読書メモ ・「民の見えざる手 〜デフレ不況時代の新・国富論」 ○印象的な言葉 ・ブランド離れ ・「夫婦+子供2人」はマジョリティではない。日本で最も多いのは単身世帯。原因は未婚化、晩婚化、熟年離婚、夫婦死別など。 ・全体の5割を占め、購買力もある単身世帯と夫婦のみ世帯。そのセグメントに対して総合スーパーは何も提案していない ・超親日的な巨大市場・インドネシア。日本は最大の貿易相手国で、最大のODA供与国 ・ウクライナはIT産業レベルが高い ・日本では人材までもがガラパゴス化 ・この先もずっと景気はよくならない ・ケインズ経済学が前提としていたのは閉鎖的な経済 ・米国ベビーブーマー世代はリーマンショックで、積み上がっていたはずの資産運用益が吹き飛んだ ・ODM:相手先ブランドで設計から製造まで手がける ・中国最大手のソフトウエア会社「東軟集団(NEUSOFT) ・台湾の消費刺激策:商品券を配布。これは換金や預金ができず期限付き。お釣も出ない。小切手のように切り分けて使えた。 ・成長しよう、大きくなろう、といった自己中心的な目的を優先するようになったら事業は失敗する ・高級ブランドが信頼を得るためにしてきた努力。質を徹底的に吟味、職人、顧客へのきめ細かい対応などのこだわり。 ・ファストファッションを製造するトルコ、ルーマニア、中国。高級ブランドの製品も作る。安易な拡大路線に走った高級ブランドは存在意義がない ・購買サイクルが数年以上の商品は値引きするより、よいものを妥当な値段で提供するのが王道 ・「安ければよい」という姿勢は、「顧客の顔を見ない商売」に繋がる ・ブランドは低級品や高級品を出したりして崩してしまってはいけない ・「ハイ・コンセプト」(ダニエル・ピンク):6つの右脳型センス(デザイン、物語、調和、共感、遊び心、生き甲斐)を刺激する ・コンビニの品揃えは必ずしも個々の世帯ニーズにフィットしにくくなっている ・スーパーでは肉・魚・野菜は古くなりかけたら店内やセントラルキッチンで調理して、惣菜や弁当に再利用。コンビニにはその機能がない ・リアル店舗は値段と実物を見るためのショールームに過ぎない ・日本人が欲しくなるのは、その道のプロや専門家、趣味嗜好の合う友達が薦めるモノぐらいという時代 ・超一品.com、うまいもん.com ・電子マネーで有力なのはEdy。最も発行数が多い。主要なコンビニで利用できる。楽天が運営元のビットワレットを買収 ・楽天トラベル:国内最大の総合旅行サイト。スーパーポイントが人気の秘密 ・中国は内需主導の第2ステージに入った。外国企業は中国国内市場に本格的に入っていくべき。トップクラスの社員を送り込み、現地に骨を埋める覚悟でやらせる ・台湾企業は自分のブランドで、自分の販売網とサービス網で商売した経験やノウハウがほとんどない ・インドネシアも第2ステージに入った。中国よりも安く、質の高い労働者を雇える ・ロシアにとって北方四島はさほど重要でない。警備艇の配備などで金だけかかっている。プーチンはとにかく日本と経済協力関係を結びたい ・戦略的自由度の発想:お客さんは何を求めているか、商品を買おうと意思決定するときに最も重要な要素は何か考える。次にそれを実現するための方法を調べ、 その中で一番コスト効率がよく、お客さんに一番インパクトの大きいものを考える。 ・団塊の世代は総額約80兆円の退職金を得る。借金を差し引いた正味60兆円が手元に残る ・中国では土地はすべて共産党のもの。土地を民間業者にリースして、開発させる。税金を使わずに都市や産業基盤の建設ができる ・本当の霞ヶ関の埋蔵金は、霞ヶ関が独占していた「権限」 ・韓国の好調は今後10年も続かない。長期的にはアメリカ化したことが弱さになってくる。コツコツと積み上げた領域がほとんどない。産業の裾野が狭い ・中国の強さの要因は経済に関しては完全に地方自治に舵を切ったこと ・BOT:新興国外交の方式。長期ファイナンスを前面に立て、建設から運営までを数十年にわたって行い、国づくりを支援。資金を回収したら現地に施設を返す ・日本で空き家率が高いのは山梨、長野、和歌山 ・介護の世話になる人は75-79歳で全体の15% ・国民の金融資産が実質的に政府に取られてしまっている現状。皆が郵貯などから逃避しれば、それ自体が国債デフォルトの引き金になりかねない -目次- プロローグ 経済学は、もう未来を語れない 第1章 (現状認識) “縮み志向”ニッポンと「心理経済学」 第2章 (目前にある鉱脈) 拡大する「単身世帯」需要を狙え 第3章 (外なる鉱脈) 「新興国&途上国」市場に打って出る 第4章 (規制撤廃が生む鉱脈) 真の埋蔵金=潜在需要はここにある 第5章 (20年後のグランドデザイン) 「人材力」と「地方分権」で国が変わる エピローグ そして個人は「グッドライフ」を求めよ |