2003/10/02

 昼休みに恵比寿駅前まで昼食に出かけた帰り道、以前から気になっていた公園に寄ってみることにした。
 会社の近くの高台にあるこの公園は、百段以上もある階段の上に位置しており、生半可な覚悟の訪問者をてんから拒絶しているように見える。よほど面白い遊具でもない限り、近所の子供なども行こうと思わないのではないかと思われる。
 息をつきつつ登りきった階段の先にあった公園は予想以上に普通のものであった。
 高台の公園ではあるが、無闇に茂った木が邪魔で展望は期待できないし、遊具もありきたりのものばかり。加えて敷地が狭く段差も多いので野球などをするにも向いていない。
 敢えて言えば鬼ごっこなどに向いていそうだが、コンクリート舗装された場所が多いため、子供が怪我することを怖れる親御さんにはウケが悪いであろう。
 ともあれ、見るべきものは見たので、人気のないことを良いことにいちゃつきに来たらしい一組のカップルを後に残して引き上げることにした。

2003/10/11

 夕刻、うたた寝をしているところに珍しく兄から電話がかかってきた。
 遊びに行って良いか、というので即座にOKする。
 考えてみると、兄が私の家を訪れるのは、引っ越し後、ちょっとした荷物の運び入れを手伝ってもらった時以来になる。あの時は引っ越し直後と言うこともあって何のもてなしもできなかったものだが……。
 兄は友人達(私の先輩に当たる)とのドライブの絡みで実家に泊まることになっており、そのついでに以前私が話したことのあるGUNDAM EVOLVEを見に来たのだという。
 早速、GUNDAM EVOLVEのDVDをかけ、GreatMechanicsのGUNDAM EVOLVE解説ページを見せながら話をしていると折悪しくFが電話をかけてきた。
 私の勧めに従ってRD-XS41を購入したものの、初めて使うカテゴリーの機械であるため、操作に戸惑っており、録画の仕方について訊きたいというのだ。
 Fが購入したRD-XS41はRD-STYLEの最新型で、東芝のHDD&DVDレコーダーとしては四世代目にあたる機械。私の持っているRD-X2は二世代目の機械なので、私にXS41の操作方法を訊くというのは、Win95の熟練ユーザーにWinXPの使い方を訊くようなものだったりする(笑)
 まあ、幸い基本的な操作は変わっていなかったらしく、無事に録画できたようで何よりであった(本体内のタイマーを合わせていなかったため、直後の『鋼の錬金術師』の録画予約には失敗したらしいが)。
 そう言えば、RD-XS41には外部入力映像の同期ズレという不具合があるというと後に聞いたが、Fの機械は大丈夫だったのだろうか。

2003/10/12

 みみんが車を買い換えたことから、突発的に昔のTRPG仲間が集まることになった。
 何の車を買ったのかをみみんが明かさなかったので、実際に車を見て車種を確認しようというわけである。
 尤も、私は先日の引っ越しの際にみみんからチューンした(故障の多い)カプチーノを売ってノーマルのカプチーノを買ったという話を聞いていたので、それがオチなのではないかと見当をつけていたりしたのだが……。
 
 みみんは車関係のオフ会で遠出しているとのことなので、その帰り道に16号沿いのガストに寄ってもらって落ち合うという手はずに。
 私とT(私には足がないのでTの車に同乗させてもらった)、Y、F、K、Rの順でバラバラと昔なじみの仲間が集まってくる。
 私とT以外の人間は全員ラグナロクをプレイしているということもあり、自然とラグナロクの話がメインになる。
 私はラグナロクには全く興味がなく、何の話をしているのやらちんぷんかんぷんだったので、暇つぶしにPDAで落書きをしたり、グラディウスをプレイしたりしていた。気を使って別の話題を振ってくれたYには悪いと思ったが、興味の湧かないものはどうにもならない(^_^;)
 そうこうする内に時間が経ち、結局、みみんは間に合わないと判明、解散と相成った。
 まあ、久しぶりに古馴染みに会えたのは良いことであった。

2003/10/23

 立ち寄った駅前の本屋で『魔法陣グルグル』の最終巻を購入する。
 ファミコンRPG風コミックスのはしりとして、私がまだ学生だった頃から連載が続いていた漫画であっただけに感慨もひとしおである。
 尤も、物語後半は作風に慣れてしまったこともあってか、正直マンネリ化を感じていた。魅力の一つであった可愛らしい絵柄も徐々に変化して魅力を失っていたし……。
 まあ、そのように多少のマイナス点はあったものの、最近の漫画には珍しく素直な大団円で終わらせられたことは高く評価できる気がする。

2003/10/25

 10日ほど前に注文しておいたHP社のノートパソコンnx7000がようやく到着した。
 分割払いの手続きがあったとはいえ、やはり到着までの期間が長すぎる。
 BTOができる機種ならばともかく、BTOができない機種はあらかじめ在庫を一定数用意しておいて即日発送できるような体制を取っておかないと並みいる競合相手にはとうてい太刀打ちできないであろう。HPのパソコンの長所は、大手のメーカーにしては価格が安いということであるが、これもインターネットに店舗を出している小型店舗と比べると甚だしく見劣りがするのだから。

 ま、それはともかく、届いた商品には非常に満足ができた。
 本来モバイルノート用の規格であるセントリーノ規格に準じながら、その重量は3kg近くに達し、公称5.5時間のバッテリー持続時間を持ちながら、15.2インチのワイド液晶を搭載した筐体は横幅37cmを超える。ビジネスノートという位置づけの商品でありながら、JBLスピーカーとMOBILITY RADEON9200を搭載し、非公式ながらDVD-RAMの読み込みにも対応する……何とも矛盾だらけの機体である。だが、それがイイ!
 余裕のある筐体サイズは、クリック感が良くキー数の十分なキーボードの搭載を許したし、セントリーノ規格に準拠した低発熱設計は、放熱ファンが動いている時を探す方が大変という高度な静穏性を実現した。
 15.2インチワイド液晶とJBLスピーカーは、下手なホームシアター以上に臨場感のある映像空間を作り出してくれる。nx7000で観たGUNDAM EVOLVE5の感動的だったこと!
 RADEON9200の搭載により3D処理に向いているのも長所の一つ。その処理性能はFF11ベンチで4100台、ゆめりあベンチ(1024x768、綺麗)で2800後半をマークした。
 このノートの購入目的の一つに、3Dグラフィックソフトの勉強用というものもあったので、この性能は心強いばかりだ。
 まあ、とはいえ、何事にも完璧というものはないもので、このノートにも不満点はなくもなかった。その件に関しては明日の日記に記すこととする。

2003/10/26

 nx7000の数少ない弱点の一つとして搭載メモリの少なさが挙げられる。
 この弱点はメモリを馬鹿食いするWindowsXP環境ではかなり大きなもので、256Mしか初期搭載メモリのないnx7000の下位機種では何をするにもHDDへのスワップが起きてしまい、折角の高速プロセッサ採用による処理速度上昇の恩恵を台無しにしてしまう。
 前に使っていた富士通のノート(セレロン550MHz、WindowsMe)と比べて、体感的に操作に対する反応速度が二、三倍遅くなった感覚があったのだからひどいものである。
 スペック自体は桁違いに上がっているというのに、体感速度が落ちるというのは……本当にゲイツOSの不良品ぶりには腹が立つ。
 結局我慢しきれず、都心部の量販店と比べるとかなり価格が割高なマツモト電気でメモリを買ってくることにした。
 メモリを512M増設したことにより予想通り体感速度は格段に上昇、前のノートと同等か処理によってはそれ以上に速くなった。満足満足。
 しかしながらこういった物量作戦で何とかするという感覚にはいつまでたっても慣れることができない。ハード的、ソフト的にリソースを節約するとか、最適化をするとかいう感覚はM$にはないのであろうか。ないのであろうな。それこそ北朝鮮に自由があるのかと問うこと並に無駄な思考ではあった。
 M$は次のLONGHORNとやらいう腐れOSでは必要メモリ量を1Gにするとか……いい加減、パソコンのこの恐竜的進化には終焉を遂げてもらいたいものである。

 話変わってnx7000にはしごく満足している。
 この満足感はX68000XVIやPC9821NW150といった名機を購入した時と同じくらいである。
 前に使っていた富士通のノートが、へちょいキーボードとまともに音の鳴らないスピーカーを装備した駄目パソコンであった分、この喜びは大きかった。

2003/10/27

 とある掲示板の書き込みに刺激されて、かねてからの懸案事項であったX68k用外付けSCSIHDDの内容の吸い出しを行うことにした。
 登場した当初と比べるとX68kエミュも大幅に進化をし、SCSIのエミュレートも可能になってきたため、数ヶ月前からやろうやろうとは思っていたのだが、このところ、第二の天性になりかけている(元々?)怠け癖のせいでついつい後回しにしてしまっていたのだ。

 吸い出し作業自体はさほど難しくなかった。
 X68kに繋いでいる外付けSCSIHDDを外してWinXP機に繋ぎ、ネット上からDLしてきたNT系専用のFSW(コマンドライン専用)「getdrive」を使用してHDDの内容を吸い出すだけである。
 この「getdrive」を作っている作者は、各種エミュレーター用のHDDイメージファイルからファイルを抽出する「DiskExplorer」というソフトも作っているので、うまくすれば吸い出されたHDDイメージファイルがそのままX68kエミュで使えるようになっているのでは、と思ったが、さすがに世の中そうそう甘くはなかった。
 仕方がないので「DiskExplorer」を使ってHDDイメージファイルの中のファイルをWindowsのHDDにコピーし、X68kエミュで作成された空のSCSIHDDイメージにファイルを転送することにする。
 X68kエミュの操作に慣れていないこと、久々に使うHuman68kのコマンドに戸惑ったことなどから、エミュ上での環境構築作業は難航したが、夕方までには何とか一通りの環境構築が終了。実機とドライブ構成は違うものの、取りあえず不自由なく使用できる環境を構築することができた。

2003/10/31

 『俺がハマーだ!』のDVDBOXが発売になるらしい。
 『俺がハマーだ!』は80年代にTV東京で放映されたアメリカ製のコメディドラマで、私が向こうもののコメディドラマ(映画)にはまるきっかけとなった作品である。
 一部の熱狂的なファンには支持されているものの、一般にはあまり知られていない作品なので、一般人の注目度は低いと思われるが、私には嬉しいニュースであった。
 BOXの内容は今のところ明確になっていないが、TVシリーズ第一期、第二期の両方が完全に収録される上、日本未公開の話も二話ほど収録されるらしい。勿論、あの印象的な吹き替え音声も収録される模様。
 未公開の二話にもきちんと吹き替え音声が入るのかどうかが心配であるが、吹き替え版の声優達によるオーディオコメンタリーが収録されるくらい気合いが入っているらしいので、多分大丈夫であろう。
 早くトランク署長の「ハァマアァァァ!!!」という怒鳴り声が聞きたいものである。

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