関西弁は人を馬鹿にしているか

関西弁の嫌いな人は、人を馬鹿にしているみたいだから関西弁って厭、とよく言います。
 関西弁は、馬鹿にしたように聞こえるものなのでしょうか。
 なぜ馬鹿にしているように聞こえるのか考えてみようと思います。
 まず思い付くのは三連符に省略して真ん中にアクセントを持ってくる癖です。有名なのはマクドですが、東京弁のマック(タンタ)というリズムに対してタタタという三連符です。これと同じリズムとアクセントを持つ言葉は関西弁には多く存在します。代表的なのがオメコですね。東京弁のタタンタというリズムに対して関西弁ではやはりタタタです。「あほか」もタタタですね。ミスタードーナツは「ミスド」で家庭教師は「かてえきょう」です。(かてーきょうなどという言葉、聞いたことがないというあなた、私もこの間、もと女子高生の証言で初めて知ってこけました)他にも「チャリキ(自転車)」「ボウズ」「コンピュータ」など、多くの例を見出せます。
 これらのアクセントに共通する意識は、なんというか、どう考えてもやっぱり馬鹿にしていますね。馬鹿にせずしてオメコだのマクドなどという言い方が出来るわけがありません。その証拠に「電話」「名刺」「ガラス」「はがき」など、真ん中にアクセントのない言葉からは馬鹿にした印象を受けません。この馬鹿にしたりされたりというのがつまり関西弁の本質なわけです。
 馬鹿になんかしてないぞとお思いの関西弁の方、違います。関西弁は基本的に馬鹿にしてなんぼのもんなんであります。
 結論として関西人は何もかも馬鹿にしてます。