ディアスの好調を考える
5月、これまで不振を極めていた、カープのスーパーサブ(と、いうよりケガ人が出た時の穴埋め要員)のディアスであったが、
突如として、ホームランを量産し始めた。
しかも、ヒット2本の内1本はホームランというとんでもない割合で…。
元々のディアスといえば、
「巨人戦だと打つ」
「ホームランを狙い過ぎているスイング」
「選球眼が悪い」
と、いうイメージしかなかっただけにびっくりです。
5月12日現在で、5月4日からの8日間の成績が、30打数14安打
.466 9HR 22打点と、
すでに、月刊MVPが取れそうな数字です(HRは1年分を打ってしまったことになります)。
これまでの、ディアスの成績はというと、
試合 | 打数 | 得 | 安 | 二 | 三 | 本 | 塁打 | 点 | 盗 | 盗失 | 犠打 | 犠飛 | 四 | 死 | 振 | 併 | 打率 | 失策 | |
99年 | 110 | 361 | 29 | 95 | 14 | 2 | 8 | 137 | 53 | 2 | 0 | 4 | 2 | 20 | 5 | 40 | 12 | .263 | 17 |
00年 | 88 | 264 | 25 | 67 | 7 | 0 | 8 | 98 | 31 | 4 | 0 | 2 | 1 | 16 | 1 | 30 | 3 | .254 | 9 |
と、普通の外国人選手ならとっくに帰国していてもおかしくない成績ですが、
ディアスは、来日当初は「兵動が成長するまでのつなぎ」と見られており、兵動が出てこなかった時には、
故障者の穴埋めをする存在であったので、普通の助っ人とは違います。
そのため、年俸も3630万(推定)と、他球団の外国人選手と比べると安いのです。
さて、今回の大爆発の原因はスポーツ紙によると、2つの原因があるとされています。
その1:松原先生とビデオを見て修正した。
4月があまりにも悪い成績だったために、
松原コーチと共に、自分を売り込むために作ったビデオ(もちろん、日本に来る前に作ったもの)を見て、
現在の打撃フォームの悪い所を修正したこと。
ただ、アドバイザーが松原先生というのが気になるんですが…。
その2:同郷のカブレラからのアドバイスを受けた。
同じベネズエラ出身で、仲良しのカブレラ(西武)のアドバイスを受けたことにより、打ち始めるようになった。
そのアドバイスの内容は「力を入れすぎるな」というものであったそうな・・・。
しかし、これって、今まで誰もが突っ込みたかったことでは?
それに、カブレラのアドバイスで打てるようになるならば、鈴木健とか垣内とか大成とかも打つようにならないと…。
3〜4月:いつものエディらしい成績
4月6日:上原から2回に1号ソロホームラン
4月19日:バンチから、2回に2号2ランホームラン
5月:狂ったように打ちまくるエディ
5月3日:3塁の守備固めに登場したのみ
5月4日:7番サードでスタメン出場。3打数・1安打・2打点・2三振・3号2ラン(6回山本)
5月5日:4打数・1安打・1打点・4号ソロ(3回ニューマン)
5月6日:5打数・4安打・6打点・5号ソロ(2回石井一)・6号3ラン(4回・石井一)・7号2ラン(7回ハースト)
5月8日:3打数ノーヒット
5月9日:3打数ノーヒット・四球1・犠打1
5月10日:5打数・4安打・7打点・エラー1・8号3ラン(1回・高橋尚)・9号ソロ(8回・三浦)・2塁打1
5月11日:3打数・2安打・2塁打2
5月12日:4打数・2安打・6打点・1三振・10号3ラン(2回・川尻)・11号3ラン(7回・西川)
5月13日:3打数ノーヒット
5月15日:4打数ノーヒット
5月16日:3打数ノーヒット
5月17日:1打数1四球犠打2
5月19日:3打数2安打・2打点・1三振・12号ソロ(前田幸)
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