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 今回の中央ヨーロッパの旅の最後の訪問地はハンガリーで、ブタペストとその近郊を観光しました。ブタペストでは夕食後ドナウ川をクルーズし、 違う角度から夜景を楽しむことができました。でも肝心のブタペストの夜景のデジカメ写真は技量が伴わず、見るべき写真を撮ることは出来なかった、それが心残りになりました。
 オーストリアのウイーンを発ったバスはハンガリーの首都ブタペストを目指して田園地帯を走り、国境の検問所へ着きました。検問所では若い係官が鼻歌交じりにパスポートに印鑑を捺してくれました。 バスの運転手がハンガリー出身だったからかも知れませんが、陽気なハンガリー人に好感がもてました。

 歴史上のハンガリー王国は多民族国家であって、今日のハンガリー人のみで構成されていたのではありません。その他の民族とハンガリー民族を特に区別する際にマジャール人という表現が用いられます。マジャール人の出自はアジアにあって、言語や蒙古斑にそれを裏付けるものがあります。又名前の表記が姓・名の順になるのがその一つです。そんな事もあって何か親しみを感じる国でもあります。
 ブタペストはドナウの真珠と呼ばれていますが、本当に素晴らしい街でした。国会議事堂など伝統的な様式は日本には見られないもので、文化に対するヨーロッパの人たちの感性には感心させられます。
 最後の観光地はブタペスト近郊の街センテンドレでした。首都・ブダペスト北方20kmに位置するセンテンドレは、14世紀〜17世紀のオスマン・トルコ支配から逃れて来たセルビア人やギリシア人達が開発した小さなメルヘンのような町です。センテンドレには小さなお土産屋さんが沢山並んでいます。手工芸品が中心ですが、藍染もハンガリーの名産です。日本人の観光客も多いので、日本円で支払えば日本円でお釣りが出てきます。


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