ストッパー毒島とは？

１９９６年からヤングマガジンに連載されていた野球（パリーグ）漫画。
作者は、ゴリラーマンや、ＢＥＣＫ（主人公が田中幸雄で愛称がコユキな音楽漫画）などで知られているハロルド作石。

舞台は、１９９６〜９７年までのパリーグで、在籍する選手は外国人が消滅してるドカベンとは違い、
そのまま登場します。
唯一違うのは、第７の球団として東京の駒沢フィールドを本拠地とした京浜アスレチックスが存在していることでしょう。
作品中には、野球関連の深い小ネタがあったり、どこかで見たことがあるようなモブが沢山登場します。

設定的には、日本シリーズに連続二回出場の強豪（ただし、シリーズ二敗）であったが、黒い霧事件に巻き込まれて
一気にチームが弱体化。オーナーも何度か変わるという事態に。
そして、今はパリーグの最下位を独走するお荷物球団となっていた。と西鉄にいろいろ絡ませたような球団である。


１巻が毒島大広アスレチックス入団までの話で、
２〜４巻が９６年のシーズン。
５〜１２巻が９７年のシーズンとなっています。

主人公の毒島大広は間柴高校に通っていたが、ヤクルトのテストを受けた際にトラブルを起こし校長が退学処分に。
その後書類審査の段階で巨人以外のテストを受けることすら認められなかったが、
その巨人のテストも雨でテストそのものが中止となり、テストでの入団は閉ざされることに。
そのため、ドラフト上位指名が確実なかつてのライバルである赤堀高校の溝口と勝負をしてアピールを目論んだり、
広橋中学時代に因縁がある立花東高の清水に勝負を挑もうとした

しかしながら、ストーカーのごとく毒島を見ていた、アスレチックスのスカウト木暮によって、球団内部の獲得反対の意見を押し切り
ドラフト八位で指名されることに（木暮は編成部長に睡眠薬を飲まそうとしたぐらいに買っていたのだろう）。
しかし、入団に納得していない片平監督や編成部長らがテストをして入団を決めることになった。
風邪で体調を崩しながらも受けたテストでは、どこに行くかもわからない直球ではあるけど１５８キロの直球を投げ、
「客が呼べるかもしれない」との判断で採用が決定。
以上が、アスレチックス入団までの経緯である。

ちなみに、１１〜１２巻で繰り広げられているロッテとの最終戦は、
１９８８年の「１０・１９川崎決戦（近鉄ｖｓロッテ）」のオマージュです。

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