ほう
「どうじゃ、子桓お前も一つ詠んでみよ」
「いえ」
「私は」
「こんな素晴らしい詩の後ではとても……」
「なんじゃ!」
「このめでたい席に詩の一つも詠まんのか」
「は…」
「良いから何か詠んでみよ」
「……では率爾ながら……」
「……」
「やはり主公のお気に入りは子建様ですな」
「いくら子桓様が武に優れていると言っても、あの子健様の詩才はどうだ!」
2/5
前のページ
へ戻る
次のページ
へ進む