蒼天の拳登場人物その1

霞拳志郎

北斗神拳の中で、もっとも奔放苛烈で最強の男とされた人物。
霞羅門(リュウケン)の兄である(年齢はかなり離れている模様)。
確実に言えるのは、北斗神拳の使い手の中で一番言葉遣いが悪いということ。

上海では閻王と呼ばれ、紅華会という犯罪集団を一人で壊滅寸前までに追い込んだことで、誰もが知っている人物であった。
また、当時は伝承者ではなく、ただ己の拳を追い求める血に飢えた狼だったらしい。

物話の始まる1935年には、東京四谷の東和女子大学校にて教鞭を振るっている。
本を立ち読みしただけで千ページもある中国古書を暗記して写本を作ったり、
嗅覚に優れている(汗に含まれる有機酸の割合で人物を特定した)など、平時でも超人ぶりを発揮している。
(ただし、デリカシーなどは持ち合わせていない模様)
教師の時の風貌は、中坊林太郎の林か、阿弖流為の神上教授と思って間違い無い。
教師でいられるのは、上海で北大路親子を救ったためである。

義の男であるため、朋友が危機に遭遇すると必ず報復するという一面がある。
第四話の前半部分だけ見ていると、前田慶次を彷彿させるような行動が多々見られる。
第五話を見ると、今度は龍星に見えてきます…。

第6話にて、第62代伝承者であることを公開。これにて、拳志郎=コウリュウ説は消滅したと考えてよいであろう。
第7話で、玉玲が殺されたことを知り、上海へ向かうことを決意する。

強くなって羅門を見て、「帰らなかったら、お前が伝承者だ!!」と無茶苦茶あっさり決めてしまうのはどーかと。
(ジャギが泣くぞ)

霞羅門子供のころの羅門(子供のころ)

北斗神拳第63代伝承者。のちのリュウケンである。ケンシロウの名前をつけたのは、兄の拳志郎と同じ痣をもっていたからである。
ケンシロウが生まれた時に「息子」と言っていないことから、ケンシロウの父ということはなさそう。

9話では、子供の状態で登場。伝承者になったのは、拳志郎のとんでもない発言が原因という驚愕の事実が。
(どうやって、奥義を知ったのだろうか?)

子供とはいえ、兄同様かなり口が悪い。髪の毛と引き換えに普通の人間の言葉遣いを覚えたのか?

登場:1話・9話

愛新覚羅溥儀:溥儀

清国の最終皇帝にして、満州国の初代皇帝である。その存在意義は、日本の関東軍による満州国建国の正当性を
証明するための存在でしかなかった。
常に暗殺の危険にさらされていたため、爆音の音を聞くと怯えてしまう。
そのために、閻王と呼ばれる男を護衛にしたがっているのだが…。

また、毒見役がいないと、食事をするのも嫌がる模様(第二話)。
第三話では、部下が閻王のことを話さなかったために、無理矢理聞き出して棒で殴る有様。
そして、拳志郎には「北斗の文句は俺に言え」と言われ顔面をぶん殴られ、
「チンチンうるせぇな、このボケェ。死んじまえば、人間所詮クソ袋よ!!」と言われてしまう。

第四話では、朋友の大切さに心を打たれた溥儀が、すっかり顔つきも「漢」になって拳志郎と勝負をすることに…。
勝負は一瞬で決着したが、溥儀は倒れる直前に拳志郎に大事そうな剣を渡した…。
と、すっかりギャグキャラからいいキャラに変貌。

登場:1〜4話

禁衛隊隊員
蒼天の拳における、最初の北斗神拳の被害者。
溥儀の命令で、李を尾行するが、あまりにも存在感が強すぎたことと、音を立てながらスープを飲んでいたために、
あっさりバレることに。ドブネズミや、ブタ扱いされるところが、北斗の悪役たるが所以か…。

閻王が、溥儀の護衛についたら職がなくなるため、見つけ次第ブチ殺すつもりであったが、見事に返り討ち。
悪役の特技である「謝った直後に不意打ち」も見事に失敗して、北斗神拳の餌食に…。

登場:1話


李永建

もともとは、上海で青幇屈指の殺し屋であったが、組織の壊滅により溥儀の138人目の毒見役になって生き延びることに。
第3話にて、吐血したが、本当にお迎えがくるのだろうか?

と、いっていたら第4話では血を吐きながら街を歩き、下水道に飛び込む…(5話で、金に救出され閻王を呼びよせる餌として使われる)

第6話にて、睡龍と呼ばれた青幇屈指の毒使いということと、紅華会から賞金が懸かっていることが発覚。
閻王と一緒のところをみんなに見られていることから、自分の顔を切り削いでくれるよう、金に頼む。
そして、鉄扇が顔を襲うが果たして原作品において、このまま顔を削がれているのかどうかは怪しい・・・。

第7話で、金さんの鉄扇はロープを切っただけということが発覚(血は、普段から吐いている血ですな)
金さんは、対決が終わったら病院に連れていくつもりであったが、すでに病状は手遅れと言う状況で、
拳志郎に玉玲が紅華会の連中に殺されたことを告げて死す…。
最後まで「朋友」と言っていたのが印象的。

登場:1〜7話


大原幸代:大原理事長

東和女子大学校の学長。非常に穏やかな人物で、金藤が霞のことを注意しても、
逆に喜んだり、感心してしまう大物。

登場:1話


金藤政夫:教頭

中坊林太郎の今藤課長の祖先と思われる人物。
次期学長の座を狙う野心家であるが、学長が取り合ってくれそうにはないので無理でしょう(爆)。
左右に動くハゲ頭の上の髪の毛が気になってたまらない存在ではある。
9話で久しぶりに登場。学長の座だけでなく、綾をも狙っているという無謀ぶりを発揮(マテ

柔道二段・そろばん八段のツワモノらしいが、途中で空手三段を付け加えるなどかなり眉唾もの。
無謀にも、閻王を突け狙う男にケンカをふっかけるが、ステッキで太ももをつきさされKO。

って、ヤクザ相手に取り立てをしようとして失敗した中坊の今藤さんと同じやん。

口癖は「まあーああぁ」(毎回「あ」と「ぁ」の位置が変わったりする)

登場:1話・9話


北大路綾:北大路

東和女子大学校の創始者の娘である。黒板に、拳志郎が立ち読みしていることを慎むように書いたが、
そのことによって、拳志郎に汗が「すこぶる特徴的」と言われるはめに・・・。

密かに、拳志郎に恋をしているとのウワサも(なぜ本屋で立ち読みしていることを知っているのか?というところから推定)

9話にて、上海へ旅立とうとする拳志郎を見送りに来ていることから、どうやら本気で好きらしい。

登場:1話・8・9話


謎の大男

デビルリバースをハゲにしたような男。経絡秘孔の解説のために犠牲となる。
「やめて、許して、やめて、許して、やめて、も、もうしませせせんせぇ」の悲鳴をあげて絶命。
秘孔の突かれ方が柔破斬を髣髴させる。

登場:2話



金克栄

禁衛隊第一隊の隊長。中国随一と謳われた八極拳の達人で、
常に暗殺の危機に晒されている溥儀に招聘され、拳法部隊の隊長を務めている。
第一話では、顔を鉄扇で隠していた。
北斗神拳の恐ろしさを良く知っているが、拳志郎を伝承者と言うミスも(と言っていたら、六話で正しいことが証明。
じゃあ、拳志郎からリュウケンへどのように伝承者として継承されたのかが気になるところ)。

拳志郎との因縁は、上海でユダヤ財閥の用心棒をしていた時に、拳志郎と闘って胸に傷をつけられたからである、
本人は引き分けと言っているが、どう考えても敗北だと思うんですけど…。

第6話で、拳志郎と対決するも、自慢の掌底からの発勁が通じないわ、身体は震えて動かなくなるわとヘタレ状態に。
そして、秘孔まで突かれてしまっています。第7話ではどうなるのか!?

第7話では、秘孔は突かれていなかったことが発覚。素直に敗北を認めた。
李さんを救おうとしたことからして、典型的な原作品の『悪役→良い人』の構図に当てはまる人ということが発覚。

登場:1〜3話・5・6話


潘光琳

青幇の幹部で、上海の顔役であった。そのため、紅華会に命を狙われることになり、
串刺しにされて殺された。
顔は、ジュウザともアインとも言われているそうな・・・。

が、殺されるシーンがハッキリとなかったため、生存説が唱えられ、
実際生きていたりする…。が、現在は呉の城で陵遅刑(ネズミに足をかじられる)を受けることに。

登場:1話(名前のみ)・2・21〜25・29・30話


潘玉玲

光琳の妹(姉かも)。上海での拳志郎の想い人らしい。
第7話で、光琳共々紅華会に殺されたこと・キリスト教信者であることが発覚。
(ユリアみたいに生きている可能性はなきにしもあらずだが)

ボロボロになっていた拳志郎を看病したことが、最初の出会いであった。

上海で、ずっと拳志郎のことを想っていて、字を知らなかったにも関わらず、一生懸命覚えて、
その手紙を李さんに託していた…。

登場:2話・7・23〜25話


ジタンダール巡査部長

フランス租界の巡査部長。青幇の後ろ盾であったが、紅華会の手によりロシア人の娼婦と心中したかのように、
黄浦江に浮かいていた…。彼がいなくなってからは、公認の巡査部長が紅華会とグルだったために、
青幇は一気に虐殺されることに…。

登場:2話

金克栄についてきた男(憲兵?):ケンペー君

タクシーで金と一緒に乗っていた男。言葉の使い方から禁衛隊のものではないことは確かである。
賞金目当てに銃で閻王を殺そうと考えるが、「いかな拳法の達人でも銃には敵うまい」とジャギ様チックなコメントを残したため、
金の八極拳の犠牲者となる…。

登場:3・5話

北大路剛士:

綾の父親。北大路財閥のドンである。
拳志郎とは、財閥企業の1つである北大路物産の中国大陸販路拡大のために上海に行っていた時に、
紅華会から救ってもらったことから付き合うようになる。
ある意味、朋友と言うべき存在。

登場:8話

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