読書メモ

・「FREE 〜<無料>からお金を生み出す新戦略
(Chris Anderson:著、小林弘人:監修、NHK出版 \1,800) : 2013.12.22

○印象的な言葉
・毎年価格が半分になるものは必ず無料になる
・金銭が支配しない場所
・基本料金を無料にして、その周辺に世界規模の大きな経済を作る
・ジレットのビジネスモデル:無料で安全カミソリを配り、替え刃の需要を作った。気に入ると、毎日使ってくれる顧客になる。 コアプロダクトを無料にして、他のものを売る。
・携帯電話端末を無料であげて、月々の使用料をとる
・オフィスに無料でお洒落なコーヒーメーカーを設置させて、高いコーヒーのパックを売る。顧客が何かを買うことを見込んで無料にする。
・タダで受信できるラジオ、テレビ
・産業革命とは生産における重要な要素にかかるコストが大幅に落ちること
・基本料金は安く抑え、追加料金を細かく設定。需要の多い日は高額にする。
・飛行機の機内の広告料。レンタカーやホテルの仲介料のキックバックを得る。
・Freemium:無料版のコンテンツと、機能を加えたプロ用の有料版を揃える。時間制限、機能制限、人数制限、顧客タイプによる制限。
・ユーザは無料のものを手に入れる代償として労働力を提供している。サービスを利用する行為がなんらかの価値を生み出している。 サービス向上など。
・無料の本当の魅力は恐れと結び付いている。人間は失うことを恐れる。無料でないものを選ぶと、まずい選択をしたかもしれないという 危険性が残る。無料なら失う心配がない。
・無料情報の周りにコミュニティを築き、トピックスに助言する。コミュニティの助けを借りて、人々が欲しがっているものを設計し、 助力のお返しに基本機能を持つ製品を無料にする。お金のある人には有料の機能拡張版を売る
・航空ビジネスを再定義。座席を売ることから旅行そのものを売る
・無料で電気自動車を貸与。電気代がガソリン代よりも安いなら成り立つ。差額で自動車代金を補填
・正しく貴重な情報、カスタマイズされた情報は高価になる。一方、コモディティ化した情報は無料になる。 情報を引き出すコストは下がり続けている。
・医師に医療ソフトを無料で配り、医師が作成したデータベースから得たデータを、病気を研究する医療機関に売る。
・Googleの無料電話番号案内サービス:利用者の話す音声データ(アクセント、言葉遣い、発音の特徴)が音声認識アルゴリズムの改良に 利用される
・TEDの出席者と歓談することに価値がある。優秀な人が多い。廊下で立ち話できる。最初に講演を見られるという魅力もある。
・パリの無料自転車貸し出しサービス。広告収入で運営。登録料を払えば、有効期間内に何回でも30分以内なら無料。
・授業料を払うとは、教師に質問し、アイデアを共有し、指導を受ける権利を買うこと。学生のネットワークに加わってアイデアを交換し、 助け合い、関係を築くこと。
・SF作家の不文律。物理学の法則を破るのは、一つの小説につき一つか二つまで。SFの面白さはルールが変わったときに人間がどう振舞うか。 SFは「哲学的著作の最後の砦」(クライヴ・トンプソン)。一種のシミュレーション。ルールを変えることで人間についてより深く学ぶ。
・時間を節約するためにお金を払う人がいる。リスクを下げるために、好きなものに、ステイタスにお金を払う人がいる。
・あるもののコストがゼロに向かっているなら、フリーになるのは時間の問題。であれば真っ先に無料にする。それは注目を集める。 無料にすることで何ができるか考える。
・製品は有料、サービス(技術サポート)は無料
・閲覧は無料、投稿は有料。閲覧ソフトは無料、作成ソフトは有料
・プロフィール作成は無料、検索は有料(結婚マッチングサービス)
・リスト掲載は有料、検索は無料(不動産案内)
・詳しい情報を利用しやすいフォーマットで提供するのは有料
・個別のアドバイスは有料
・高品質のCDは有料
・印刷したものは有料
・ゲームは無料、追加楽曲は有料
・新たな”稀少”を探して、そちらを換金化すべき。⇒転職、仕事も同じ。自分の価値を磨き、変化させていく。コモディティ化しないこと。
・コミュニティを換金化するのが鍵。コンテンツはコピーされるが、コミュニティはコピーできない
・稀少性を発見したり、生み出すことが創造性の発揮しどころ
・フリーをどのタイミングで、誰が、どのように使うかによって、その結果は大きく分かれる