蒼天の拳個人的な考察

注意書き:
この考察はあくまで、私が勝手に思っていることであるだけで、これが正しいと断言するつもりはございません。
あくまでも、私のたわごとと思って見てやってください。



Q:北斗に関係しているのに、なぜ南斗・元斗などの他流派が出てこないのか?

A:
最大の理由は、昔のジャンプ系漫画では当然のように起こっていた
強さのインフレを防止するためのものと認識しています。

また、続編ものにありがちな、
『○○の息子(及び関係者)』が乱発して登場するパターンを嫌った(バンチ全体がこの傾向?)
というふうにとることも可能だと思います。

雑魚と戦うシーンばかりみたいのであれば、SAKONで余すところなく見れると思いますし(爆)



Q:拳志郎の目的は何? 青幇再興なの? ってゆーか何したいの?

A:
青幇再興という目的ではないでしょう。
作中にそのようなことを描いている部分はありませんし。
拳志郎が上海に渡った時には、葉に会う事も考えていなかったと思いますし。

そしてゴランと戦ったのは、炮烙で大火傷を負いながら、苦境に喘ぐ葉を
朋友がイジメられているのは我慢ならんと助けたかったからではないか? と思っています。
何か計画的なことがあったら、あんな無茶なマネはできません。

今の所、玉玲を殺した(原御大のことなので生きていそうですが)者をみつけることではないかと思います。



Q:青幇なんてただの犯罪者集団じゃない。 そんな集団に肩入れする拳志郎は好きになれないんだけど

A:
確かにヘロインの売買など、やっていることは青幇も悪いことには変わりありません。
が、青幇時代の方が明らかに上海租界の治安はよかったらしく、
必要悪というべき存在だったのではないかと思います。
(影武者徳川家康においては、二郎三郎はすりの頭目に盗賊を江戸に入れないように指令した)

ただ、拳さんはそーゆーことには気づいていないだけなのかも…。
鼻は鋭くとも、どっか
世間ズレしてますから。

また、ケンシロウも拳王様や聖帝様を倒すのはいいけれども、
その後のアフターケアなんぞまったくしていないため、
コウケツとかボルゲのようにカリスマ性が疑わしい者が跳梁跋扈するという事態を引き起こしています。
下手な犯罪集団よりも
ケンシロウの方が性質が悪いです(爆)



Q:ラオウ、トキ、ジャギ、カイオウなどの話が出てこないのですが…。

A:
あくまでも、リュウケン(霞羅門)がケンシロウに拳志郎の話を聞かせているというスタンスなので、
よほどのことがない限り出てくることはないと思います。
(拳志郎に絡める要素があるようには思えないので)

っていうか、ジャギとかカイオウとかヒョウとか
コウリュウ
原先生・武論尊先生ともに頭から消え去っているかもしれません(苦笑)



Q:ケンシロウは、リュウケンの息子なの?

A:
最初のシーンで息子説が浮上しましたが、
師父というのは父親というより、「師匠」という意味合いで使っていると思われるため、
これを根拠に今すぐ断言するのはどうかと思います。



Q:拳志郎はコウリュウなの?

A:
コウリュウが伝承者であったという記述は北斗にはなかったですし、
また拳志郎から羅門への伝承者の資格の移行は、
単純に拳志郎が
責任放棄しただけに思えます。



Q:北斗神拳伝承者なら、銃弾ぐらいなんとかしてしまえるのでは?

A:
北斗の時代だと、銃を使うのはジャギ様などごく少数であったため、集中砲火されたことはないと思います
(アニメ版については、原先生が話を作っているわけではないので考慮外)
現に、前田慶次も硝煙の匂いで鉄砲から逃れているだけで、原作では
「俺みたいな男も、お前みたいな馬も、そうそう生きちゃいけないよ。いずれ鉛弾丸を食らって死ぬのさ」
と松風に嘆いていましたし、
島左近も、身体に残った銃弾(5発)の影響で本来の体力に回復することはありませんでした。

原哲夫作品の主人公で生身で銃弾が全然オッケーなのは
阿弖流為様だけです。
(ブルーの場合は身体そのものを強化しているので、対象外)


Q:なぜ溥儀は武論尊氏が考えていたような拳法の達人じゃないのですか?

A:
原先生の中には、隆慶一郎先生作品の影響を受けたためか、
話の内容が事実と違うところがあっても、歴史に影響がないようにしようと思っているからかもしれません。

また、武論尊先生のシナリオ通りに話を進めたとしても、成功する保障はないですし、
(タイプ的に、主役よりも敵役の方が個性が強くなってしまうので、蒼天のような男は描きにくそう)
北斗を面白くした要素は原先生の力もおおいにあると思います。
(ウイグル獄長様の鞭が、原作の段階では一本だったのが何十本に増えていたというエピソードなど)

隆先生の影武者徳川家康の原作も、なんだかんだいって流れ的には歴史にまったく逆らっていませんし。


Q:単行本は売れてますか?

A:
バイト先ではバンチが1冊(自分用)しか入ってこなくなった状況ですが、
蒼天のコミックス入荷は他の青年誌やヤング誌に連載されているコミックス並み(17冊)に入ってきました。
(まぁ、これだけ入荷しても売れないコミックスなんぞいくらでもありますが)
それでいて、初回入荷分は見事に完売という結果に。
(AHは1日でなくなりましたが)

まぁ、コミックスは作者名というブランドが重要だったりするからなんでしょうが…。
果たして2巻ではどーなっているかは予想できません(汗




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