読書メモ

・「コモンズ
(ローレンス・レッシグ:著、山形 浩生:訳、翔泳社 \2,800) : 2012.01.27

○印象的な言葉
・米国はネットの未来を弱める政策を採っている。旧産業を守るように。
・ネットの成長鈍化は知的財産権に関連した法的規制キャンペーンのせい。イノベーションが圧殺されている。
・ネットをコントロール可能にすることはネットがもつ個人の自由や成長にとって可能性を潰しかねない
・前著「CODE」はネットを通じた民主主義の価値の再興を目指すもの。本書はネットを通じて自由の価値の再確立を目指すもの
・自由の価値。自由は人が自由に使って工夫をするための基盤を提供する。それがコモンズ。それがあることにより発展や繁栄が実現されてきた。
・生活を豊かにすることを可能にするのがコモンズであり、自由。ネットはその自由を体現してきた
・自由を実現し、コモンズを創り出したのはある種の規制。市場に任せればいいわけではない。
・米国では自由が骨抜きにされつつある。メディアの垂直統合と集中化、電波競売の加速、MSによる独占、著作権強化、ソフトウエア特許、 ビジネスモデル特許
・自由のための規制が必要
・ネットの価値について日本では「通信コストを下げた」以上の議論がされていない
・監視されない/できないことからくる価値がある
・我々にできること/すべきこと:今あるプラットフォームを使って新しいものを創り出すこと。
・感想文を書いたり、誰かの質問に答えたりするのもイノベーションであり、創造行為
・コモンズを活用し新しいものを創り出す。自分が恩恵を受けたコモンズの存在を実感

-目次-
第1部 ドット・コモンズ(構成部品:「コモンズ」と「層」
電線上のコモンズ
ワイアードされた者たちのコモンズ ほか)
第2部 ドット・コントラスト(現実空間での創造性
インターネットからのイノベーション)
第3部 ドット・コントロール(旧VS新
電線‐ひいてはコード層‐をコントロール
ワイアードされた者‐ひいてはコンテンツ層‐をコントロール ほか)