ハニスポの記事
(2005年1−12月)


2005年12月18日
2005年最後の更新

 今年リーグ5位と惨敗したジャイアンツが二段階ドラフト(高校生の部)で1巡目の辻内崇伸投手(大阪桐蔭高校)のくじを外したと勘違いした上に4巡目の福井優也投手(済美高校)には逃げられ、今年の元旦に天皇杯を制したヴェルディがリーグ公式戦を18チーム中17位で2部落ち決定と、讀賣グループにとってはまさに「踏んだり蹴ったり」の1年となった。
 だがしかし、そんな讀賣グループの惨劇(?)が三文喜劇に感じられる程、ここ1ヵ月半程は暗いニュースが目白押しだった。
 女子高生が母親を毒殺しようとするは、ラーメン屋に行列に並ぶ感覚で全国各地で幼女殺害事件が続発するは、アレな奴らが耐震偽装マンションを建てまくるはで・・・、
もうね・・・
アフォかと・・・
ヴァカかと・・・

 そんな辛気臭いニュースはこれくらいにして、まずは明るいニュースから。

 日本、韓国、台湾各国のプロリーグ王者と中国選抜チームとでプロ野球のアジア王者を決める第1回アジアシリーズが11月10日に開幕し、1次リーグ(11月10〜12日)を1位で通過したマリーンズ(日本)が13日の決勝戦で、リーグ2位のライオンズ(韓国)を下し、初代アジア王者に輝いた。尚、最優秀選手賞にはベニー(マリーンズ)が選ばれた。
1次リーグ 第1戦
マリーンズ(日本)6-2ライオンズ(韓国)
1次リーグ 第2戦
ブルズ(台湾)12-1
(7回コールド)
マリーンズ(日本)
1次リーグ 第3戦
マリーンズ(日本)3-1中国選抜チーム
決勝戦
マリーンズ(日本)5-3ライオンズ(韓国)

 ところで、パ・リーグのプレーオフでマリーンズに敗れてリーグ優勝を逃したホークスだが、オフシーズンを良いニュースで沸かせていた。
 まず、チームの要である城島健司捕手が10月31日にFA宣言して、11月21日にメジャーリーグのマリナーズへ入団する事となった。これで城島は、メジャーリーグでの日本人捕手第1号となった。
 更に、チームにとって貴重な先発左腕・和田毅投手が、タレントの仲根かすみ嬢と12月10日に電撃結婚した。

 ちなみに、今年良い所のなかったジャイアンツだが、平成17年度の文化勲章受章者と文化功労者が11月28日に発表され、長嶋茂雄・ジャイアンツ終身名誉監督が功労者に選出される(プロ野球界からの選出は1992年の川上哲治氏以来2人目)というおめでたいニュースもあった。

 一方、今年から1シーズン制で戦われたJリーグ1部(J1)では、優勝争いが最終節までもつれ、前節で首位から滑り落ちたガンバ大阪が川崎を4対2で下し、前節に首位に立ったセレッソ大阪が後半44分に同点に追いつかれて引き分けで終わった事で、ガンバ大阪が「関西勢初のJ1制覇」となる初優勝を果たした。
 ジェフ千葉が今年のJリーグ杯を制した事もあり、これでJリーグ創設時の全10チームがタイトル(リーグ戦優勝、カップ戦優勝、天皇杯優勝)を獲得した事となった。

 12月9日(日本時間12月10日早朝)のドイツ・ライプチヒにて、サッカーW杯・ドイツ大会の一次リーグの組合せ抽選会が行われ、一次リーグの全組み合わせは以下の通りとなった。
 
AグループBグループCグループDグループ
ドイツ(16)
コスタリカ(3)
ポーランド(7)
エクアドル(2)
イングランド(12)
パラグアイ(7)
トリニダードトバゴ(初)
スウェーデン(11)
アルゼンチン(14)
コートジボワール(初)
セルビア・モンテネグロ(10)
オランダ(8)
メキシコ(13)
イラン(2)
アンゴラ(初)
ポルトガル(4)
EグループFグループGグループHグループ
イタリア(12)
ガーナ(初)
アメリカ(8)
チェコ(9)
ブラジル(18)
クロアチア(3)
オーストラリア(2)
日本(3)
フランス(12)
スイス(8)
韓国(7)
トーゴ(初)
スペイン(12)
ウクライナ(初)
チュニジア(4)
サウジアラビア(4)
(()内の数字は出場回数、出場回数の「初」は初出場)。

 そして、日本の一次リーグでの試合日程は以下の通り。

2006年6月12日 オーストラリア (カイザースラウテルン)
2006年6月18日 クロアチア   (ニュルンベルク)
2006年6月22日 ブラジル    (ドルトムント)

 ついでに、各グループの勝ち抜け予想は以下の通り。

Aグループ:1位ドイツ、2位ポーランド
Bグループ:1位イングランド、2位スウェーデン
Cグループ(このグループは見所一杯):1位アルゼンチン、2位オランダ
Dグループ:1位ポルトガル、2位メキシコ
Eグループ:1位イタリア、2位チェコ
Fグループ(このグループも見所一杯):1位ブラジル、2位オーストラリア
Gグループ:1位フランス、2位韓国
Hグループ:1位スペイン、2位ウクライナ

 さて・・・明るいニュースはここまでとして、伝えておきたい訃報を3つ・・・。

 デビューしてからしばらく経った時に、「1986年のマリリン」の大ヒットと共に、当時としては大胆とされたヘソ出しステージ衣装でファンを魅了し、1992年のミュージカル「ミス・サイゴン」のオーディションに合格して主役に抜擢された事でミュージカル女優への華麗な転身を遂げた、歌手の本田美奈子(本名・工藤美奈子)女史が、今年1月からの急性骨髄性白血病に対する闘病生活の甲斐なく、11月6日未明に東京都内の病院で死去(享年38歳)。

 プロレスの名門一家・ゲレロ家の四男坊で、プロレス一家の中で揉まれて培われた確かなレスリングテクニックと、ゲレロ家の家訓”Lie, Cheat and Steal!!(ズルして、ダマして、盗み取れ)”に示される狡猾さと、”ラティーノ・ヒート”の愛称に示される激情を以って並み居る強敵達と渡り合い、かつて日本でも”2代目ブラックタイガー”として活躍し、2004年2月にはWWE王者に上り詰め、10月9日に38回目の誕生日を迎えたばかりのWWEスーパースター・エディ=ゲレロ氏が、現地時間11月13日の朝、遠征先の米国・ミネソタ州ミネアポリスのホテルの一室で急死した(享年38歳)。

 そして・・・この訃報は・・・あまり信じたくないけれど・・・。
 昨年秋にバファローズとブルーウェーブとの合併で結成された球団”オリックスバファローズ”の初代監督であり、健康上の不安を理由に監督を退任してシニアアドバイザーへと転身した仰木彬(あきら)氏が、12月15日にこの世を去った(享年70歳)。
 選手時代は、球史にその名を轟かせた伝説のチーム”西鉄ライオンズ”の7番・二塁手だった(1954−1967、通算成績:1328試合、打率.229、800安打、70本塁打、1960年にパ・リーグベストナイン)。
 1970年から18年間バファローズのコーチとして5監督(三原脩−岩本堯−西本幸雄−関口清治−岡本伊三美)に仕えた後に1987年秋にバファローズ監督に就任すると、1988年10月19日のダブルヘッダーで伝説を作り、翌年には黄金時代のライオンズを倒してリーグ優勝を果たしただけでなく、野茂英雄投手(現・ヤンキースや吉井理人といった”日本人メジャーリーガー”を含めた多くの個性派選手達を大きく育て上げた(1988−1992、363勝264敗23分)。
 1993年秋にブルーウェーブ監督に就任すると、前年まで燻っていたイチロー(現・マリナーズ)という才能を世に出し始め、1995年初頭の阪神・淡路大震災で打ちのめされた神戸の人々を元気付けるべく「がんばろうKOBE」を合言葉にリーグ優勝を果たし、翌年には長嶋茂雄監督率いるジャイアンツを倒して日本一となった一方で、長谷川滋利(元・マリナーズ)や田口壮(現・カーディナルス)といったメジャーで通用する選手達を始めとする多くの優れた才能を開花させた(1994−2001、563勝481敗26分)。
 2004年に野球殿堂入りを果たしたもののこれに満足する事なく、その年の秋にかつて監督を務めていた2球団が合併して出来た新球団”オリックスバファローズ”のために一肌脱ぐという事で初代監督に就任し、2005年シーズンを「プレーオフ出場権まで後わずか」の4位と奮闘した(2005、62勝70敗4分)。
 3回の監督生活での通算成績は988勝815敗53分であった。


「野武士軍団」の一員としての活躍

「えっちゃん(小宮悦子アナ)萌え〜」

「仰木マジック」と称された采配で
パ・リーグを盛り上げ続けてきた
「パ・リーグの至宝」は
我々野球ファンの心の中で
永遠に行き続けてゆくであろう。







これにて2005年の記事を終了します。
来年こそ良い年になりますように。


2005年10月31日
日本シリーズ終わっちゃったよ・・・

 題名の通り、セ・パ両リーグの優勝チームが日本一の座を争う日本シリーズが閉幕した。さて、その日本シリーズの優勝チームはと言うと・・・。

 10月25日に舞台を甲子園に移した第3戦。2連敗スタートのタイガースにとっては、是非とも勝って巻き返しを図りたい一戦だった。
 2回表にマリーンズが先制したものの今江の連続安打記録が止まり、すぐその裏にタイガースが同点に追いつき、甲子園の観客は行き詰る接戦を期待した。  、4回表に1アウト満塁の場面で6番・里崎のショートゴロでゲッツーと思いきや、一塁が微妙なタイミングでセーフの判定となってマリーンズに勝ち越しの1点が入り、更に7番・今江の三塁前のボテボテのゴロが内野安打となって1点追加と、タイガースは何とも不条理な形で2点を勝ち越された。
 タイガースは6回表から”JFK”の一角・藤川を投入し、その藤川が3人から2三振を奪い、何とか流れを引き戻そうとするが、 7回表の鳥谷のエラーをきっかけにできたノーアウト満塁のピンチで9番代打・橋本にセンター前に弾き返され、 1アウトも取れないまま藤川が降板するという光景を目の当たりにした甲子園の観客達(レフトスタンドの1部を除く)は、「何かの悪い夢であって欲しい・・・」と思ったに違いない。 だが、その後を受けた桟原が更なる悪夢を観客に見せる事となった。1番西岡センター前、2番堀四球、そして・・・
3番福浦
タイガースファンで満杯の
ライトスタンドに
グランドスラム

マリーンズ
7回表
一挙7点の
ビッグイニング
 タイガースにはもう反撃する気力も体力も残されておらず、
そのままマリーンスが3連勝&31年ぶりの日本一に王手となった (ちなみに、3戦連続2桁勝利は史上初!)

 マリーンズにとってはこの試合で決めたい、タイガースにとっては崖っぷちに立たされた第4戦は、ようやく日本シリーズらしい行き詰る接戦となった。
 2回表にマリーンズが7番・李の2ランで先制し、更に4回表に再び李の二塁打で1点を追加して、今までのようにマリーンズのペースで試合が進むと思われた。
 しかしタイガースは、先発・杉山を4回途中で見切りをつけて能見−福原−ウィリアムスの継投で凌ぐと、6回裏に1アウト1、2塁のチャンスを作ってマリーンズ先発・セラフィニをマウンドから引きずり下ろし、代わった小野から5番・今岡(チームにとって、今シリーズ初のタイムリーヒット)、6番・桧山の連続タイムリーを放って1点差に詰め寄り、なおも1アウト1、2塁とチャンスが続いて甲子園の観客達(レフトスタンドの1部を除く)は奇跡の逆転劇を期待した。、7番・矢野が初球のシュートを叩いて、6-4-3のダブルプレー(この試合、チーム3個目の併殺打)でその期待を粉砕した。
 タイガースは7回表から藤川、9回表には久保田を投入して、ようやく”JFK揃い踏み”したものの、7、8回裏に打線がマリーンズの藤田−薮田の継投に抑え込まれ、9回裏の攻撃を残す事となった。  9回裏、マリーンズは守護神・小林雅英投手を投入したものの、その小林(雅)が先頭打者・片岡をストレートの四球で歩かせ、この光景に甲子園のレフトスタンドの1部はパ・リーグ・プレーオフ第2ステージ第3戦の悪夢を思い出し凍りついた。、7番・矢野が送りバントを打ち上げ、その上がった打球を三塁手の今江がスライディングキャッチし、すかさず一塁へ転送して5-3のダブルプレー(この試合、チーム4個目の併殺打)で2アウトランナー無しに・・・。そして、8番・藤本を三振に斬って取り・・・

マリーンズが
31年ぶり3回目
(毎日、大毎時代を含めて)

日本一に輝いた。

ボビー=バレンタイン監督が
日本プロ野球史上初の
”外国人監督の日本一監督”
となった。

4試合で
33得点4失点

全試合で先制

まさに”圧勝”だった。

今江敏晃
(マリーンズ)

15打数10安打

シリーズMVP


16年前の日本シリーズ第3戦の
ヒーローインタビュー
加藤哲郎投手
(当時・バッファローズ)

あの一言が
ようやく現実のものとなった。

「巨人はロッテより弱い。」


 一方、海の向こうでも、”世界一”を決める戦いが閉幕した。
 アメリカンリーグ優勝チームのホワイトソックス(46年ぶり5回目)とナショナルリーグ優勝チームのアストロズ(チーム創設44年目にして初) が”ワールドチャンピオン”の座を争うワールドシリーズが10月22日(現地時間)に開幕し、井口資仁内野手擁するホワイトソックスが3連勝で 王手をかけると、10月26日の敵地ヒューストンでの第4戦を1-0で勝利し・・・
ホワイトソックスが
88年ぶり3回目

ワールドチャンピオンに輝いた。

オジー=ギーエン監督が標榜した
"Small Baseball"が
結実しての
”世界一”だった。

"Small Baseball"の申し子
2番・二塁手
井口資仁
(メジャー移籍1年目)

日本人では2人目
だが
「実際に試合に出場し、プレーした」
ケースでは
初の
チャンピオンリング獲得


2005年10月24日
日本シリーズ始まっちゃったよ・・・

 題名の通り、セ・パ両リーグの優勝チームが日本一の座を争う日本シリーズが10月22日に開幕した。さて、その日本シリーズに出場するセ・パ両リーグの優勝チームはと言うと・・・。

 9月29日20時50分頃、セ・リーグの優勝マジックを「1」としているタイガースが、本拠地・甲子園球場ジャイアンツを5対1と叩き潰し、2年ぶり9度目の優勝を遂げた。(最終成績は146試合87勝54敗5分)
 勿論、
J(ジェフ=ウィリアムス)
F(藤川)
K(久保田)
揃い踏み。
 しかも、
藤川の「稲尾越え(年間登板数記録更新、79試合)」のおまけ付き。(その後、1試合に登板して、記録を80試合に更新。)

 ついでに、辛うじてシーズン最下位を逃れたジャイアンツだったが、146試合64勝80敗(球団ワースト記録更新)4分 という到底プロとは言い難い成績を残し、テレビ中継の視聴率も観客動員数もガタ落ちして、球団の歴史に拭い難い”汚点”を残した。
本誌でも、「もういっその事、欽ちゃん球団と総入れ替えやった方が、日本球界のためになるんじゃねぇの?」と思っていますし・・・。
 それでもジャイアンツは、今シーズンを終了する前に来期へ向けて動き始めていて、10月1日に清原和博内野手を自由契約となり、9月下旬に戦力外通告を受けた元木大介内野手と後藤孝志内野手の両名が今季限りでの現役引退を表明する等、チームを去る選手の人数が14人にも上り、10月5日には堀内恒夫監督が成績低迷の責任を取る形で任期を1年を残して辞任するとともに、前監督の原辰徳氏が監督に復帰する事を発表した。
 でもねぇ、それだけでは全然物足りなさ過ぎなのですよ。上原や高橋尚成や高橋由伸や二岡や仁志や小久保といった、負け犬根性の染み付いた主力を斬首し、今期の秋季キャンプでは1979年秋の「地獄の伊東キャンプ」を遥かに凌駕する猛練習で選手達に血反吐を吐かしてホテルのベットでなく球場で就寝させてしまうぐらいの事をやらなければ、プロのチームを名乗る資格は得られないと思えるのですよ。


 さて話題が変わりまして、スワローズの青木宣親外野手が、10月11日の神宮球場での対ドラゴンズ22回戦にセ・リーグのシーズン最多安打記録を更新(193本)すると、10月11日の神宮球場での対ベイスターズ21回戦の1回裏に、ベイスターズ先発・門倉健投手から右前ヒットを放ち、1994年のイチロー(当時ブルーウェーブ、現マリナーズ)以来プロ野球史上2人目となるシーズン200安打を達成した。

 一方パ・リーグでは、シーズン2位のマリーンズが、千葉マリンスタジアムでのプレーオフ第1ステージ(3試合制、10月8日〜)で借金3なのにシーズン3位のライオンズを相手に2連勝してYahooドームでの第2ステージ(5試合制、10月12日〜)に進出すると、前年シーズン1位なのにも関わらずプレーオフでリーグ優勝を逃した今期のシーズン1位のホークスを相手に凄絶な戦いを展開した。
 マリーンズが2連勝してリーグ優勝に王手としながらも、3戦目の9回裏にマリーンズの守護神・小林雅英投手が4点リードを追いつかれるという失態を犯してホークスにサヨナラ負けすると、翌日の試合にも連敗してホークスに逆王手をかけられ、最終戦も7回まで1点ビハインドと劣勢だった。だが、今までと違って諦めの悪いマリーンズが8回表に逆転し、そのまま小林雅英投手が1点差を守り切って・・・
マリーンズが
31年ぶり5回目
(毎日、大毎時代を含めて)

パ・リーグ優勝を果たした。

 その一方で・・・2年連続で「シーズン1位なのにV逸」のホークス・・・テラカワイソス・・・_| ̄|(TДT)。

ついでに、136試合38勝97敗1分とドベを独走した新規参入球団のイーグルスだったが、田尾安志監督をたった1年でクビにして、社会人野球のシダックス野球部の監督である野村克也氏に監督就任を要請し、野村氏はこれに受諾した。
 もうね・・・アボガド・・・バナナと・・・。

 さて、ここでようやく日本シリーズに移ります。
 千葉マリンスタジアムでの第1戦目は、1対1に追いつかれたマリーンズが5回裏、西岡のビッグプレーで広げたチャンスを足掛りに3点を勝ち越し、7回裏にベニーの一発で10対1とした所で審判団が濃霧を理由に試合を中断し、約30分後に日本シリーズ史上初となる濃霧コールドゲームで大切な緒戦をモノにした。
 続く第2戦は、マリーンズが序盤で2点を先制すると、先発・渡辺”サブマリン031”俊介が3回表と6回表のピンチを切り抜け、タイガースの試合の流れを渡さなかった。すると6回裏にはサブロー、フランコ、ベニーの3発で5点、8回裏にも今江のシリーズ新記録となる8打席(8打数)連続安打(今までの記録は、6打席連続と7打数連続)等で3点を追加し、前日に続いて10得点を挙げた上、渡辺”サブマリン031”俊介がタイガースを見事に零封して、2戦2連勝を飾った。  一方2連敗したタイガースは、地元・甲子園で巻き返しを図る事になった。

今江敏晃
(マリーンズ)

打率10割


2005年9月25日
2週間遅れであの騒動について語る

 更新をサボっていた1ヶ月もの間、色々な事がありましたなぁ。2日ほど休日出勤もしたりして・・・。

 ところで、開幕2日前に明徳義塾高校の不祥事のために高知県代表が変更されるというドタバタ劇を乗り越えて、南北海道代表・駒大苫小牧高校の2連覇で第87回全国高校野球選手権大会の幕を閉じたわけですが、閉幕2日後に駒大苫小牧高校の野球部長による同部の部員への暴力沙汰が発覚し、更に最近になって準優勝校・京都外大西高校でも野球部員が去年の6月に犯した窃盗行為が発覚して、
もう・・・何だかなぁ・・・。


 続いて訃報。
 大手スーパー”ダイエー”の創業者として戦後の流通業界をリードし、1988年秋に福岡にプロ野球を取り戻してくれた”カリスマ経営者”中内功(”功”の力を刀に置き換える)氏が、9月19日午前9時30分に脳梗塞のため死去(享年83歳)。
 また、後藤田正晴・元副総理も同日午後8時53分、肺炎のため死去(享年91歳)。


 9月14日にセ・リーグ2位・ドラゴンズがベイスターズ相手に敗戦した事で、セ・リーグ首位・タイガースの優勝へのマジック「13」が点灯する等、日本プロ野球の両リーグの優勝争いが終幕を迎えようとしている。それと同時に(一部のチームは1ヶ月前倒しで)、来季に向けての動きが活発化してきた。
 左膝半月板治療のため8月13日に出場選手登録を外れ、16日に手術を決意した清原和博内野手(ジャイアンツ)に関して、球団フロントが「手術と来期以降の再契約とは別問題」と発言した事から、清原内野手の今期限りでの退団が濃厚となった。清原内野手は8月31日に手術を受けた後、9月14日からリハビリを開始し、来期以降の現役続行を目指してスタートを切った。
 また、右肩治療のため帰国したタフィー=ローズ外野手(ジャイアンツ)の今期限りでの退団も濃厚となった。
 他球団でも、今年の6月23日に2000本安打を達成したかつてのリードオフマン・野村謙二郎内野手(カープ)が9月15日、プレーオフ進出が決まったマリーンズのかつての中心選手だった初芝清内野手が19日に、それぞれ今期限りでの現役引退を表明した。
 そして選手だけにとどまらず、9月13日に山本浩二監督(カープ)が、21日に若松勉監督(スワローズ)がそれぞれ今期限りで辞任する事を表明した。

 監督人事と言えば、忘れてはならないのがジャイアンツ(の来期以降の監督)である。(ここからかなりの長文になりますので、前もって長文スマソ。)
 後半戦早々に今期の優勝がほぼ絶望的となり、ジャイアンツ戦のテレビ視聴率も10%にも届かなくなった上に客席でも空席が目立つ程の深刻な人気低迷ぶりもあり、チームの取り巻く環境が一段と深刻なものとなっていた。この事態に強い危機感を抱いた讀賣グループの上層部は、契約期間を1年残す堀内恒夫監督を退陣させ、新監督にチーム再建及び人気回復を託す事に決めた。
 その次期監督候補として、原辰徳氏、江川卓氏、中畑清氏という、3人の「生え抜きOB」の名前が各種報道を賑わせた。しかし上層部は、この3人ではチームの危機的状況を打破できないと考え、外国人を含めた外部の人間に監督の座を託す事も検討し始めた。ジョー=トーリ・ヤンキース監督の名前等が上がる中、8月上旬にとあるスポーツ新聞紙で1人のプロ野球OBの名前が候補者として挙がった。星野仙一・タイガーズシニアディレクターである。
 星野氏は明治大学4年在学時に、秋のドラフト会議で志望していたジャイアンツに指名されなかった事から「打倒巨人」を掲げて「巨人キラー」となり、現役時代に対ジャイアンツ戦通算35勝(31敗)という好成績を挙げた。ドラゴンズ監督およびタイガース監督時代でも「打倒巨人」を標榜し続け、2003年にはタイガースを18年ぶりのセ・リーグ優勝へと導き、チームの対ジャイアンツ戦3年連続勝ち越しの礎を築いた。
言わば「”アンチ巨人”の星」である。

 そんな「”アンチ巨人”の星」がジャイアンツの次期監督候補に挙げられたのだから、各種報道では「『打倒巨人』に人生を捧げた星野氏の前に、巨人が平伏した。」、「『燃える男』が巨人ならび日本プロ野球の危機に立ち上がった。」等と大騒ぎし始めた。その一方で、広岡達郎・ジャイアンツOB会副会長ならびに金田正一氏が「巨人の星野氏への監督就任要請」に対して異を唱え始めた。
 そして、何らかのインタビュー(野球中継内での実況アナウンサーの問いかけだったと思う)に対して回答した「野球人として光栄」といった発言が大きく取り上げられ、ジャイアンツ次期監督および星野氏の来期以降の進退に関する報道が過熱化し、果ては久万俊一郎・前タイガースオーナーの元へ星野氏の譲渡を前にした挨拶にと讀賣グループの使者が訪れたという報道までもがなされるようになった。
 これに対して星野氏は9月10日に大阪市内で記者会見を開き、タイガーズ残留を表明して過熱化した一連の報道を沈静化させた。一方、「星野氏にフラれた」讀賣グループは次期監督の人選を一からやり直し、原氏に監督要請する方向に向かっている。

と、ここまでが「星野氏ジャイアンツ監督就任以来騒動」の表向きのあらすじ。

ここからはこの騒動に関する「思うところ」(つーか、妄想)をぶちまける事にする。


 事の発端は、2003年秋にナベツネが「(自分にとって)都合の良い犬」堀内を監督に据え、その犬(堀内)に高値の餌(小久保、ローズ、ミセリ等)を与えたつもりでいたが、犬(堀内)にとってはそれらは「腐った生ゴミ」でしかなく、ロクに糞尿(清原)掃除もしてくれず、その事が積み重なって今年チームがどん底に陥った事にある。
 その全責任を役立たずの犬(堀内)に押し付けて捨てる事にした讀賣グループの上層部(つーか、ナベツネ)は、テメェらの不始末で2年間を無駄にした事をとっとと糊塗すべく、チーム再建&人気回復を叶えてもらえる次期監督を探し始めた。(それゆえ、自業自得な部分もあるけれど、そんなぞんざいな扱いをされながらもシーズン終了まで監督の任を全うしようとする堀内の意地みたいなものには敬意を表しましょうよ。>ファンの皆様)
 しかし上層部(つーか、ナベツネ)は、早いうちに候補に挙がった3人の「生え抜きOB」(原氏、江川氏、中畑氏)にはその任務を任せられないと判断した。つーか、はらぼうに至っては2003年のナベツネの現場介入にケツまくって辞めて、それなのに「はらぼう=被害者」、「ナベツネ=加害者」という風に自分にマイナスイメージを植えつけられたから、ナベツネからすりゃ自分に逆らったはらぼうごときを復帰させる、更にその過程においてはらぼうごときに詫びを入れるなんざ死んでもしたくはないのである。
 で、そう言っている内に「生え抜きOB」の中に候補者がいなくなり、上層部(つーか、ナベツネ)は「チームを抜本的に改革する」と称して外部の人間に都合の良い理想の人材を求める羽目になった。そんな所に8月上旬、間接的に非公式な売り込みが舞い込んできたのである。その御相手は、な何と星野氏ではあ〜りませんか!!
 星野氏が「”アンチ巨人”の星」として現在の地位を築く事ができたのは、ジャイアンツが”悪役”に相応しい程の強さを持ち、そんなジャイアンツ相手に「弱きを助け、強気を挫く”正義のヒーロー”」を演じてこれたからだと思うし、案外星野氏もそう思っていたりするかも。しかし今、ジャイアンツは弱体化した事で、星野氏は「”アンチ巨人”の星」としての自分の存在価値に強い危機感を感じるようになって来たのではないだろうか。その事を感じさせたのが、某スポーツ雑誌のタイガース特集にて収録されたインタビュー記事の中の、以下の言葉(要約)である。
「ワシは今時の若い人に対して『昔ワシは巨人キラーとして名を馳せたんや。』と語っても、『そんな事で何自慢してるの?ジャイアンツ相手なら誰でも簡単に勝てるじゃん。』と返されてしまうかもしれない。それってワシにとってたまらなく寂しい事だよ。」
 そこで星野氏は8月上旬、自分と強い結びつきのある「とあるスポーツ紙」「ジャイアンツがセン様を次期監督候補に」というアドバルーンを揚げてもらい、自分が沈黙している間に世論がどう動くかを眺めつつ、自分のジャイアンツ監督就任を容認する方向へと誘導しようと考えた。(なお、この手法は星野氏がタイガース監督に就任する際にも使用されていた。)
 これで星野氏にジャイアンツからの監督就任要請を舞い込めば「どん底に陥ったジャイアンツが、セン様に救いを請いに来た。さすがセン様!」という風に株が上がり、ここからもしその要請に受諾すれば「過去の恨みを水に流して、落ちぶれたジャイアンツを救いに行くセン様ステキ!」、もしその要請に断っても「昔ドラフトでフラれたジャイアンツをフリ返したセン様ステキ!」と、あ〜らフシギ!どちらに転んでも「セン様ステキ!」で株が上がるじゃあ〜りませんか!!
 この魂胆を察知した讀賣系列以外のマスコミ各社は、これに便乗する事にした。系列のスポーツ新聞の売り上げが上がるし、星野氏がジャイアンツからの要請に受諾すれば「困っていたところをセン様に助けてもらってよかったねジャイアンツ!」、もしその要請に断っても「セン様にフラれちゃってミジメだねジャイアンツ!」と、あ〜らフシギ!どちらに転んでもジャイアンツ及び讀賣グループをバカにする事ができて「ウマー!!」じゃあ〜りませんか!!
 さてこの間接的な売り込みに、ナベツネは(星野氏に過去に散々暴言を吐かれた事もあって)難色を示したが、長嶋茂雄氏に次ぐカリスマ性の持ち主である星野氏が来てくれればどん底だった視聴率もアップが望める事もあって、日本テレビは大喜び。すると次第にナベツネも態度を軟化し始めた。
「確かに奴はワシを悪者に仕立て上げて言いたい放題暴言を吐きかけて来ておいて『ジャイアンツの監督になりたい』などとふざけておるが、日テレの連中が『視聴率が取れる』と言っておるし、奴はあの激弱タイガースを簡単に強くする事ができたからジャイアンツを簡単に強くする事も出来そうだし、結構いい話じゃあるまいか。それに何と言っても、はらぼうごとき鼻垂れ小僧なんぞに頭を下げずに済むからウマー!」
 そんなわけで、星野氏およびナベツネ双方が水面下で歩み寄っていた中、世論調査の結果が出た。何と、ジャイアンツファンおよびタイガースファンの大多数が「星野氏のジャイアンツ監督就任」に「NO!」と回答したのだ。両軍のファンは、星野氏の事を「弱きを助け、強気を挫く”正義のヒーロー”」ではなく、ジャイアンツが強かろうが弱かろうが関係なくジャイアンツをアジる事に生涯を捧げている「”アンチ巨人”の星」としか見なしていなかったのである。
 ジャイアンツの大物OBの猛反発に遭い、両軍のファンの反対意見で世代間のギャップを実感した星野氏だったが、ジャイアンツの監督就任を受諾するための以下の条件を引っさげて讀賣グループとの下交渉に臨んだ。

  1.ドラフト、トレード、新外国人獲得といった人事権の掌握
  2.星野氏にとってかけがえのない存在である島野育夫(現・タイガース一軍総合コーチ)氏の入閣
  3.自分が退陣した後の後継者という名目(実際はファンやOBに対する風除け)での原氏の入閣


 しかし・・・交渉決裂・・・。

 星野氏が示した3つの条件のうちの1と3に対して、讀賣グループ(つーか、ナベツネ)が思いっ切り拒絶したのだ。そもそもナベツネが星野氏に監督を頼んでみようと思ったのは、(はらぼう復帰させるのにはらぼうに詫びいれなきゃならないから)はらぼうを復帰させたくないからで、それ故に死んでも条件3は通したくないし、はらぼうが辞めて犬(堀内)が2年間屈辱を味わった要因でもある「ナベツネによるチームの私物化」を支配欲が猛烈に強いナベツネが改める気なぞ更々なく、当然ナベツネがチームを支配できなくなってしまう条件1をも蹴飛ばした。

「コイツ・・・チームがどん底にあるというこの期に及んでまだ己の既得権益を守ろうってか?このクサレ老害がっ!!」

 己の既得権益にしがみついて「『チームを抜本的に改革する』ために、外部の人間である自分に監督就任を請う」という建前を軽々しく撤回した讀賣グループ(つーか、ナベツネ)に対して星野氏は激しく失望し、9月10日に幕引きする事にした。
 かくして9月10日、タイガースファンは「”アンチ巨人”の星」が自分達を裏切らなかった事に安堵し、讀賣グループは他のマスコミ各社からバカにされまくり、ジャイアンツファンは普通なら味わわないでに済んだ要らぬ屈辱を味わった。記者達に星野氏のタイガース残留に関するコメントを聞かれた滝鼻卓雄・ジャイアンツオーナーの、苦虫を噛んだ表情がそれを物語っていた。



 「ジャイアンツが星野氏を次期監督候補に」という見出しを見た当初、私は阪神半信半疑でした。讀賣グループが安易な人気取りのために星野氏に命乞いする事はありえるとは思っていましたけど、私も星野氏の事を「”アンチ巨人”の星」であると認めていましたから、その命乞いに「”アンチ巨人”の星」である星野氏が応じるなんてあり得ないと思っていました。 それに、「今の負け犬根性の染み付いた弱体化したチームを叩き直すには、3人の『生え抜きOB』(原氏、江川氏、中畑氏)は勿論の事、老いて丸くなった星野氏ですら生温い」という想いが、私に根強く持っています。
 しかし、毎日見に行くジャイアンツファンやタイガースファンのブログの記事や、前述の某スポーツ雑誌のの星野氏のインタビュー記事を読んでいるうちに、「21世紀に入って、とうとうこういう時代を迎えるようになったのか・・・」と、変に納得するようにもなりました。
 その後、広岡氏や金田氏の反対意見や両軍のファンの反対意見を見ていく中で、私の心に響く下記の反対意見を目にしました。

「今まで金で他球団の実力ある選手を買っておいて、今度は監督かよっ!?」


 結局のところ、讀賣グループ(つーか、ナベツネ)が星野氏にすがろうという動機って、「時間をかけずに楽して簡単に」チームを永遠に強くしたい、人気回復したい、という甘ったれたモンなんですよね。そう考えると、今回の悪企みが失敗したのは、ジャイアンツの未来にとって良い結果ではないでしょうか。

 さて、2日もかけてこんな長文を書いたわけですが、ジャイアンツはプロの「戦う集団」への再生をまだ始めてもいない体たらくです。どんな監督が就任しようが、どんな選手を獲得しても、効果的ではありません。再生するための最も効果的な方法をここで示して、この記事の締めとさせて頂きます。


                   _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
     デケデケ      | ジャイアンツの親会社の           |
        ドコドコ   <  おかわりマダー!!!?        >
   ☆      ドムドム |_  _  _  _  _  _  _  _  _|
        ☆   ダダダダ!∨  ∨  ∨  ∨  ∨  ∨  ∨  ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    ♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(・∀・ #)    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\


2005年8月21日
「東京埴輪スポーツ」創刊8周年

実は去年、「東京埴輪スポーツ」創刊7周年を祝うの忘れていました。
今時祝うのも何ですが、それでも祝っておこうと思います。


 まずは、遅ればせながらも驚くべき訃報を・・・。

 「破壊王」という愛称で親しまれた人気プロレスラーの橋本真也(はしもと・しんや)さんが7月11日午前、脳幹出血のため、横浜市内の病院で死去しました(享年40歳)。


 次に、驚くべきかつ喜ぶべき快挙を。

 5月11日以来、日本最速記録の159km/hを頻発していたマーク=クルーン投手(ベイスターズ)が、7月19日の対タイガース戦(甲子園)の12回裏1アウトランナー一塁の場面で、打者・赤星に投じた2球目に、日本最速新記録の161km/hを計時した(結果はファウル)。加えて次打者の鳥谷に投じた初球にも160km/hを計時した(結果はファウル)。

夢の160km/h OVER
クル━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ン !!



一方、そのクルーンの活躍により、
一時代の幕が下りた・・・。


 8月7日、右ひざを手術して2軍で調整中だった佐々木主浩投手様(ベイスターズ)が、今季限りでの現役引退を表明した。
 そして8月9日、出身地・仙台のフルキャストスタジアムで行われた対ジャイアンツ戦の2回裏ノーアウトランナー一塁、6番打者・清原和博内野手の場面に2番手として登板した佐々木様は、人目をはばからずに惜別の涙を浮かべていた”親友”清原を相手に、直球3つ(初球ボールの後、2球連続ストライク)で追い込んだ末、外角に大きく外れる”魔球”フォークで空振り三振に打ち取って、観戦に来ていた母親達の前で最後の花道を飾った。

日米通算16年間で
381セーブを挙げた
”大魔神”の大往生だった。

 さて、8月6日に第87回目となる全国高校野球選手権大会が開幕したわけですが、その2日前に高知県代表である明徳義塾高校が不祥事の発覚をきっかけに出場を辞退し、突如高知県大会準優勝の高知高校の繰上げ出場を決める等のドタバタ劇がありました。それでも、そんなドタバタ劇を忘れさせる程の熱戦が繰り広げられ、大阪府代表・大阪桐蔭高校の辻内崇伸投手&平田良介外野手の超高校級のプレーで湧かせてくれた末、8月20日に行われた決勝で、去年の優勝校である南北海道代表・駒大苫小牧高校が京都府代表・京都外大西高校を破って2連覇を達成した。

 ちょっと話題が変わりまして・・・

2005年8月17日
サッカー・ドイツW杯
アジア最終予選
日本 VS イラン
(横浜国際総合競技場)
−最後キチっと締めまつた−

第6戦
日本
(勝点15)
2-1イラン
(勝点13)
加地(28分)
1(前半)0
大黒(31分)
1(後半)1ダエイ(34分)
 真剣な話、ここ2ヶ月の間、我々日本人にとって無視できない災厄が起こっていたわけで・・・。

 7月23日午後4時35分頃、関東地方で強い地震(震源地は千葉県北西部)があり、東京都足立区で震度5強を観測した。この地震による影響で、鉄道や地下鉄で復旧に数時間かかり、各所のビルやマンションでエレベーターの復旧に丸1日かかった。
 それから1ヶ月も経っていない8月16日午前11時46分頃、東北地方で強い地震(震源地は宮城県沖)があり、宮城県内で最大震度6弱を観測した。

我々は
「大震災」に明日遭遇したとしても
生き延びていけるのだろうか?


2005年7月11日
2ヶ月も更新してなかったよ・・・

 このサイトを2ヶ月以上も更新しない無気力ぶりに、自分でもあきれてしまいましたが、過ぎた事を何時までもグダグダ言わずに、更新していなかった間に起こった出来事を軽く振り返ってみます。

 まずは悪いニュースを。

 山口県の高校で高校1年生が自分をいじめた相手のいる教室に自作の爆弾を投げつけて多数の負傷者を出したり、東京都で社員寮の管理人負債を殺害後に部屋を爆破する等、未成年の凶悪犯罪が頻発したり、日本航空がトラブルを頻発させたり、御年寄りを狙った悪質リフォームが横行したり、様々な企業が不正や不祥事を頻発させたりする等、「世も末」な出来事が頻発した中、自分の中できついものが以下の2つ。

 5月17日、1992年ドラフト3位でジャイアンツに入団し、1995年に現役引退した松岡正樹容疑者が、奈良県や京都府で発生した連続タクシー強盗事件の容疑で2人の共犯者と共に逮捕され、容疑を認めた。
 同い年ながら平安高校で超高校級捕手として鳴らし、1年遅れでジャイアンツへの入団が決まった時に嬉し泣きした彼を知っていただけに、非常に残念に思えました。

 そして5月30日夕刻、”貴ノ花”の四股名で数々の名勝負を演じて、在位50場所という歴代1位の記録を残した「名大関」として大相撲ファンに鮮烈な記憶を残し、引退後は自分の2人の息子(=若貴兄弟、長男:"Brother Wakkar"こと若乃花(本名・花田勝)、次男:"Brother Takkar"こと貴乃花(本名・花田光司))を横綱にまで育て上げた二子山親方(本名・花田満)が、口腔底癌のため都内の病院で死去しました(享年55歳)。
 しかし本当に残念なのはこの後で、親方の死去をきっかけに若貴兄弟の確執が表面化し、親方の遺した遺産相続を巡る「泥沼の争い」が、連日メディアを賑わせてしまっている。
 彼ら兄弟と歳の近い(しかも"Brother Takkar"とは同い年である)自分としては、もう2人とも分別のつく歳なのだから、そろそろ事態を収束して頂きたい所だと思っている。

 ではここら辺で良いニュースを。

2005年6月3日
サッカー・ドイツW杯
アジア最終予選
バーレーン VS 日本
(マナマ)
−アウェイの地にて王手−

第4戦
バーレーン
(勝点4)
0-1日本
(勝点9)

0(前半)1小笠原(34分)

0(後半)0

2005年6月8日
サッカー・ドイツW杯
アジア最終予選
北朝鮮 VS 日本
(スパチャラサイ競技場)
−観客のいないスタジアムで−

第5戦
北朝鮮
(勝点0)
0-2日本
(勝点12)

0(前半)0

0(後半)2柳沢(28分)
大黒(44分)
日本
サッカー・ドイツW杯
本大会出場決定!!
(3大会連続3回目)

しかも
開催国・ドイツを除いて
本大会出場一番乗り!!


 一方、日本プロ野球でも良いニュースが。
 5月6日に日本プロ野球史上初のセ・リーグ−パ・リーグ交流戦が開幕し、数々の好試合が繰り広げられただけでなく、「おかわり君」こと中村 剛也内野手(ライオンズ)や西岡剛内野手(マリーンズ)等、ニュースター達が次々と登場した。
 そんな中、ベイスターズの新クローザーになったマーク=クルーン投手が、5月11日の対イーグルス戦(フルキャスト)の9回裏2アウトランナー無しの場面で、打者・高須に投じた2球目に、日本最速新記録の159km/hを計時した。

159km/h
クル━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ン !!


 なお、交流戦で優勝したのは、今年絶好調のマリーンズだった(36試合24勝11敗1分)。

 6月21日に両リーグの公式戦が再開し、セ・リーグでは開幕からず〜っと潜りっ放しのジャイアンツや交流戦に入って不振になってしまったドラゴンズを横目にタイガースが独走態勢に入り、7月9日時点で2位ドラゴンズに7ゲーム差をもつけてしまった。
 そんなペナントレースの最中、野村謙二郎内野手(カープ)が6月23日の対スワローズ戦(広島市民)の4回裏の第2打席に川島亮投手(スワローズ)からレフト前ヒットを放ち、日本プロ野球史上33人目の通算2000安打を達成した。

 一方海の向こうのメジャーリーグでも、6月14日にイチロー外野手(マリナーズ)がメジャー通算1000本安打を達成したり、6月16日に野茂英雄投手が日米通算200勝を達成したりと、日本人メジャーリーガーの快挙が続いた。

 さて、ジャイアンツを人気&実力共にドベ状態に叩き落した元凶たるナベツネが、(己の所業であるにも関わらず)ドベ状態のジャイアンツに業を煮やして6月23日付で球団会長に就任したり、去年3月に脳梗塞で倒れた長嶋茂雄氏が、7月3日のジャイアンツ対カープ(東京ドーム)を観戦して、約1年4ヶ月ぶりに公の場に姿を現したはいいものの、病み上がりの人間を「客寄せパンダ」扱いしたりと、讀賣グループのあまりのアレ振りに、

                   _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
     デケデケ      | ジャイアンツの親会社の           |
        ドコドコ   <  おかわりマダー!!!?        >
   ☆      ドムドム |_  _  _  _  _  _  _  _  _|
        ☆   ダダダダ!∨  ∨  ∨  ∨  ∨  ∨  ∨  ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    ♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(`Д´#)    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\

といった平和な日常を過ごしてきたわけですが・・・


7月6日
2012年五輪開催地
イギリス・ロンドンに決定!!
(64年ぶり3回目)




翌日



イギリス・ロンドンで
同時爆発テロ発生!!



本当に・・・物騒な時代になったものだ・・・。




2005年4月30日
GW突入を祝して更新

ハニスポ 前回更新してから1ヶ月が経った!
民衆 What?
ハニスポ その間に厨国が「反日デモ」やってたわけだが!(`Д´#)
民衆 ざけんぢゃねぇぞゴルゥゥアァァァァ!!(`Д´#)
ハニスポ それと、多くの訃報も飛び込んできたわけだが!
民衆 What?
ハニスポ 4月22日(金)!
民衆 What?
ハニスポ ポール牧が!
民衆 What?
ハニスポ 自宅マンションから飛び降り自殺!
(享年63歳)
民衆 What!?(゚Д゚)
ハニスポ 4月27日(水)!
民衆 What?
ハニスポ 日本ハムの創業者でファイタースの前オーナーである大社義規氏が!
民衆 What?
ハニスポ 心不全のため死去!
(享年90歳)
民衆 What!?(゚Д゚)
ハニスポ 4月25日(月)午前9時頃!
民衆 What?
ハニスポ 兵庫県尼崎市で!
民衆 What?
ハニスポ ・・・・・・・・・・
民衆 ・・・・・What?
ハニスポ だめだ・・・書けねぇ・・・
民衆 ・・・・・・What?
ハニスポ 軽はずみに語れるモンじゃねぇだろう・・・・・・あの大惨事を・・・・・・_| ̄|○
民衆 ・・・・・・(´・ω・`)
ハニスポ ・・・・・・・・・・
民衆 ・・・・・・・・・・
ハニスポ ・・・さて・・・気を取り直すとするか・・・
民衆 Year! (・∀・)b
ハニスポ 3月26日(土)にパ・リーグが!
民衆 What?
ハニスポ 4月1日(金)にセ・リーグが!
民衆 What?
ハニスポ それぞれ開幕して、今年のプロ野球シーズンが始まったわけだが!
民衆 What?
ハニスポ パ・リーグに誕生した新球団・イーグルスが!
民衆 What?
ハニスポ 開幕戦で初勝利!
民衆 キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!
ハニスポ それ以降は連敗街道まっしぐらで、現在ドベ独走!!
(6勝22敗(4月29日現在))
民衆 禿しくもう種ぽ!!
ハニスポ ”球界の盟主”を自称する老舗球団・ジャイアンツが!
民衆 What?
ハニスポ 開幕4連敗
(チームワーストタイ記録、47年ぶり)!
民衆 ・・・・・・(;´Д`)
ハニスポ それ以降も負けたり負けたりで、現在ドベ独走!!
(9勝15敗(4月29日現在))
民衆 禿しくもう種ぽ!!
ハニスポ それはさておき!
民衆 What?
ハニスポ 日本プロ野球選手会会長・古田敦也捕手(スワローズ)が!
民衆 What?
ハニスポ 4月24日(日)対カープ戦(松山坊ちゃん)!
民衆 What?
ハニスポ 6回裏の第3打席!
民衆 What?
ハニスポ 大竹寛投手(カープ)から!
民衆 What?
ハニスポ 三塁手のグラブを弾くレフト線二塁打!
民衆 What?
ハニスポ 日本プロ野球史上32人目!
民衆 What?
ハニスポ 捕手としては師匠・野村克也氏以来2人目!
民衆 What?
ハニスポ 大卒社会人経験者としては初の!
民衆 What?
ハニスポ 通算2000本安打達成!
民衆 2000本安打
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!
ハニスポ そして!
民衆 What?
ハニスポ ”だんじり番長”清原和博内野手(ジャイアンツ)が!
民衆 What?
ハニスポ 4月29日(金)対カープ戦(広島市民)!
民衆 What?
ハニスポ 8回表の第4打席!
民衆 What?
ハニスポ 広池浩司投手(カープ)から!
民衆 What?
ハニスポ センターバックスクリーンへ一直線!
民衆 What?
ハニスポ 日本プロ野球史上8人目!
民衆 What?
ハニスポ 通算500本塁打達成!
民衆 500本塁打
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!
ハニスポ 4月29日(金)に四国アイランドリーグも開幕した!
民衆 What?
ハニスポ 5月6日(金)にはセ・パ交流戦も始まる!
民衆 セ・パ交流戦
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!
ハニスポ 今年の日本プロ野球が人々に幸せを運んでくれる事を切に願いたい!
民衆 人々に幸せ
カマ━━щ(゚Д゚щ)━━ ン !!

2005年3月31日
今頃2005年初更新かよ!?

ハニスポ 去年末、更新を終わらせてからもうかれこれ3ヶ月が過ぎてしまったわけだが!
民衆 What?
ハニスポ その間にも、ロクでもない事ばかり起きていた訳だが!
民衆 What?
ハニスポ しかし、2月1日!
民衆 What?
ハニスポ 晴れて、プー脱出成功!!
民衆 プー脱出
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!
ハニスポ これでよおやく、久しぶりに収入が得られるようになりますた。
民衆 ∩    ∩バンニャーイ!
 ( ゚∀゚) バンニャーイ!
ハニスポ ただ・・・
民衆 What?
ハニスポ 体調が悪いので・・・
民衆 What?
ハニスポ 今回はここまで!
民衆 (#`3´)<Boooooooooooooo!!

2005年2月9日
サッカー・ドイツW杯
アジア最終予選
日本 VS 北朝鮮
(埼玉スタジアム2002)
−大黒様トンクス!−

第1戦
日本
(勝点3)
2-1北朝鮮
(勝点0)
小笠原(4分)
1(前半)0
大黒(45分)
1(後半)1南成哲(16分)

2005年3月25日
サッカー・ドイツW杯
アジア最終予選
イラン VS 日本
(アサディスタジアム)
−平壌逝きケテーイ!!−

第2戦
イラン
(勝点4)
2-1日本
(勝点3)
ハシェミアン(25分)
1(前半)0
ハシェミアン(30分)
1(後半)1福西(21分)

2005年3月30日
サッカー・ドイツW杯
アジア最終予選
日本 VS バーレーン
(埼玉スタジアム2002)
−OGワハー!!!−

第3戦
日本
(勝点6)
1-0バーレーン
(勝点4)

0(前半)0
オウンゴール(27分)
1(後半)0
ハニスポまぁこれで、日本代表が丁度折り返し地点に着いたわけだが!
民衆What?
ハニスポとりあえず・・・・・
民衆What?
ハニスポ花粉症と地震には気をつけよう!!
民衆オマイモナー!!

ハニスポの記事(04年1−12月)