関東鉄道竜ヶ崎線の歴史

開業はなんと1900年(明治33)8月14日、
再来年には100周年を迎える県内最古の私鉄路線です。

  計画当初「藤代−竜ヶ崎」を結ぶ「馬車鉄道」としてスタートしましたが、
輸送力の点から「蒸気軽便鉄道」へと途中で計画変更し、更に小貝川へ
の橋梁建築の経費を軽減するために日本鉄道(現常磐線)との接続駅を
佐貫へと変更して2フィート6インチ(762mm)という現在よりも狭いレー
ル幅で開業しています。常磐線の佐貫駅もこれに合わせて開業しました。

1915年(大正4年)7月には軌間(2本のレールの間の幅)を、当初の
2フィート6インチ(762mm)から現在の3フィート6インチ(1067mm)に
変更しています。戦時の輸送機関の統合により、現在の鹿島鉄道を経
営していた「鹿島参宮鉄道」に鉄道事業が移譲されたのが1944年(昭
和19年)5月13日、その後、同社は1965年(昭和40年)6月1日に
「常総筑波鉄道」と合併し現在の「関東鉄道」となります。        

1971年(昭和46年)には国内の鉄道にさきがける形でワンマン運転
を開始し、これは現在も行われています。                  
昨年3月には専用設計の新車2両が登場し、戦前生まれの部品がちり
ばめられていた旧型車2両が置き換えのため解体されています。    


    

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