読書メモ

・「原発事故 残留汚染の危険性 〜われわれの健康は守られるのか
(武田邦彦:著、朝日新聞出版 \1,000) : 2013.09.14

・著者は「安全な原子力」の推進派であり、「不安全な原子力」の反対派。

○印象的な言葉
・今の原発が危ない3つの理由:壊れる。危ないのに、それが知らされていない。事故対策が取られていない。
・原発の地震対策を十分にすると、建設費が高くなり、ひいては電気料が高くなる
・3.11での福島県の津波の高さは10m。震度は6。福島原発付近のコンクリートの建物は破壊されていない。その津波も揺れも 原発が破壊されるレベルではなかった。そのことが問題。
・臨界事故は核爆発事故と同じ。核燃料が燃えるとは、爆発と同じ
・核爆発を停止されるために制御棒を入れる
・崩壊熱:核爆発で出来る元素の多くは不安定ですぐに崩壊する。その際に多くの熱が出る。熱量は核分裂時の1/10
・原子炉の水が沸騰すると燃料を冷やせなくなり、燃料がむき出しになり、燃料の温度が更に上がり、水と反応して水素が出る。 圧力容器の圧力が上がり、容器が破裂し、水素が外に出る。水素は空気中の酸素と反応して爆発する。
・残余のリスク:想定外のことが起こったら破壊されるリスク。それが認められると、どんな条件下でも原発を作れてしまう。
・原発を持つまでには成熟していない日本社会
・事故発生時は初動避難が大切
・事故後も福島原発の近くから放射性物質が風で舞い上がる
・原発失敗の原因:「私たちが考えた範囲で安全なら良い」という傲慢。原発付近の住民の健康を考えていなかった