブロックも多いチームのはずなのだが、前半戦では、上位5チーム中ブロックが最も少ない。弱いところには完勝しても格上相手で今ひとついいところがなかったのは、このあたりが要因だろう。
今回の通常シーズンを見ると、やはりRexonaは常勝チームだ、という印象を強くする。前半戦も後半戦も、首位のかかった決戦を簡単に勝ってしまうのは、技術の差よりも、常に優勝かそれに近い位置にいる中で培われた精神力・経験の差が強く感じられる。プレーオフもこのチームをどこが倒すかが焦点になると思われる。守備面および精神的な部分で優位にあるこのチームを倒すには、オーバーパワーするしかない。前半戦の絶好調時のFlamengo、後半戦のMinasはそれに成功している。BCN/Osascoもそれができそうな破壊力はあるが、通常シーズンでははね返されている。
BCN/Osascoは、後半戦も前半戦と全く同じパターンを繰り返し、通常シーズンは2位。アタック力はリーグトップだが、Rexonaだけはオーバーパワーできずに終わった。
MRV/Minasは後半に入り調子を上げてきた。後半は1敗でRexona, Osascoと並ぶ成績、通算成績でも3位に浮上している。後半に入り、昨シーズンの大エースRosangela Nascimentoが復帰したのが大きいと見る。昨シーズンのこのチームは高さを生かしたブロックを武器とするチームだったが、今シーズンはブロックは上位の中ではそれほど多くない。その代わり、Cristina Pirv, Rosangela Nascimento, ラクウェル・シルバと、高いところから打てる選手がそろい、破壊力はOsascoと並びリーグトップと言える。守備も堅いチームで、勝つときには手のつけられない力強さがある。
Blue Life/Pinheirosは、後半も前半と全く同じ相手に負け、同じ相手に勝って、通算6敗。4位は前半終了時と変わらない。チームの特徴としても前半と変わったところはない。内容は前半のほうがやや上回ったように思われるが、とにかくこのメンバーで上位の一角を崩したのは大健闘と言ってよい。
Flamengo/Petrobrasは、格下のSao Caetanoにまさかの取りこぼしをするなど、後半戦だけで5敗。結局最初の3試合を除いて、本来の力を出し切れなかったという印象が残る。このままではプレーオフも苦しい対戦になることは確実である。メンバー的にも本来は力のあるチームだけに、どこまでチームを立て直すことができるか。
今回のプレーオフは8チームで行われるようである。この通常シーズンの結果により、RexonaとBCN/Osascoは準決勝進出が確定したようである。残る準決勝進出チームを決定するラウンドでは、MRV/MinasとFlamengo/Petrobrasの対戦が組まれているようで、注目の試合となる。ただし、この組み合わせは普通ではない。8チームでのプレーオフでは、4位と5位のチームが対戦するのが通常だからである。それにしたがって決めれば、Blue Life/PinheirosとFlamengoの対戦となるはずである。
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攻撃の集計
Rank Team Hits Succ. Blocked Miss Succ. % Blo. % Miss % Efct. % 1 BCN 2384 1012 135 146 42.45 5.66 6.12 30.66 2 MRM 2211 943 164 122 42.65 7.42 5.52 29.72 3 REX 2226 910 156 123 40.88 7.01 5.53 28.35 4 FLP 2355 929 170 164 39.45 7.21 6.96 25.27 5 BLP 2321 882 149 192 38.00 6.42 8.27 23.31 6 SCE 2517 899 197 184 35.72 7.82 7.31 20.58 7 PMA 2253 856 239 177 37.99 10.61 7.86 19.53 8 LON 2472 850 235 199 34.39 9.51 8.05 16.83 9 FCA 2402 799 199 197 33.26 8.28 8.20 16.78 10 PFO 2447 840 194 266 34.33 7.93 10.87 15.53 11 REC 2357 744 198 187 31.57 8.40 7.93 15.23 Total Tournament 25945 9664 2036 1957 37.25 7.85 7.54 21.86
守備の集計
Nb. Opp. Opp. Opp. Opp. Opp. Opp. Block Rank Team Set Hits Succ. Block Miss Succ. % Block % Miss % Efct. % by Set 1 REX 67 2341 741 197 200 31.65 8.41 8.54 14.69 2.94 2 MRM 67 2240 740 188 175 33.01 8.38 7.31 16.82 2.81 3 BCN 75 2592 917 225 222 35.38 8.68 8.56 18.13 3.00 4 FLP 73 2367 831 207 178 35.11 8.75 7.52 18.84 2.84 5 BLP 68 2376 841 208 182 35.40 8.75 7.66 18.98 3.06 6 LON 74 2319 870 154 165 37.52 6.64 7.12 23.76 2.08 7 SCE 79 2591 1042 193 217 40.22 7.64 8.38 24.20 2.51 8 REC 71 2377 962 195 172 40.47 8.20 7.24 25.03 2.75 9 FCA 71 2338 935 170 154 39.99 7.27 6.54 26.13 2.39 10 PMA 72 2146 866 133 156 40.35 6.20 7.27 26.89 1.85 11 PFO 75 2256 919 161 136 40.74 7.14 6.03 27.57 2.15 Total Tournament 396 25945 9664 2036 1957 37.25 7.85 7.54 21.86 2.57
攻撃ではBCN/Osascoがトップ。決定率が高いだけでなく、ブロックされたものやミスの割合も低い。MRV/Minasも決定力はあるが、高いエースが打ちまくるチームカラーのためか、ブロックされる割合がやや高い。Rexonaはこの両チームに比べると攻撃陣の迫力ではやや見劣りすると思われるが、それが数字にも出ている。Flamengoはディアス・バロスなど強力なエースをそろえながら、この3チームにはかなり差をつけられている。本来の力が出せなかったことが数字にも表れている。Blue Life/Pinheirosは、数字で見る限り本来の四強に見劣りするのは否めない。特に決定率ではリーグ平均と大差がない。しかし、勝てる試合はきっちりものにすることでここまできた。
一方守備面ではRexonaの安定感は群を抜いており、今シーズンも断然のトップである。それに続くのがMRV/Minas、こちらも昨シーズン以上に守備は堅い。BCN/Osasco, Flamengo/Petrobras, Blue Life/Pinheirosの3チームがそれに続いている。今シーズンは上位5チームの間でブロックに関してはほとんど差がない。
しかし、アタックおよびブロックに関しては全体として攻撃の強いチームは守備も堅いという数字がはっきりと出てしまっており、数字からも5強と6弱の差は明らかである。あまり見ていて面白くはない。
サーブについては公式集計を見ていただくとする。こちらは、6弱のうち3チームがトップを占めており、その3チームだけで全体平均もかなり押し上げている。ミスも特別多いわけではない。上位5チームの中ではPinheirosが最も高い得点率で、ミスも比較的少ない。
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スーパーリーガの今シーズンのプレーオフは8チームで行われた。上位2チームのRexona, BCN/Osascoはシードされ、自動的に準決勝進出。それ以外の6チームが3チームずつ2グループに別れて1回戦総当たりのリーグ戦を行う。各グループ1位のチームが準決勝進出となる。
8チームのプレーオフの場合、4位と5位のチームが最初のラウンドで対戦するのが通常である。しかしながら、今回のプレーオフのグループ分けは、グループAが3位(MRV/Minas)・5位(Flamengo/Petrobras)・7位(Sao Caetano E.C.)、グループBが4位(Blue Life/Pinheiros)・6位(Londrina)・8位(Petrobras/Macae)。ただし、通常の組分けでは4位も5位もプレーオフを考えれば差はないが、この組分けでは4位と5位では大違いということになる。
準々決勝ラウンドで敗退した4チームは5-8位の決定戦に進む。今回の5-8位の決定戦はトーナメント方式ではなく、1回戦総当たりのリーグ戦である。当然のことながら、この4チームの中ではFlamengo/Petrobrasの力は飛び抜けている。1セットを落としただけで3連勝。しかし、メンバーからいえば、このチームがこのラウンドに回ることは本来なかったはずだ。むなしい印象ばかりが残る勝ちである。
残りの3チームは実力が拮抗、この3チーム間の直接対決3試合のうち2試合は最終セットデュースに突入となった。通常シーズン8位のPetrobras/Macaeが、Londrinaとはこのシーズン勝ち負けを交互に繰り返して今回は勝つ番、通常シーズン2敗したSao Caetanoにも雪辱し、2勝。Londrinaは通常シーズン連勝したSao Caetanoにも負けた。6-8位の順位は通常シーズンの逆順となった。
今回のプレーオフは準決勝より前があっという間という印象を受けたが、準決勝以降は例によって3試合先取の長丁場である。
一発勝負の3位決定戦、BCN/Osasco対Blue Life/Pinheirosの対戦は、前年5-8位トーナメントと同じ対戦である。通常シーズン前半の対戦では4セットながらシーズン最大の激戦になっている。しかし、Pinheirosは来シーズンのテストのためか、Patricia Coccoなどを下げてこれまで控えの選手を何人か入れた。ベスト4に進んだことでもう十分という意識もあるのだろうか。Osascoが実に14本のブロックを決めてストレート勝ち。
BCN3 (25-22, 25-20, 25-18) 0BLP
今シーズンの決勝はRexonaとMRV/Minasの対戦である。Rexonaの正セッターは世界にその名をとどろかせたフェルナンダ、一方Minasの司令塔は現在のブラジルナショナルの正セッターのエリア・ソウザである。この二人は前年の決勝でも顔合わせ、このときはソウザのUniban/Sao Bernardoが3連勝。フェルナンダにとっては前年決勝の雪辱戦でもある。
準決勝の後半2戦でBCN/Osascoを圧倒、勢いに乗っていると思われたMRV/Minasだったが、第1戦はRexonaの前に本来の破壊力を出すことができなかった。Cristina Pirvもスパイク18本を決めたものの決定率は低く、それ以上にRosangela Nascimento、ラクウェル・シルバがそれぞれ10得点におさえられた。Minasがセットカウント2-1とリードしていたものの、第4,5セットは水を開けてRexonaが奪い、まず初戦をものにした。
第2戦は数字的にはRexonaが大苦戦の試合である。スパイク決定率はMRV/Minasを下回った。両チームの若手エース対決は、Minasのラクウェルは44打数16決定と健闘したのに対し、コインブラは43打数で9決定と完全につぶされた。ブロックではRexonaが17本と上回ったものの、それ以上に大きかったのはミスによる失点の多少。Rexonaが13失点におさえたのに対しMinasは21失点、これが結局勝負を分けた。
第3戦もRexonaがセットカウント2-1とリード、チャンピオンに王手をかけた。対するMRV/Minasもこのままおいそれと負けるわけにはいかないと、第4セットを取り返し、最終セットもデュースに。決勝にふさわしい激闘となり、両チームのアタック打数は200本を超えた。Rexonaはエリサンジェラ・オリベイラとコインブラの若い両エースがそれぞれ20得点を大きく超える活躍。果たしてこの活躍の向こうに、ブラジルナショナルチームの明るい将来は見えるだろうか。一方MinasはPirvがアタックで22得点、Kely Fragaがブロック8本とそれぞれ踏んばったが、及ばなかった。Rexonaが3連勝でブラジルチャンピオンの座を取り戻し、見事昨年の雪辱を果たした。
REX3 (21-25, 25-20, 21-25, 25-19, 15-8) 2MRM
REX3 (13-25, 25-18, 25-23, 25-17) 1MRM
REX3 (21-25, 25-21, 25-18, 22-25, 18-16) 2MRM
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