'00-01 Superliga Women

Won-Lost Record
Match Result
Impression of Teams (Japanese Only)
Regular Season Highlights (Japanese Only)
Statistics (Japanese Only)
Play Off Highlights(Japanese Only)


Won-Lost Record

VAS FLA MRV BLP BCN REX SCE PFO PMA TOS Game Set Point
Won Lost Won Lost Ratio Won Lost Ratio
VAS Vasco da Gama ---- O3-0
O3-0
X1-3
O3-1
O3-2
O3-0
X2-3
O3-1
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
O3-1
15 2 48 11 4.364 1410 1100 1.282
FLA Flamengo X0-3
X0-3
---- O3-2
O3-0
O3-1
X2-3
O3-2
O3-1
O3-1
O3-1
O3-0
O3-0
O3-2
O3-1
O3-0
O3-0
O3-0
14 3 44 20 2.200 1459 1274 1.145
MRV MRV/Minas O3-1
X1-3
X2-3
X0-3
---- O3-1
O3-1
X2-3
X2-3
X1-3
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
O3-2
O3-0
11 6 41 23 1.783 1488 1298 1.146
BLP Blue Life/Pinheiros X2-3
X0-3
X1-3
X1-3
X1-3
---- O3-1
O3-2
O3-1
O3-0
X2-3
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
O3-1
O3-0
O3-0
11 6 40 23 1.739 1450 1357 1.069
BCN BCN/Osasco O3-2
X1-3
O3-2
X2-3
O3-2
O3-2
X1-3
X2-3
---- X2-3
X2-3
O3-1
O3-0
O3-1
O3-0
O3-0
O3-0
O3-0
11 6 43 28 1.536 1619 1476 1.097
REX Rexona X0-3
X1-3
X1-3
O3-1
X0-3
X1-3
X0-3
O3-2
O3-2
---- O3-0
O3-2
O3-0
O3-2
O3-0
O3-0
O3-0
O3-1
11 6 36 28 1.286 1399 1308 1.070
SCE Sao Caetano E.C. X0-3
X0-3
X1-3
X0-3
X0-3
X0-3
O3-2
X0-3
X1-3
X0-3
X0-3
X2-3
---- O3-2
X1-3
O3-0
O3-2
O3-0
5 12 20 42 0.476 1271 1431 0.888
PFO Petrobras/Forca Olimpika X0-3
X0-3
X0-3
X2-3
X0-3
X0-3
X0-3
X0-3
X1-3
X0-3
X2-3
X2-3
O3-1
---- O3-1
X2-3
O3-0
O3-2
4 13 21 43 0.488 1223 1445 0.846
PMA Petrobras/Macae X0-3
X0-3
X1-3
X0-3
X0-3
X2-3
X0-3
X1-3
X0-3
X0-3
X0-3
X0-3
X0-3
X1-3
O3-2
---- O3-1
X2-3
2 15 13 48 0.271 1038 1276 0.805
TOS Tenis/Oscar/Sel X0-3
X1-3
X0-3
X0-3
X0-3
X0-3
X1-3
X0-3
X0-3
X0-3
X0-3
X2-3
X0-3
X0-3
X2-3
X1-3
O3-2
---- 1 16 10 50 0.200 1110 1458 0.761

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各チーム印象

Vasco da Gama
Rosangela Nascimento、ナターシャ・レト、ラクウェル・シルバ、Denise Souza、これはざっと2チーム分くらいの戦力である。センター線はベテランのアナ・アルバレスが引き締める。しかもこの飛び抜けて強力なアタッカーを操るのが、かのフェルナンダ・ベンツリーニ。リーグ制覇におよそ死角はない。

Flamengo
ディアス・バロスの2本柱は残留、さらにアメリカのベテランエース、クロスバトルを増強。さらに、前年強力なアタッカーを使いこなせなかったきらいがあることから、今シーズンはセッターにブラジル代表経験のあるフロレンティーノを獲得。センター線に多少不安が感じられるけれども、やはりこの布陣は強力。

MRV/Minas
前年に引き続き、ブラジル代表正セッターのエリア・ソウザが司令塔になる。Cristina Pirvが残留、アナ・シャガスを獲得、おそらくこの2選手が攻撃の軸になるだろう。センターにはカリン・ロドリゲスがいる。バランスのとれた布陣だが、以前ほどの大型チームという印象はない。

BCN/Osasco
スコット、コンセイソンというリーグ最強のセンター線は残留。ただし、セッターのフロレンティーノ、エースのDenise Souzaを放出するなど、他の上位チームに比べるとサイドの攻撃力にやや不安が感じられる。

Rexona
長年司令塔を務めたベンツリーニがついにチームを離れた。ベテランエースのクロスバトルも移籍。サイドアタッカーは、コインブラ、エリサンジェラ・オリベイラに、オランダからスターレンスを増強。センターにはワレウスカ・オリベイラがいる。一気に若返った。優勝は少し難しいかもしれない。

Blue Life/Pinheiros
Denise Theodoro, Patricia Cocco, Katia Rodriguesなど、4位に躍進した前年の主力メンバーがかなり残っている。昨シーズン同様の旋風を期待。


ハイライト

第1節: Rexona - Blue Life/Pinheiros
全体として一気に若手中心のチームになり、やや不安があるRexona。注目されるその初戦だったが、いきなりPinheiros相手に敗戦。Rexonaでは、新加入のスターレンスが17得点を上げたものの、他のアタッカーは今ひとつ、特にコインブラはわずか5得点だった。それに対し、PinheirosはPatricia Coccoが21得点の活躍。前年以上にチーム力が上がっていることを早くも示した。
BLP3 (17-25, 25-17, 25-23, 25-23) 1REX

第2節: Vasco da Gama - Blue Life/Pinheiros, MRV/Minas - Flamengo
前節Rexonaを倒し勢いに乗るPinheirosが、Vasco da Gamaと対戦。この試合でも、Teodoro, Coccoの両エースが粘り強く打ち返し、2セットを先取。一方VascoはRosangela Nascimento以外のサイドアタッカーが全く決まらない。それでもそのNascimentoが48打数28決定の大活躍。地力に勝るVascoが2セットダウンから3セットを連取、きわどい逆転勝ちをおさめた。Pinheirosはミスによる失点の多さも響いた。悔やまれる敗戦となったものの、Pinheirosも実に驚くべきチームである。とにかく五輪に出場した選手はいないのだ。昨シーズンディアス・バロスを擁したFlamengoに2戦2勝、しかし、Rexona, MRV/Minasには歯が立たなかった。今シーズン、Vascoにこれだけの戦いができるということは、試合にならない相手はないと考えていい。どのチームにとっても、今シーズンのPinheirosは脅威になりそうだ。
この節もう一つの重要な試合は、MRV/MinasとFlamengoの対戦である。MRV/Minasは、やはり、Pirvとシャガスの両エースに打数が集まった。対するFlamengoは、バロスがアタック49打数24決定、さらにブロック5点サーブ2点の大活躍。他のアタッカーは今ひとつだったものの、フルセットの末MRV/Minasを下した。
VAS3 (23-25, 20-25, 25-20, 26-24, 15-11) 2BLP
FLA3 (25-21, 23-25, 25-19, 18-25, 17-15) 2MRV

第3節: Flamengo - Vasco da Gama
決勝の前哨となる可能性もある対戦である。この試合、Flamengoのディアス・バロスの両エースが押さえ込まれ、特にディアスはわずか6得点。それに対し、前節からVascoのスーパーエースのNascimentoの勢いが止まらない。この試合もわずか3セットで24本のスパイク決定、ストレートでFlamengoをねじ伏せてしまった。
VAS3 (25-15, 25-20, 27-25) 0FLA

第4節: Blue Life/Pinheiros - BCN/Osasco
Pinheirosは前半に強敵との対戦が続く。この試合、Pinheirosの両エース、Theodoro, Coccoは、決定率こそ高くないものの、スパイク決定16本と15本と役割を果たす。また、両エース以外の決定率が34/74と極めて高く、センター・ライトの攻撃を効果的に使っていると言える。一方BCN/Osascoは、レフトの得点が極端に少ない。センターエースのスコットも打数自体それほど多くない。数字を見るとサーブレシーブも悪く、センターを使えない場面も多かったと推測される。セットカウント3-1でPinheirosの勝ち。Pinheirosは、ここまでそれぞれの選手がそれぞれの仕事を果たし、粘って最後はエースが決めるというオーソドックスなバレーが非常にうまくできているように思われる。
ブラジル代表の現在のエースと次世代エースの対戦の色も濃い、FlamengoとRexonaの一戦、Rexonaは若いエースの決定率が全体に悪い。一方、Flamengoはディアス・バロスのアタックがよく決まり、特にディアスはブロック・サーブも合わせて20得点。大差でFlamengoが勝った。Rexonaは早くも2敗。ベテランがいないことで、一度崩れると立て直しがきかない不安もうかがえる。
BLP3 (25-23, 25-27, 25-19, 25-22) 1BCN
FLA3 (19-25, 25-15, 25-10, 25-17) 1REX

第5節: Vasco da Gama - MRV/Minas, Sao Caetano E.C. - Blue Life/Pinheiros
優勝本命と言えるVasco da Gamaに早くも土が付いた。MRV/Minasとの対戦、前節まで絶好調のスーパーエースRosangela Nascimentoの当たりが完全に止まる。わずか5得点、第3セットでベンチに下げられる有様だった。チーム全体としても21%という信じがたいアタック決定率だった。
この節は、6強4弱と言える今リーグ、初めての大番狂わせが発生した。Sao Caetano E.C.がフルセットの末、ここまで好調だったBlue Life/Pinheirosを下したのである。Pinheirosは、ここ2シーズン、上位には歯が立たなくても格下に取りこぼしをするチームではなかった。それだけに極めて意外な結果だった。Pinheirosは今シーズン、チームとしては機能していてもスパイクミスの多さが気になったけれども、この試合でもそれが致命傷になったようだ。ミスによる失点は実に35点を数えた。
いずれにせよ、開幕ダッシュに成功したと思われた両チームがそろって転倒したことで、リーグ戦は一気に混戦の度合いを増している。
MRV3 (25-18, 25-19, 21-25, 25-14) 1VAS
SCE3 (25-20, 25-22, 18-25, 26-28, 16-14) 2BLP

第6節: Rexona - MRV/Minas, Flamengo - BCN/Osasco
上位との対戦で早くも2敗のRexonaと、年末最後の試合でVascoの連勝を止めたMRV/Minasの対戦。勢いはMRV/Minasにあるかと思われた。しかし、Rexonaの若きブラジル代表エース、コインブラとオリベイラ・エリサンジェラが、ようやくこの試合で当たりを取り戻した。さらに、やはりブラジル代表オリベイラ・ワレウスカ一人でシャット9本など、Rexonaのブロックは実に19本。それに対しMRV/Minasのアタッカーは音なし、Rexonaがセットカウント3-1で快勝した。
この節もう一つの注目カードは、FlamengoとBCN/Osascoの一戦である。BCN/Osascoはこの節から、センターエースのスコット、正セッターのアルバカーキがいない。しかし、バロス・ディアス・クロスバトルという豪華な布陣のFlamengoに対し、Osascoのアタッカー、アナ・フェレイラとEstefania Souzaは互角以上に打ち合った。フェレイラは22/38、Souzaも22/46と大爆発。バロスも23/52と打ち合ったものの、及ばず。Osascoはミスによる失点も目立ったものの、2セットダウンから3セット連取の逆転で、熱戦を制した。
前節で全勝のチームがなくなり、さらにこの節、上位同士の星の潰し合いで、1敗のチームも早くも2チームだけになった。さらに、1敗のうちBCN/Osascoは上位との対戦を多く残しており、勝ち続けるとは考えにくい。このページでブラジルスーパーリーガを取り上げるのは3シーズン目になるが、今シーズンはこれまでにない大混戦のリーグとなっている。
REX3 (25-23, 25-19, 17-25, 25-19) 1MRV
BCN3 (29-31, 18-25, 25-22, 25-23, 15-11) 2FLA

第7節: BCN/Osasco - Rexona
前節苦しい布陣ながらFlamengoから大きな勝利をもぎ取ったOsascoだったものの、この試合では、前節活躍したアナ・フェレイラ、Estefania SouzaがRexonaの守備の前に封じられた。さらにセンターのコンセイソンもわずか5得点。Rexonaがサーブミスなどミスを乱発、ミスによる失点が何と40という有様だったため、フルセットに突入したものの、Rexonaが押しまくって勝利。
REX3 (25-21, 19-25, 25-22, 21-25, 15-6) 2BCN

第8節: BCN/Osasco - Vasco da Gama, MRV/Minas - Blue Life/Pinheiros
スコットとアルバカーキのいないBCN/Osascoは、Estefania SouzaとJaqueline Carvalhoという選手を入れ替えるなど、苦心の起用が続く。しかしこの試合、アタッカーのPaula Pequenoという選手を先発したのが正解、チームの最多19点を稼ぐ。さらに、コンセイソンがアタック14/23、ブロック4本の大活躍。このメンバーで何とVascoをフルセットの末下した。この結果、ついに1敗のチームもなくなり、5チームが2敗で並ぶというとんでもない状況になった。
Blue Life/Pinheirosは、第5節格下のSao Caetanoに敗れたあたりから、勢いが止まってきたようだ。この試合も、Theodoro, Coccoの両エースがMRV/Minasのブロックに捕まり、セットカウント1-3で敗退。Minasでは、Cristina Pirvがアタック18/41と目立った。
BCN3 (21-25, 25-23, 24-26, 27-25, 15-7) 2VAS
MRV3 (25-20, 21-25, 25-22, 25-13) 1BLP

第9節: MRV/Minas - BCN/Osasco
この試合、MRV/Minasは、Pirvとシャガスにトスが集中、センターの得点が極度に少ない。両エースにボール集中したところを、BCN/Osascoにシャットを食らいまくった。Osascoのブロックは実に22本。Osascoがいかに本来のメンバーでないにしても、これは厳しい。Osascoは、優勝候補との4連戦を大幅な戦力ダウンで迎えながら、3勝1敗と勝ち越し。この試合も、3人目のサイドアタッカーとコンセイソンの対角のセンターは相変わらず交代が激しい。昨シーズンはメンバーはほぼ固定していたけれども、一昨年のこのチームも、極めて複雑な選手起用をしながらそれに成功して上位との対戦で勝ち星を積み重ねた。このようなことには慣れているかもしれない。
第10節に上位直接対決の2試合をまだ残しているものの、その結果に関わりなく、上位6チーム間の対戦だけを考えると、前半終了時点で2敗と3敗がそれぞれ3チームずつになる(Blue Life/Pinheirosは、下位4チームの一つのSao Caetanoに負けている)。考えられる限り最も混戦のリーグということである。理論上はあり得るにしても、実際に起こるとは信じがたい状況である。
BCN3 (26-24, 21-25, 21-25, 25-23, 15-4) 2MRV

第10節: Blue Life/Pinheiros - Flamengo, Rexona - Vasco da Gama
Blue Life/Pinheirosは攻撃が単調になっているのだろうか。ここのところの敗れた試合を見ると、いずれもシャットされる本数が多いのが目立つ。この日も4セットで14本のシャットを食らい、Flamengoにセットカウント1-3で破れた。Flamengoでは、タラ・クロスバトルがアタック17/32と大活躍だった。Pinheirosは飛び抜けた選手のいるチームではないだけに、攻撃が読まれると苦しいかもしれない。
前半戦最後の決戦となったRexonaとVasco da Gamaの一戦は、意外な大差でVascoのストレート勝ち。Rexonaのブロックは3セットでわずか2本、これでは勝負にならない。フェルナンダが古巣Rexonaの若手に軽く稽古をつけた、といったところかもしれない。Vascoでは、レトがアタック15/27、このリーグ初の大爆発だった。
FLA3 (26-24, 18-25, 25-20, 25-16) 1BLP
VAS3 (25-19, 25-14, 25-20) 0REX

このリーグはとてつもない混戦となったけれども、前半戦を終わったところの順位を見ると、結局首位がVasco、2位がFlamengoと、本命・対抗の両チームが上位を占めている。Vascoは戦力を見たところもう少し楽に抜け出すかと思ったが、さすがに最後のRexona戦は締めてきたようだ。Flamengoも、昨シーズンの失敗から、セッターに実績のある選手を獲得したのがここまでは成功している。
この両チームと勝ち星の差がない3位にBCN/Osascoがつけている。スコットとアルバカーキを欠いたメンバーでVascoにもFlamengoにも勝ったのは立派である。しかし、最も充実したメンバーの2チームが上、しかも失セットが多いため、首位を狙うのは難しそうだ。
MRV/Minasは、今シーズンもどうにも好不調の差が大きく、なかなか勢いに乗れない印象を受ける。ここまで3敗。アタック部門でPinheirosさえ下回るのは問題がある。しかし、勝つときには手のつけられない強さがあるチームだけに、後半戦に大爆発の可能性はある。
Rexonaは3敗で5位。通常シーズンの首位を狙うにはやはり苦しい。今回の若手中心のメンバーは、今後のブラジル代表を見据えて、ベテランに頼らずに苦境を打開する経験を積ませるという意図があるのかもしれない。
Blue Life/Pinheirosは、序盤に上位2チームに勝って勢いに乗るかと思われたものの、結局4敗。しかし、Sao Caetanoに敗れた1敗を除けば、それほど悪い成績とは言えない。昨シーズンに比べると、ブロックが少ないのが目立つ。その分守備面がマイナスになっている。

第11節: Blue Life/Pinheiros - Vasco da Gama, Flamengo - MRV/Minas
Vascoは前節のRexona戦でギアチェンジしたようだ。前半の対戦では大苦戦した相手のPinheirosに圧勝。前節に続きナターシャ・レトがアタック11/20と絶好調である。Pinheirosの元気のなさも気にかかる。
この節最も重要な対戦は、FlamengoとMRV/Minasの一戦である。しかしこの試合、Minasのエース2枚のうち先発したのはPirvだけ。しかも第1セット途中でシャガスに交代という不可思議きわまりない事態になっている。どのようなアクシデントがあったのかははっきりしないけれども、いずれにせよこれでは好調のFlamengoとは勝負にならない。Flamengoはディアス・バロスの両エースが活躍、簡単にストレート勝ちをおさめた。
Rexonaは格下のSao Caetanoとの対戦で、スターレンスを使わずに戦った。しかしさすがにこれはSao Caetanoを甘く見すぎだった。エリサンジェラ、コインブラの両エースにボールが集まったところを、Sao Caetanoにシャットを食らいまくっている。結果は最終セット21-19というスコアで、かろうじてRexonaの勝ち。
VAS3 (25-10, 25-17, 25-20) 0BLP
FLA3 (25-22, 25-21, 25-14) 0MRV

第12節: Blue Life/Pinheiros - Rexona
前半の最終戦でVascoに叩きのめされて以来、Rexonaの足取りはどうもおかしい。この日のPinheirosとの対戦では、エリサンジェラ、コインブラが極度の不調、特にコインブラはわずか4得点。一方Pinheirosは、Denise Theodoroがアタック13/22と久しぶりの大当たり、センター・ライトの攻撃も決定率が極めて高かった。さらにブロックも3セットで11本、久しぶりの会心の勝利である。
MRV/Minasは、この日はここまでわずか2勝のPetrobras/Macaeとの対戦。しかし、Minasはフルメンバーで先発しながら、何と2セットを立て続けに落とす。第3セットからセンターのAngela MoraesをKely Fragaに交代、最終セットはシャガスをドバルに交代、最終セット18-16というスコアで、薄氷を踏むような勝利となってしまった。この節、Flamengoも格下のPetrobras/Forca Olimpicaとの対戦で、ベテランエースのタラ・バトルを休ませたところ、いきなりの2セットダウン。その後3セットは余裕を持って奪ったものの、後味の悪い試合となっている。
このリーグでは、上位チームでも、イタリアリーグの上位と違い戦力に余裕はほとんどない(Vascoだけはサイドアタッカーが1枚余るが)。上位と下位の力の差は歴然としているけれども、下位チームを甘く見て主力を休ませたりすると、思わぬ痛い目に遭う可能性も決して小さくない。
BLP3 (25-21, 25-23, 25-19) 0REX

第13節: Rexona - Flamengo, BCN/Osasco - Blue Life/Pinheiros
Rexonaはこの試合でも、サイドアタッカーの決定率が全体に低く、アタックミスも多い。Flamengoもバロス以外はまともに決まっていないものの、バロスがアタック22/47と一人で打ちまくり、Flamengoに勝利をもたらした。Rexonaは序盤に上位との対戦で2敗。6節、7節と強敵を倒して勢いに乗るかと思われたけれども、ここにきて、Sao Caetano戦も含め、問題のある試合が続いている。一気に若返りを図った影響が大きいと思われるが、このチームがこれほどアップダウンが激しいのもこれまでに見られなかったことである。
BCN/OsascoとBlue Life/Pinheirosの一戦、Osascoでは、Luciana Marquesがアタック23本を決めたものの、ほかの選手が決まらない。特にアナ・フェレイラはアタック9/36という有様だった。センター線の得点も少ない。対するPinheirosは、Patricia Coccoがアタック18/41と久しぶりに好調。Denise Theodoroもアタック21本を決めている。前節に続きブロックも17本と多い。上位との対戦で、昨シーズンの好調時を思わせる形になっている。Osascoが2セット連取、しかもOsascoホームで、第3セット以降Pinheirosが連取しまさかの逆転。
ただし、後半戦ここまでの上位6チームの対戦は、セットカウントあるいは内容の違いは当然あるものの、前半と全く同じ勝ち負けになっている。各チームの相性のようなものも多分にあるかもしれない。
FLA3 (25-18, 20-25, 25-20, 25-21) 1REX
BLP3 (23-25, 16-25, 25-19, 27-25, 15-12) 2BCN

第14節: Vasco da Gama - Flamengo
今回スーパーリーガ最大のお楽しみと言える対戦、のはずである。しかし、この試合、Flamengoのエース、タラ・バトルが欠場(ベンチ入りもしていないので故障の可能性大)。Flamengoのアタックは全く決まらない。特に正セッターのフロレンティーノのトスを打ったのは信じられないほど決まらない(3セットで6本以下)。3セットとも途中で控えセッターと交代、その控えセッターのトスからのほうがはるかに多い20本決定という有様である。首位決戦でこんなことがあるのか、という一方的なスコアでVascoの勝ち。Vascoではこの試合もナターシャ・レトが16/27という驚異的決定率、10節のRexona戦以来上位との対戦では全く止まらない。
VAS3 (25-14, 25-12, 25-14) 0FLA

第15節: MRV/Minas - Rexona, BCN/Osasco - Flamengo
Rexonaの様子がやはりおかしい。この試合もエリサンジェラ・オリベイラはわずか4得点。アタック・サーブその他のミスによる失点も極めて多く、MRV/Minasに一方的にストレート負け。スターレンスはこの試合も不出場、故障の可能性が高い。Minasでは、カリン・ロドリゲス、Kely Fragaのセンター線で25点と稼ぎまくったのが目立った。
正セッターのアルバカーキのいないOsasco、エースのクロスバトルのいないFlamengo、両チームとも優勝候補ながらメンバーに欠けがある。この試合、Osascoのスコットがようやく復帰。セット途中交代出場で様子を見ながらということだったと思われるけれども、2セットを連取されるにいたってついに第3セットからはスタメン。さらに、この試合1得点と全く決まらないアナ・フェレイラに代わり、Estefania Souzaを投入する。このあたりの采配は正解で、Osascoは2セットダウンから2セットを取り返した。しかし、最終セットは15-10でFlamengoがものにした。Flamengoは、前節Vasco戦の惨敗による悪い雰囲気を吹き飛ばす勝利、2位をキープしている。
MRV3 (25-15, 25-19, 25-18) 0REX
FLA3 (25-22, 25-22, 27-29, 9-25, 15-10) 2BCN

第16節: MRV/Minas - Vasco da Gama
前半のこの対戦では、MinasがVascoに今回リーグ初めての黒星をつけている。しかし今回は、Rosangela Nascimentoとナターシャ・レトが打ちまくり、セットカウント3-1でVascoが快勝した。特にレトはこの試合もアタック17/33、上位との対戦で決定率50%オーバーを続けているのは驚異である。Vascoは、8試合ぶりの失セットとなったものの、連勝を7にのばしている。後半戦は無傷、独走に近づきつつある。
VAS3 (25-16, 25-22, 16-25, 25-23) 1MRV

第17節: Vasco da Gama - BCN/Osasco, Blue Life/Pinheiros - MRV/Minas
Vascoは前半の対戦で黒星を喫した相手との対戦が続く。しかしこの試合では、Nascimentoがアタック21/38と前節以上に打ちまくった。さらに、2セットまでわずか4得点のDenise Souzaをラクウェル・シルバに交代、そのシルバもアタック12/22、サービスエース3発の活躍と、選手起用も大正解。前節に引き続き難敵を下した。
Blue Life/Pinheirosは、上位3チームとの対戦になると、エースに頼りすぎて苦しいようだ。この試合もMRV/Minasに4セットで17本のブロックを決められている。エース対決という観点でも、アタック23/53でMinasのCristina Pirvの勝ち。
VAS3 (16-25, 25-19, 29-27, 25-22) 1BCN
MRV3 (20-25, 25-21, 25-19, 29-27) 1BLP

第18節: Rexona - BCN/Osasco
この試合、Rexonaではスターレンスがようやく復帰。コインブラもアタック19/47とようやく調子が戻ってきたようだ。下位との対戦も含めて問題のある試合が続いたチームが、上位との対戦で久しぶりの勝ち星を挙げた。一方、Osascoでは、アナ・フェレイラはアタック16/35とよく決めたものの、ほかのアタッカーが決まらない。特に、センターエースのスコットに本来の当たりが戻らない。後半に入ってからは上位との対戦で全て負けと、苦しい状況が続いている。
REX3 (25-20, 22-25, 21-25, 25-17, 15-11) 2BCN

第19節: BCN/Osasco - MRV/Minas
Osascoは後半戦に入って、上位との対戦で勝てない。一方的に負けているわけではなく、ここまでフルセット4試合を立て続けに落としていた。しかしこの試合では、センター線がブロックで活躍した。スコットとコンセイソンが5本ずつ決めたのをはじめ、チームのブロックは20本。対するMRV/Minasはブロック13本にとどまった。OsascoではLuciana Marquesがアタック26/55、MinasのPirvはそれを上回る30/60、試合は派手な打ち合い、そして現行ルールでは女子最大級の激闘になった。ブロックの差が出て、激戦をOsascoがものにした。
BCN3 (32-30, 31-29, 25-27, 23-25, 15-11) 2MRV

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