メニュー
４． メニュー
[参考1] http://developer.android.com/intl/ja/index.html
次の資料は一読されているものとします。
[参考1] 開発ガイド・タブ >> 左欄:フレームワークトピック UserInterface >> Creating Menus
４．１ メニューの種類
メニューは次の3種類があります。
（１）オプションメニュー
各Activityの主メニューでメニューキーを押下すると表示されます。さらに次の二つに分類できます。
（ａ）アイコンメニュー
メニューキーを押下すると画面下部に表示される。
最大６項目(アイテム)
アイコンが使える唯一のメニュー
チェックボックスやラジオボタンをサポートしない唯一のメニュー
（ｂ）拡張メニュー(extended menu)
オプションメニューの項目が7以上あると、アイコンメニューにすべては表示されないので、５項目をアイコンメニューで表示し、アイコンメニューの第6項目は"More"にし、これを押すと第6項目以降を垂直のリストで表示します。このメニューを拡張メニューといいます。
7項目以上になると自動的に拡張メニューが追加されます。
（２）コンテキストメニュー
あるViewの上を長押しすると表示される。
（３）サブメニュー
オプションメニュー又はコンテキストメニューのメニューアイテムによって現れるフローティングリストです。
サブメニューはネストしない。
４．２ メニューの作成
オプションメニューはonCreateOptionsMenu()、コンテキストメニューはonCreateContextMenu（）の中で作成します。
xmlファイルの中にメニューを宣言することもできます。
４．３ リスナー
リスナーは登録する必要はありません(対応するActivityがリスナーです)。ただし、コンテキストメニュの場合は、コンテキストメニューを設定するViewを登録しなければなりません。
リスナーのメソッド名は次の通りです。いずれもActivityクラスのメソッドです。
onOptionsItemSelected()
onPrepareOptionsMenu()
onContextItemSelected()
onPrepareOptionsMenu()は、オプションメニューが表示されるたびに呼び出されます。動的にオプションメニューを変更するときに使えます。
コンテキストメニューを登録するメソッド
registerForContextMenu() Activityクラスのメソッド
４．４ オプションメニュー用コード
参考資料 http://thedevelopersinfo.wordpress.com/2009/11/01
/operations-with-options-menu-items-group/ Operations with Options Menu items group
メニューのgroup属性はいくつかのメニュー項目をまとめて削除、非表示、disableなどの処理をするための属性です。
４．５ オプションメニュー用コード
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/* 参照元 http://developer.android.com/guide/topics/ui/menus.html */ /* Creates the menu items */ public boolean onCreateOptionsMenu(Menu menu) { boolean result = super.onCreateOptionsMenu(menu); menu.add(0, MENU_NEW_GAME, 0, "New Game");// 引数 groupId itemId order title menu.add(0, MENU_QUIT, 0, "Quit"); // 戻り値はMenuItemオブジェクト(本例は未使用)。 return result;// true:表示する // 文字列はリソースを使うのがお薦め }
/* Handles item selections */ public boolean onOptionsItemSelected(MenuItem item) { switch (item.getItemId()) { // itemIdでクリックされた項目を特定する。 case MENU_NEW_GAME: // 作成時に指定した項目Id // onCreateOptionsMenuのmenu.add参照 newGame(); return true; case MENU_QUIT: quit(); return true; } return false;// false:処理を継続,true：処理を破棄(その結果どうなるかは明記されていない) } |
add()メソッドの戻り値はMenuItemオブジェクトです。このオブジェクトにプロパティを設定できます。次の例はアイコンを追加する例です。
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menu.add(0, MENU_QUIT, 0, "Quit") .setIcon(R.drawable.menu_quit_icon); |
４．６ コンテキストメニュー用コード
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/* 参照元 http://developer.android.com/guide/topics/ui/menus.html */ private static final int EDIT_ID=Menu.FIRST; private static final int DELETE_ID=Menu.FIRST+1;
public void onCreate(Bundle savedInstanceState) { ... view を設定 registerForContextMenu(view);// viewにコンテキストメニューを設定 } public void onCreateContextMenu(ContextMenu menu, View v,ContextMenuInfo menuInfo) { super.onCreateContextMenu(menu, v, menuInfo); menu.add(0, EDIT_ID, 0, "Edit"); menu.add(0, DELETE_ID, 0, "Delete"); }
public boolean onContextItemSelected(MenuItem item) { ContextMenuInfo info = item.getMenuInfo();// ListViewの場合はデータの詳細が設定される switch (item.getItemId()) { case EDIT_ID: editNote(info); return true; case DELETE_ID: deleteNote(info); return true; default: return super.onContextItemSelected(item); } } } |
コンテキストメニューもオプションメニューとほぼ同じです。次の点に注意して下さい。
（１）コンテキストメニューはViewに登録しなければなりません。
registerForContextMenu(view) を登録時に呼び出します。
（２）ContextMenuInfo onCreateContextMenuの引数
onCreateContextMenuの第3引数でContextMenuInfoが渡されます。ContextMenuInfoは内容はViewによって異なります(ContextMenuInfoは中身のないinterfaceです---少なくともリファレンスには記述されていません)。たとえば、AdapterViewの場合、項目のidがContextMenuInfoから取得できます。TextViewの場合はnullです。その他、実装しているViewについてはリファレンスで確認して下さい。
ContextMenuInfoはonContextItemSelectedで渡されるメニュー項目からも取得できます。
４．７ サブメニュー用コード
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/* 参照元 http://developer.android.com/guide/topics/ui/menus.html */ public boolean onCreateOptionsMenu(Menu menu) { boolean result = super.onCreateOptionsMenu(menu);
SubMenu fileMenu = menu.addSubMenu("File");//addSubMenuを使います。戻り値 SubMenu SubMenu editMenu = menu.addSubMenu("Edit"); fileMenu.add(0, MENU_FILE_NEW, 0, "new"); //サブメニューのaddを使います。 fileMenu.add(0, MENU_FILE_OPEN, 0, "open"); fileMenu.add(0, MENU_FILE_SAVE, 0, "save"); editMenu.add(0, MENU_EDIT_UNDO, 0, "undo"); editMenu.add(0, MENU_EDIT_REDO, 0, "redo");
return result; } |
サブメニューはaddの代わりにaddSubMenu()メソッドを使います。サブメニューの項目はサブメニューの各オブジェクトのadd()メソッドを使います。
onOptionsItemSelected()又はonContextItemSelected()の仕様は同じです。項目のIdはサブメニューのadd()メソッドで指定したものを使います。
注
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MenuとMenuItemはオプションメニューとコンテキストメニューで同じものが使われていることに気づいたと思います。MenuとMenuItemをリファレンスで調べて下さい。これらはinterfaceです。したがって、オプションメニューとコンテキストメニューで使われているそのインタフェースの実装は同じであるとは限りません。ということを知っておいて下さい。 |
４．８xmlでメニューを定義する
これまで説明したメニューのコードは、プログラムの中でメニューを生成する方法でした。
メニューはxmlを使った方法で定義できます。プログラムの中ではこれを展開してメニューオブジェクトにします。Androidはこの処理を"inflate"と呼んでいます。(inflateはインフレーションの動詞形)
メニューファイルは、res/menuフォルダに保存します。
例を次に示します。
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/* 参照元 http://developer.android.com/guide/topics/ui/menus.html */ <menu xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"> <item android:id="@+id/new_game" android:title="New Game" /> <item android:id="@+id/quit" android:title="Quit" /> </menu> |
これは「４．５ オプションメニュー用コード」対応するものです。これをプログラム内で"inflate"する方法は次の通りです。
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/* 参照元 http://developer.android.com/guide/topics/ui/menus.html */ public boolean onCreateOptionsMenu(Menu menu) { MenuInflater inflater = getMenuInflater(); inflater.inflate(R.menu.options_menu, menu);// メニューはoptions_menu.xmlにある場合 return true; } |
onOptionsItemSelected()メソッドはプログラムでメニューを定義する場合と変わりません。メニュー項目のIdがxmlで指定されたものになるります(通常、プログラム内で定義したものと同じではありません)。
サブメニューはmenu要素の中にメニュー要素を使って定義します。例を次に示します。
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<menu xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"> <item android:title="File"> <menu> <item android:id="@+id/newFile" android:title="new"/> <item android:id="@+id/openFile" android:title="open"/> <item android:id="@+id/saveFile" android:title="save"/> </menu> </item> ... </menu> |
groupはメニュー項目(item)をgroup要素で包みます。例を次に示します。
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<menu xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"> <group android:id="@+id/fruit"> <item android:id="@+id/apple" android:title="Apple"/> <item android:id="@+id/orange" android:title="Orange"/> </group> <group android:id="@+id/meat"> <item android:id="@+id/beef" android:title="Beef"/> <item android:id="@+id/pork" android:title="Pork"/> </group> </menu> |
以上