相棒のひとりごと 農園の項で栽培歴などと気負いすぎたことを言ってしまい、今になってシマッタと後悔しております。 これらの栽培法は、店頭でこの道の専門家の著書も見かけるので、早々に前言を撤回することにします。 そこで、家族からもそんなバカなことをとソッポを向かれてはおりますが、 これら田舎ぐらしの好き勝手な行動のなかにも、意外な産物や成果に自己満足(なかには失敗談も) しているいくつかのことを、誰かに聞いて貰いたくなりました。 園主の相棒 子牛くん(ミニバックホー)が聞かされている? 『アイボーのひとりごと』と笑ってください。 |
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セシウム基準値:2012.04.01 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3月30日の新聞紙上、岩手県の川で採取した川魚から1kg当たり100ベクレルを越える
セシュムが検出され県はイワナ、ヤマメ、ウグイについてこの川での遊魚券の販売を4月から自粛する
よう各漁協に要請したという。これまで500ベクレルだった食品基準値が4月T日から100ベクレル
に改定される。岩手よりは福島寄りの宮城県の当地、道の駅村田の物産産直センターでも
野菜類の出荷に当たっては、購入いただくお客様への安全安心のため、事前にこれら出荷野菜の放射線検査を
行うことを義務ずけることになった。
ただ、この検査に当たっては、検査に要する当該野菜の重量1kg、さらにこの検査結果が出るまでには少なく
とも1週間(結果的には検査当日結果判明、ただし検査は週1回)は必要だという。山菜の旬はあっという間、検査に必要なサンプル採取調達から検査機関に持ち込み
結果を待つ間 山菜の旬は待っては呉れまい、これから収穫期を迎える「いなかるちゃー農園」沢ワサビ、行者ニンニク、
タラノ芽、シドケ、山ウド、ウルイ、オオナルコユリ等々も検査結果待ち このやるせない思いはどこにぶっつければ
よいのだろうか。
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トラクター横転:2010.5 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
やっちゃいました。慣れは禁物ですねぇ〜改めて実感しました。春先から育てていた
胡瓜やトマト苗などの定植用にと、車庫の片隅に鎮座するトラクターを久し振りに引っ張り出し
さして広くもない菜園用にと空けておいた畑の耕耘作業に取り掛かった。トラクターの図体の
割には耕すより回転に要する方が多い畑、少しでも未耕地を残すまいと無理をしたのが失敗だった。
注意はしてたものの 畑と竹林との境界側溝にづるづるとトラクターごと横転、弾みで左足を機械と
土手に挟まれてしまい、空いている右足で重たい機械本体を有りっ丈の力で踏ん張ったのがいけなかった。
何とか足は抜け出せたものの 腰に鈍痛が残り、この数週間咳をしたり不意の動作に激痛が走り やむなく
外科医院を数軒梯子する羽目になった。結果的には第3腰椎の損傷で圧迫骨折(?)という診断
回復には期間を要するとの医師の談 目下痛み止め薬 湿布剤とコルセットを装着 気長に回復をと思っては
いるが、この時期やることが一杯あるんだよなぁ〜。
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野生との化かし合い:2009.2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フキノトウも顔を出し春間近と思っていた1月も末、霙交じりの冬に逆戻りしたような寒さ、さらに
追い打ちをかけるようにイノシシの大群(親子10数頭)が出没、わが農園を散々蹴散らして虎の子の
山野菜畑壊滅状態。かくして野生動物との化かし合いはついに完敗ということになり こんな片田舎にも不況の
風が吹き込んで来ました。 失ったものは戻っては来ませんが、せめて何頭か仕留めて獅子鍋でうっぷんを晴らしたいと思ってます −そのときになりましたら一声かけますのでー。 猟友の仕掛けた罠に、意外な小動物タヌキが掛かりました。 これまでも食べ頃になるトウモロコシ等をくすねていたのは分かっていましたが今回の化かしあいは この対象外 ゜とんだ とばっちり゜と言わんばかりの恨めしそうな目を向けられました。 そんな訳で獅子鍋はも少し先になりそうです。 可愛そうに、勝手な親の本能で産み落とされ 生きるための里山への獣道、仕掛けられた罠にうっかり瓜坊2頭引ッかかりました。ボタン鍋には いささか気がひけますが、いずれ分け前が・・・と。ー友人ブログへの投稿からー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
みち草近状に反響:2008.04.02 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大変ですね(^_^;)
農作業も順調に進んだのに、やり直しでは大変ですね(^_^;)
動物の宝庫のようですが、今まで何もなかったのに、突然では
面喰いますよね。
どこか近くで開発が進んでいるようなことは、ないんでしょうかね。
動物が見れるの楽しいですが、畑荒らしは困りものです。
でも、どこかで何かが変化しているんでしょうね。 Re: kagさんメール有難うございます。ほんとに大変なんですよ。 今度はイノシシの団体に攻撃されました。 蔵王との町境付近でハンターがイノシシを獲ったとの情報はあったのですが、 最近わが家のすぐ近くの林野に深さ30cmほどの穴が無数にあって、 まさか山芋掘り?と不思議に思っていましたら いよいよヤラレマシタ。 地下のミミズでも食してるのか(掘り残しの自然薯かも?)500uものアイコやウド畑の株を蹴散 らせて、片っ端からの穴を空けられてます。林地と隣接わが家は最初の被害 これから下界(里の方)へ被害が及ぶのではと案じております。 しばらくは これら野生動物たちとの化かし合いが続きそうです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自然への同化:2007.7 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自家農園で山菜の栽培をといろいろ手を尽くして来たのだが、 大抵の山菜はこちらの意図に添ってそれなりに増殖しており 村田町物産交流センターの産直コーナーで旬の山菜として 認知されつつあるのだが、依然として私の手に負えない山のアスパラ「シオデ」 がある。自生している株を見つけ種の成熟を待って採種し 他の品目 同様大事に冷蔵処理して育苗箱に播種しその様子を見ているのだが、 「播かぬ種は生えぬ」とは言うが蒔いた種も芽が出ない現実もある。 (* は種後数年 一夏一冬経過しないと地上発芽しない、さらに雌雄異株の植物で一度乾かしたタネは発芽しない) バイオで短期育苗との情報もあるが、まだまだ未知なることの多い自然界だ。 そこで、農園での栽培はひとまずお預けとして、以前根株を掘り取り 採種用に移植してある樹陰地の一角で、自然に逆らわず増殖して見よう との発想に切り替え、その周辺地の刈り払いや有機質肥料を施した 生育環境に整備して、自然に落下する種の発芽や生育状況を長い 目で観察しながらその後を楽しむこととした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
幻との遭遇:2007.6 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種を蒔いてから、10年も経たないと食卓に登場しない幻の『山菜』オオナルコユリ、奥山でアイコや ボンナを採りに出かけ、偶然にその『幻』に遭遇することがあって、それらを採取してコツコツと株分け、 やっと今年は出荷するまでにこぎつけ逸に入っております。 ところで、この六月久しぶりに連れ合いと裏磐梯を訪れた。帰路道路沿いの杉林 とある茂みに分け 入り山野草のマイズルソウやフタリシズカを見つけ数株採取させてもらった。 ふと辺りを見回すと農園で撫育中で見覚えのある逸品 10数年は経たであろうオオナルコユリ、 それもあちこち目について思わず舞い上がっての歓声に 少し離れていた連れ合いを何ごとかと驚かせた。 いやーある所にはまだあるもんですねぇ〜。当然翌週も車を飛ばして・・・あとはご想像にお任せします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
無用の長物活用:2006.06 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
かつての暖房として一世を風靡した火鉢も電気や灯油の暖房スト− ブに置き換わってから大分久しい 。当時は冬季の必需品で部屋のイ ンテリヤとしてもまた贈答や記念品の定番であり名のある製造元や 侘びさびの凝った装飾の大小さまざまな火鉢が行き場を失い物置の片 隅に肩身も狭く鎮座していて いろいろ使い道を思案していたのだが、 孫達が泥んこになっての体験田植えの様子を話しているのを聞き、 稲の成長過程を見せてやる器にどうかと思いをめぐらせた。 そこで登場したのが多少ひびの入った小さな火鉢。 これに土をいれ田植えの済んだ余った苗を分けてもらい水を張った土壌 に数本植えつけて生育状況を観察させることにした。なおついでに 少し大きめの火鉢の底にドリルで穴を開け植木鉢として活用 これには ツルウメモドキの挿し木苗を植えいつの日か庭先での鑑賞をと思っている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
○山菜の王様ナルコユリ:2005.06 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
立ち寄った山形の道の駅で、幻の山菜オオナルコユリを見つけた。店頭にある鉢植株全て買い求めることにした。 意外なことに品名表示はアマドコロとなっていたが同じユリ科でもあり鑑賞用としての販売なので問題はないのだが、 山菜通の間では知る人ぞ知る逸品 おせっかいだとは思ったが表示の生産者に品名表示をナルコユリとしたほうが 良いのではと電話を入れ、ついでに生育自然環境を見せて貰いたい旨申し入れOKを取り付けた。 翌々日山形自動車道を飛ばし西川インターで降り112号線の西方 山あいのARAK夫妻を訪ねた。 初対面であったがそこは同好のよしみ山菜談義に花が咲き、自慢の自生地を案内してもらい写真に収めることができた。 数年前 新潟の山アスパラ“link 田舎の味“さんちから嫁入りした(分けて貰った)親株から採種し育苗中の植え付け 圃場を整えなくてはとの思惑もあっての訪問だったが、思わぬ歓待とご夫妻とも意気投合 またの再会を約して帰路に着いた。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
○ゆず果汁の保存:2004.12 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
わが家の庭に聳え立つ柚子の古木に今年もたくさんの実がついた。 結実後風にもまれたらしく表皮がまばらに褐色したものが多いので物産センターへの出荷は諦め収穫もしないでいたら、ここに来て日に日に黄金色の実が目立つようになって来た。やっと重い腰をあげ高枝バサミで実を取り込んで近所隣りに配ったりもしたが、そんなことでは捌ききれない量 そこでしまい込んでいた手製の絞り器を引っ張り出し表皮の部と絞り汁、タネとに分離して夫々用途に合わせ手を加え保存することにした。 表皮の部は砂糖漬にまたタネは化粧水(某JAゆず工場のローション製法に抵触?興味のある方メールにお答えします)に柚子果汁は醤油やめんつゆ等と混ぜ合わせ柚子ぽん酢として自家消費することにした。しかし毎年保存に失敗しその大半は捨てる役目を担っている妻から「製氷皿で凍らせて冷凍保存し使う量(個数)だけ取り出し料理にそえたらどうかなぁ・・・」とのひとことに「? ! ? 」早速今年は試めしてみることにした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
○今が旬 :2004.4.末 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
いつもの年より暖かな日が続きこの地の桜前線も足早に過ぎ去った。山野菜類には一雨欲しいと思っていたら4月も半ばを過ぎたというのに、低気圧の影響とかで冷たいみぞれ交じりの雨、この影響でわが町のある地域では地すべりの恐れありと集落の一部に避難指示が出るという事態に、このところの気ままな天気 誰に当たるわけでもないがどうしたんでしょうかねぇ〜。 この雨でやっと顔をのぞかせあたりを覗っていた木の芽や沢ワサビ、シドケ、アイコ、クレソン等の山菜が一斉に丈を伸ばして、しばらく開店休業だったわが山菜コーナー 物産センターへの出荷も大忙しだし、またこの時期恒例となった道の駅旬の山菜“マーケッテングリサーチ?”や新緑の“カメラウオッチング”も気になるし当分は体の休まる暇の無い日が続きそうだ。
○自然界の悪戯 :2003.11.22 |
春先の暖かさから一転東北地方を襲った夏の低温と長雨、今年こそはと そろそろホビー感覚から一廉のプロ気取りの自然薯栽培、いつもの年なら乾燥防止やら灌水作業におおわらわの夏、
その手も省け地下で生育する薯にとってはさぞや育ちも良かろうとわくわくしながら収穫期を迎えたのだったが、意に反して掘れども掘れども細長くしかも湾曲したり渦巻いたりの自然薯、このまま放置しておくわけにも行かず連日むなしさだけ残る肉体労働で つくづく天を仰ぎ自然界の恵みに見離された悲哀を味わされている。
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