読書メモ ・「織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史 15) 」 ・東アジアの皇帝を夢見た信長 ・全国に水陸のネットワークを持った一向宗 ・英雄たちは血塗られた手で権力を握った ・被支配者側からの視点も失わないこと ・アジアに植民地をつくり、倭寇や琉球をおしのけて貿易の主導権を握り、日本との貿易に大きな比重を占めるようになった欧州勢力 ・信長の政権構想の柱の一つに、流通・都市の掌握、更に貿易・外交権の掌握を置いた。それは石高制(知行制)と並立するレベルのもの ・中国・インドと日本からなる世界観は崩れ、仏教・儒教を中心とした思想体系も揺らいだ ・統一政権ができても村町の自治は継承され、否定されることはなかった ・秀吉は最期まで一揆の蜂起を恐れ、村町の自治意識と対峙していた。そこには鋭い緊張関係があった ・大坂夏の陣の集結で、室町幕府もほとんどの守護家も滅び、支配層の武士の顔ぶれもすっかり入れ替わった ・大名領ごとにミニ京都が作られた。都市の創出・改造期であった ・身分制度が出来上がると、下克上にも終止符が打たれた。それぞれの身分でそれぞれの役割に専念するという社会秩序が形成された。 その精緻で巧妙な支配体制は、現在の我々を呪縛し続けている -目次- 第1章 「天下布武」をめざして 第2章 都市・流通の世界と信長 第3章 地上の神の挫折 第4章 関白政権の成立 第5章 検地と刀狩 第6章 村の世界 第7章 秀吉の重商政策と都市の発展 第8章 朝鮮出兵と政権の動揺 第9章 江戸幕府の成立 |