読書メモ ・「世界経済「大動乱」を生きのびよ 〜預金蒸発を防ぐマネー術」 ・2012年以降、米国経済は強い。新興国もそれなり。欧州と日本は危ない。 ・日本が抱える諸問題は円高に起因している ・強烈な円安政策をとると、個人金融資産は瞬間的かつ怒涛のように海外に流れる。 日本の銀行からの円預金流出で、日本国債を買い支える資金が枯渇することになる。国債未達が起きてしまう。 ・米国には本当に生きていけない人を助けるセーフティネットは確立している。キリスト教精神もある ・ユーロ問題:地域内固定相場制という構造的な問題。抜本的な解決策は財政を一つにすること、一つの国になること。 ・この30年間で人民元は米ドルに対して1/4、韓国ウォンは2/3と弱くなり、日本円は2.7倍になった。円は人民元の10倍以上になっている。 中国は安い人民元を利用して「世界の工場」にのし上がった。 ・日本は高度成長期、完全雇用に近づいたときに円の切り上げを始めた。インフレを抑えるために必要だった。 ・国債市場は先物のほうが現物より断然大きい。ちょっとでも暴落の匂いがすれば、世界中の年金資金が怒涛のように日本の 国債市場に参入する。「売り」での参入。少額の証拠金で債券売りを仕掛けてくるはず。 ・来るべき金利急上昇に備え、変動金利の住宅ローンは固定金利に変えるべき。変動より金利は高いが、保険料と考えるべき。 ・外国人は長期の国債は売っている。長期金利急騰を信じている。 ・日本が財政破綻しそうになったら、政府は超インフレで破綻を回避しようとする。国民の預金は実質的にパーになる。 財産が国に召し上げられるのと同じ。 ・日本政府の自転車操業はいつまでも続かない ・国債未達が起きれば、仕事を失い、円資産は暴落、年金も実質的になくなる。海外分散投資は保険。資産防衛を考えるべき。 ・BRICsへの投資は流動性リスクがある。BRICs諸国は金融市場は未熟。デリバティブが未発達。 ・米国株投資が有力。日本の証券会社、海外証券会社の日本支店を通じて買えば、証券優遇税制が受けられる。 ・金市場は世界のインフレを織り込んでいるがゆえに高騰している。世界的な金融緩和が続くとインフレ懸念が出てくる。 金はインフレ対策資産になる。既にバブルという人もいる。 ・MMFは短期の債券で運用される。元本割れの可能性は低い。ドル建てがよい。 ・今後もデフレが続くと考えるなら、住宅は賃貸がいい。国債未達にでもなれば借金をしている者は窮地に陥る。 ・日本国の借金総額は金利が上がれば利息すら支払えなくなるほどの巨額さ。 ・手厚い社会保障、社会主義的国家の限界。ロシア、中国が証明している。 ・成長なくして分配なし ・原発事故でストレスを受けるのはまっぴら。簡単に原発を受け入れてしまった世代には責任がある。 今までのような豊かな生活はできないと覚悟し、災害負担を国民が平等に背負うべき。 電気料金値上げも、健康や生命のことを考えれば大した額ではない。 ・海草を用いたバイオマス発電はトウモロコシの数百倍以上の効率。食糧との競合もない ・円の大暴落がやってきたら、輸入に頼る天然ガス、原油、ウランさえも高騰する。 ・地震国ニュージーランドには原発はない。シンガポールにもない。 ・日本の農業が衰退しているのは円高で外国農産物が安くなったせい。農業団体は政府に円安政策を求めるべき ・小粒なファンドばかりになると、横並び意識で皆が一斉に同じ方向を向いてしまう ・英語がへたでも話すべき内容があれば、外国で仕事ができる ・情報力より判断力で勝負 ・個人金融資産の1%でも外貨資産へシフトし始めたら、円安のうねりが生まれる -目次- 1 2012年の世界経済を読む(競争を是として躍進する米国 崩壊するユーロ ほか) 2 大増税時代の日本(避難通貨と誤解されている円 いかに日本の財政がひどいか ほか) 3 これからの資産防衛術(資産運用の基本的考え方 どの国の通貨に投資するか ほか) 4 資本主義国・日本の再生(何度でも、円安興国論 さらば社会主義国家 ほか) 5 未来を見据えて(「破綻後」に開ける希望 ますます高まる英語の重要性 ほか) |