読書メモ

・「文明の衝突
(サミュエル・ハンチントン:著、鈴木 主税:訳、集英社 \2,800) : 2012.03.18

○印象的な言葉
・世界政治における文化−文明的なアプローチが妥当かつ有用。
・異なった文明に属するグループ間の局地的な戦争が持続している
・文明の境界線に沿って欧州の政治が再編成された
・EUやメルコスル(南米)のような単一文明圏が経済的統合に向けて劇的に進歩をとげている
・APECやNAFTAのよな多文明の連合には進歩が見られない
・イスラム社会が共同歩調をとるようになった
・儒教−イスラム・コネクションが西欧に敵対する
・日本が独自の文明をもつようになったのは紀元5世紀ごろ。中国文明から派生して現れた。 中国文明とは異なる。日本は近代化されたが西欧にならなかった
・日本がユニークなのは国と文明が一致していること。他の国々がもちえない行動の自由がある
・文明の断層線(フォルト・ライン)
・国際政治の中心をなすきわめて危険な特質は、異なる文明を背景とするグループ間の対立
・人口増加が力の不安定性やバランスに及ぼす影響
・文明に依拠した国際秩序こそが世界戦争を防ぐ最も確実な安全装置
・現代の主要文明:中華文明、日本文明、ヒンドゥー文明、イスラム文明、西欧文明、ロシア正教会文明、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明
・冷戦終結後、民族紛争が大きな問題になった
・イデオロギーでなく、文明のアイデンティティによる統合や分裂。アイデンティティの追求により文明間の衝突が起きる
・西欧のリベラルな民主主義を普遍的なものとするのは西欧の考え方
・西欧がなすべきこと:@軍事上の優位を保つA人権尊重と民主主義を他の社会に強制するB文化的、社会的、民族的な優位性を守る
・異文明間の大規模戦争のシナリオ:文明の中核をなす国が他の文明内の衝突に介入する
・文明の多様性を受け入れる。人間の「普遍的な性質」、共通性を追求

-目次-
第1部 さまざまな文明からなる世界
第2部 文明間のバランスのシフト
第3部 文明の秩序の出現
第4部 文明の衝突
第5部 文明の未来