最近(と言うか前から)ネット上でのケンカを目にする。ケンカっつーよりただの誹謗中傷がほとんどだが。そこに出てくる仲裁人面したバカ野郎が書込む言葉はいつも決まってる。

「みなさん大人になりましょうよ」

「大人になる」ってなんだ?自分の好きなモノをケナされたりしても、ヘラヘラ笑って相手のケツにキスする事か?もちろんオレもアンタ達も人間だから生きていく上で妥協は必要なような気もしないでもないような気もする。そうしなきゃ周りは敵だらけだし、友達なんて一人も出来ないだろうから。いや、まて。自分と相手の意見が違ってるのは当たり前の事なのに、そこを突き付け合ってる者同士は友達にはなれないのか?そんなはずがないじゃないか。なれるはずだよ。逆に自分と異なる考えを持つ人間と意見を闘わせない馴れ合いの友情なんて欲しいか?オレはいらねえ。そこには了承はあっても理解がないんだよ。

オレがネット上のケンカで一番腹が立つのは自分の存在を明らかにしないでケンカしている奴等。また人のケンカに紛れ込んで悪口を書く奴等はもっと悪質。まったくもって下衆としか言いようが無い。ネット上で自分の存在を明らかにする方法って何かって言えばメールアドレスの明記しかないだろう。それがWEB上での唯一実体のある存在証明だからだ。考えてみれば、メールアドレスを明記せずにケンカをするってーのは、ケンカの途中で試合放棄が可能なわけで(そのBBSを見なきゃケンカは中断)、少なくともそんな中途半端はオレは嫌なのだ。ケンカするにしても何にしても自分の責任でやらなきゃダメだよね。責任の所在の不明確な意見は無責任な発言にしかなりえない。たとえそれがどれほど立派で建設的な意見であってもだ。

ファイトクラブのルールのどっかに「相手の目を見てケンカしろ」ってのと「勝っても負けてもイイ、重要なのは戦ったという事実だ」ってーのがあったような気がする。オレは大人になりたいなんて一度たりとも思った事はないが、常に男にはなりたいとは思っている。男になるんだよ。