2001

Bloom 〜光の世界
(2001/Nov)
(Childish Soup/Gyuune Cassette/CD)
¥2100 Sold Out !

1、Still The Same
2、Silent Dawn
3、たしからしいということ
4、手のひらの世界
5、赤い花
6、Stream
7、トロン
8、In The Bathroom
9、Bloom

*銀杏BOYZ 峯田和伸 著『恋と退屈』にて当アルバムが紹介。


ギューンカセット/チャイルディッシュ・スープ CSCDー10 ¥2000(税抜き)
11月25日発売新作 シノワ「Bloom~光の世界』 ライナーノーツ 山本精一and 羅針盤/サイケデリックポップの新鋭!! 「あぶない音楽」参加後初単独音源集! カラフルなサウンドと、「ライナーノーツはもう書かん!」と断言していた山本精一を動かした名曲の数々!! レコーディングに天文学的数字を費やした名盤の扉、今ひらかれる。/シノワ 1995年冬結成。当初メンバーは女性3人(Vo、B、Dr)男性1人(G)の4人。大阪を中心に関西で活動する。カセットテープにて発売された「シノワ1」の売り上げ本数が、タイムボム、タワーレコードにて300本を超し、少し注目される。97年にはHOPPER HEAD HONEYのガールズコンピレーションCD「HONEY PIE」に1曲参加。98年にGYUUNE CASSETTEサイケオムニバスCD「あぶない音楽」に2曲参加。そして、参加した2曲が両方ともCR-J westにて上位を記録する。2000年4月にB、Drが脱退。7月より現行メンバーにて活動を再開し、現在に至る。 (『Bloom~光の世界』プロモCD添付資料 )  


関西から山口に拠点を移し活動を再開した、サイケガレージポップバンド。羅針盤の山本精一氏らがライナーを寄せた1stアルバム『bloom』はその年のミュージックマガジン誌のインディアルバムベスト10に選ばれた。サイケデリア溢れるきらめきとゆらめきのギターサウンドに天真爛漫な女性ボーカルがさらなる彩りを加える。(DISKBOX店長 花岡氏)


さて、昨年完パケてたマスターを全部ボッツって(!!)シノワがアルバムを録ってます。現在のメンバーは山内かおり(VO/G), 平田ハジメ(G)アツザワコウジ(B)八木真一(Dr)の4人です。プロデュースとエンジニアのKSによると「ふわ~と、シアワセになるアルバムにする!!」とのことらしい。サイケデリックでポップなどこにも例えられないモノになるでしょう。(『INDIES MAGAZINE 』 「ギューンカセットの日本の幸福」 : スハラケイゾウ氏(ギューンカセット))


シノワの『BLOOM~光の世界』(ギューンカセット/チャイルディッシュスープ CSCD10)[2] も、素晴しい。きらめきのギター・ポップかと思いきや、いつのまにか深く引き込むサイケデリック感に包まれ、日本語のアクを活かしたクロディーヌ・ロンジェみたいな女性ヴォーカルも、キュートかと思えばワイルドだったりもする。各パートの音のソフトな肌触りと程よく低音が出たミックスの、かなりポップだけどかなりストレンジなサウンドはクセになるのだ。心も体も気持ちよく痺れ、うたた寝しているといい夢が見られる9曲入りCD。羅針盤の面 々によるライナー付。繰り返すが、グレイトである。(『MUSIC MAGAZINE』 2002 4月号P90「Do It Yourself!インディー盤紹介」: 行川和彦氏)


最後に、2002年1~12月号の本欄で紹介した作品の中からベスト10みたいな感じで掲載順に選んでみた。
・紅花林/紅花林(HOREN MIMI011)  
・シノワ/Bloom~光の世界(ギューンカセット/チャイルディッシュスープ CSCD10)
・突然段ボール/この世に無い物質(ホルモン・タンク HTCA00009)
・Knead/Knead(PSF PSF128)
・屍/しかばね(マングローヴ ROT040)
・カラード・ライスメン/・・・Jealousy Wars(ブラッド・サッカー/レベルレーベル BSR066/REB021)
・渡辺勝/コトバラード(ジャバラ JAB21)
・中山ラビ/ラビING(インプレッションズ THHK0292)
・ナスカ・カー/ナスカ・カー(タグ・ラグ TRCD033)
・プラムバス/Sweet&Hot!!(グルーヴィー・ドランカー KOCA10)
(『MUSIC MAGAZINE』 2003 1月号P161「Do It Yourself!インディー盤紹介」: 行川和彦氏 )


これはほんとすごいです。サイケデリックに関してもスタイルだけのは大嫌いだが、このきらきらしたサイケデリック・ポップには、くらくらしてとろけた。おくゆかしいけど、女性ヴォーカルには芯があり、ぜんぶ実はディープ。ギューン主宰者でもある須原敬三のプロデュース力もさすがだ。ニューウェイヴとは似て非なる濃さの1枚目。スバラシイ!(『DOLL』 2002 5月号P96「KISS THE DISC 今月の新譜」: 行川和彦氏  )


オムニバス『あぶない音楽』でひときわキュートな魅力を放っていたシノワが、山本精一が絶賛する単独音源を発表。天真爛漫なカオリのヴォーカルは、ヴェルヴェッツ・ファンにおすすめ。(「CDJournal.com」)


「ちょっと直美な、かおりちゃん」   ドラマティック度4  メロディアス度8  プログレ度3  総合7(10点満点)
関西うたものサイケ好バンドを紹介し続けるギューン、そのサブ・レーベルにしてラブリー女性voポップ専門のChildish Soupよりデビューした新バンド。山本精一氏のライナーによれば以前はもっとサイケだった様だが、本CDではファズギター等ガレージ風味もあるものの、あくまで歌メロを押し出した、素直に親しみやすい曲ばかりだ。ギター・ポップ+サイケとかいう以前に。ちょっと不安定だけど、部分的に外田直美(元夜来香~マドモアゼル・ショートヘアー!)を思わせる女性voが何とも魅力的でイイ。暖かく放射するシンプルなバンドサウンドと胸キュン・メロの調和が絶妙で、エフェクトもさり気なく効果 的な好盤。(『EURO-ROCK PRESS 』 VOL12P59 : 中島氏)


こりゃあまた底抜けにポップ。羅針盤に繋がる。(「OZ DISC official web site」「OZ DISCオーナー 田口史人が 選ぶ 今月のレコード」)