大阪(河内)名物タオルダンスについて


今年から従来の暴れん坊将軍のテーマに乗った「チャンステーマ1」とは別の「チャンステーマ2」が作られた。
ファンクラブの継続会員に配られる「タオルマフラー」の使用方法を考えていた時に考案されたタオルダンスと組み合わさることによって、
今のあのクルクルまわるライトスタンドの光景が出来あがった。




最初にチャンステーマ2を聞いたのが3月のナゴヤドームでのオープン戦、
普段ならば今で言う「チャンステーマ1」が流れる場面で、
今まで聞いたことがない音が聞こえてきた。
近鉄球団は球場で配るサポーターズブックに応援歌を載せているほど普段から応援歌に対するサポートが良いのに、この知らない応援歌は何だ?

歌詞もわからず(今じゃ嫌でも覚えてるのに)そのときは、戸惑いだけが私の頭を駆け巡った。
応援団の人はこの「チャンステーマ2」をこれからどんどん使っていくと言った.
(確かに今じゃどんどん使っているが)

まさか、「チャンステーマ1」をお蔵入りにして全部この新しい「チャンステーマ2」にするのか?
その試合では、「チャンステーマ1」が使われなかったこともあってその考えが強まっていた。
その考えは、月末にでた「大阪近鉄バファローズ選手別応援歌2000」というCDを聞いて氷解した。
「チャンステーマ2」の歌詞があんなにとんでもないものだということもわかった。

そういえば、タオルが出たというけど(当時は一般販売はなし)、まさか巨人みたいにロッテのパクリでもするんかいな?
西武も回すとか回さないとかでていたなぁ・・・

そんなことを考えていながら、プロ野球は開幕した。
すると、「近鉄ファンはタオルを掲げて踊る」ということが話題に各所で話題になった。
パリーグの本拠地に行く機会がなく実物が見れなかった。
おおまかな動きはわかっていたが、細かい動作はよくわからなかった。
近鉄の試合をテレビでやってくれないかなぁ・・・中日の試合は別にいいから。


そんな思いが強くなったためか、ついに大阪ドームに行くことにした。
途中で、貰った「バフィ・バフィ(無料の近鉄情報誌。近鉄の駅などで配布されている)」で踊り方を説明している記事があり、
タオルマフラーの中に使い方を説明した紙が入っていたので細かい動作まで理解できた。

ライトスタンドに向かう途中に遭遇した近鉄ファンはほとんど肩にタオルマフラーをかけていた。
「タオルダンス」が観客動員のUPにつながっていると言う噂は本当なのだろう。

試合が始まってさっそくその機会は訪れた。
2死、ランナー1・2塁、打者は武藤
「俊敏華麗に武藤、俊敏華麗に武藤、俊敏華麗に武藤、武藤〜、武藤〜」のリードはなく、
「♪ちゃらら〜、ちゃらちゃらら〜、ちゃっちゃっちゃっちゃ〜」とトランペットの音が聞こえた。
慌ててタオルを掲げ始め、回った。そして、一連の動作を繰り返す。
そのスピードは想像以上に速く、武藤の打席が終っただけで汗をダラダラ流すほどであった。

「こんな応援をして9回まで身体もつんかいな?」と思いつつも、「やっていて楽しい」という気持ちも沸き起こっていた。
今度、大阪ドームに行く日は以外に近いかもしれない・・・。


歌詞「♪勢いだつなげ続け、ヤマを張り一か八か、
そこだ打て手を出せ、バット振ったらボールは飛ぶ(選手名×2)」


動作@「♪ちゃらら〜」、とファンファーレが鳴ったらファンファーレが終る間際にタオルマフラーを下から上にゆっくり上げる。

動作A太鼓が鳴りおわったら次に、「ワン・ツー・スリー・フォー」と言ったあと、タオルを頭上に掲げて一回転し、その後「わっしょい!わっしょい!」の掛け声と共に右上、左上と腕を上げ下ろし、同時に膝も屈伸させます

動作B「い〜き」で右手をヒジをたたみながら胸の前に、「お〜いだ」で左手もヒジをたたみながら胸の前に。

動作C「つなげ」で右手を突き出すようにして、「続け」で左手も突き出すように伸ばします(タオルマフラーが胸の真ん中で中心になるように注意すること)。

動作D「ヤマ〜」でタオルを立てるように右手を上、左手を下に。「を張り」でさっきとは逆に右手を下、左手を上に。
     「一か」は「ヤマ〜」と「八か」は「を張り」と同じ動作をする。

動作E「そこだ」でタオルをたたんだ状態にする。この時膝は屈み気味に。「打て」で膝を伸ばしながら頭の上で腕をいっぱいに伸ばしてタオルマフラーを広げます。「手を」は「そこだ」と同じ、「出せ」は「打て」と同じ動作。

動作F「バット振ったらボールは飛ぶ」の間にタオルを掲げたままグルグルと回る。

動作G選手名を叫びながら、「わっしょい!わっしょい!」の時と同じ動作をする。

あとは、動作Bに戻り、チャンスが続くまで繰り返す。

注・最近は延々と繰り返すのではなく、長すぎる場合にはストップがかかる。そして、タオルを持ったまま右腕→左腕を上げ、
降ろして「わっしょい!」と言う。そしてこれを繰り返すと言う動作が入った模様。

↑動作Dです。


↑動作Aです
なお、実際のテンポはCDで聞くスピードの3倍はあるのでかなりハード。