2003/07/01

 Sigmarion2の液晶の付け根にあるヒンジがへたった。
 この部分がへたると液晶の角度が固定できなくなるので、運用上、少々困ったことになる。この症状はSigmarion系の持病のようなもの、と聞いたことがあるので、どこかに簡易な修理方法などが書かれているサイトがあれば良いのだが……。
 それはともかく、今日はh1920の納入予定日。楽しみである。

2003/07/02

 h1920、無事に到着。
 Sigmarion2のヒンジ部分の修理方法が記されているサイトもいくつか見つかり、こちらも手数さえ惜しまなければ何とか修理できそう。
 禍福はあざなえる縄のごとしという奴である。<大げさ
 
 会社にいる間にまた痛風の発作が起き、階段を上り下りするのも一苦労、翌日、無事に会社に行けるどうかも危ぶまれる状況であったのに、わざわざ実家までh1920を取りに行き、セットアップをしてしまったのはモバイラーの面目躍如と言うべきか、ただの馬鹿と言うべきか(笑) 個人的には後者に10カノッサ賭けるが(笑)

 h1920であるが、実際に手に取ってみるとその小ささが実感できる。
 これまでのPocketPCとは異なり、手のひらにすっぽり収まる感じで、まさしく『PalmtopPC』という感じ。胸ポケットに入れての運用も無理なくできるので、この機種の登場でようやく本当の意味での『PocketPC』になったと言えるのかもしれない。
 ソフト環境に関してはh3850とほぼ同一の形にしたので、そちら方面の新鮮さはないはずなのだが、半透過型液晶の美しさ等、ハード的な魅力もあってか、見慣れた画面が不思議と新鮮に感じられる。
 電池持ちの良さも魅力の一つである。これまで使っていたh3850はお世辞にも電池持ちが良いと言える機種ではなかったので、とりわけそれが実感できる。
 h3850だったら既にバッテリーの残りが50%を切っているだろうと思える位ガシガシ使っていても、まだバッテリーが80%以上残っているというタフぶり。
 もはやh3850は完全にお役御免。嫁ぎ先があるようなら知り合いに譲るか、ヤフオクに出してしまうか、という感じである。

 購入したh1920は当たりだったのか、クロックアップ耐性もなかなかのもの。400MHzまでほぼ問題なく動いており、動作が重めのエミュなどを動かすときなどには重宝しそう。
 尤も、400MHzの状態で、動作のちと怪しいGBAエミュを動かしてみたらフリーズ。母艦であるノートPCとActiveSyncしようとすると100%フリーズという状況になっているので、400MHzでの運用にはかなりリスクが伴う様子。
 フリーズ=フルリセット=内蔵データ消失となるのでなかなかに面倒である。まあ、バックアップからの内蔵データ復元は可能だし、外部メモリカード内のデータには影響が出ないので致命的なダメージではないが。
 危険度的には界王拳4倍レベルといったところか?(笑)
 なお、300MHzでの運用では今のところ特に問題は出ていないので、普段は200〜300MHzで動かすのが無難であろう。

 同時に届いたHP純正のh1920用ケースも悪くない。
 厚手のフェルト地で作られているため、装着時の厚みが3cmとなり、折角のh1920の薄さ(1.3cm)を殺してしまうのは難であるが、その分、本体の保護能力は高そうであるし、胸ポケットに入れて持ち歩いたときのポケット内の湿気による「腐蝕」も防いでくれそうな気がする。
 厚さの方も胸ポケットに煙草を入れていると考えればさほど問題とはならないであろう<私は非喫煙者なので胸ポケットに煙草を入れたことなどないが(笑)
 細かいところでは、表面カバーを固定するマグネットが気に入った。正確に言うとマグネットの立てる音が、である。
 このマグネットはオスメス式のボタンのような形をしており、凹部と凸部が噛み合ってしっかりと固定される形になっている。これが噛み合うとき、外れるときにパチッ、パチッと小気味の良い音がするのだ。これが気持ち良い。
 他の人にとってはどうでも良いことであろうと思うが、私にとってはこれが純正ケースを使う理由のかなりの部分を占めていたりする(笑)

2003/07/05

 午前中、洗濯物を干していると実家から電話がかかってきた。
 行きつけの病院から以前受けた検査の結果が悪かったのですぐ来院するように、と電話があったというのだ。
 元々、この日はSigmarion2の修理用品を買いに行く予定であったので、h1920を胸に出かけることにした。
 病院で検査結果を見せられ、ともあれ痩せること、との指示を受ける。
 カロリー的には問題がないようなので、後はバランス良く食べること、夕食を軽くし、その分、朝、昼をしっかり取るようにすることなどと注意された。
 その後、セキチューまで出かけて瞬間接着剤とエポキシパテ、ピンセットを買い、ロッテリアでお昼を買って帰宅。

 昼食を取りながらSigmarion2の修理を進める。
 この手の分解作業には不慣れなため、冷や冷やさせられることも多かったが、何とか修理完了。尤も、不手際からCFスロットの開閉機能が利かなくなってしまったので完全とは言い難いが(^_^;)
 今回の故障の原因は明らかにヒンジ部分の強度不足が原因で、設計ミスといっても良いのではないかと感じられる。
 構造上の欠陥が故障の原因なので、下手にメーカー修理に出すよりも個人で分解してエポキシパテで部品の強度を上げた方が正解かもしれない。勿論、分解中に本体をお釈迦にしてしまう可能性もあるので万人には勧められないが……。

2003/07/06

 ふと思い立って居間のシステムラックに置いてあるTVゲーム機の配線を行う。
 AVセレクターが余っているのにも関わらず、これまではそれを利用した配線が行われていなかったため、TVゲームをプレイする前に配線作業が必須となり、その結果、ゲーム離れが進行していたのだ。
 今回それを改め、メガCD、サターン、ドリ−ムキャスト、XBOXを電源コードを差し替えるだけで使用できるようにした。これでゲーム好きのお客が来たときにも一安心である。

 ついでなので、サターンのメモリカートリッジに保存されたゲームのセーブデータの整理も行うことにした。具体的には認識率の低い1M拡張RAM+メモリカートリッジから、奇跡的に認識率の高いPAR+メモリカートリッジにデータを複写していくこととなる。
 ご存じの方はご存じの通り、サターンのカートリッジ認識率は非常に低い。私は自分のサターンでカートリッジを認識させるコツ(根本までカートリッジを差し込んだ後、1,2mmカートリッジを上に持ち上げる)を知っているので、5回に4回くらいは認識させることができるが、このコツを知らなかったら認識率は一桁のパーセンテージまで落ちるであろう。それほどにサターンのカートリッジ認識率は悪い。
 ところが不思議なことに手持ちのPAR+メモリカートリッジはこの認識率が非常に高い。その認識率はほぼ100%。サターン用のカートリッジとしてはこれはまさに奇跡である。メモリ内のデータを圧縮して持つ形式であるため、純正のパワーメモリとして使うことはできないが、その認識率の異常な高さのため、データの待避先としては非常に有効である。

 データのコピーは非常に原始的で非効率な作業となった。拡張RAM+メモリから本体にデータを写し、電源を切ってPAR+メモリに差し替えてから電源を入れ直してPAR+メモリにデータを移し、また電源を切って拡張RAM+メモリに差し替えて……。
 それでもじりじりと複写進んでいたのだが、しばらく経ったところで不具合が発生した。ある程度以上のデータ容量を写したところで、PAR+メモリにデータが保存できなくなったのだ。
 表示されているメッセージからすると、データを圧縮する際にエラーが出ているらしい。何度か複写をやり直してみたが状況は改善されず。これはPAR+メモリに搭載されているメモリの一部が不良なのだろうと考え、作業を中断することにした。
 仕方がないので、拡張RAM+メモリにデータを全部集めることにし、PAR+メモリには普段良く使うデータだけを入れることにする。

 良い機会だと思い、セーブデータを一覧してみると、意外と抜けているデータがある。確かにクリアしたはずのゲームのデータがなかったりするのだ。どうやら、拡張RAM+メモリが不完全に認識されたときにゴミだと思って消してしまった項目の中にそれらのゲームのデータが含まれていたようだ。
 それらの消えたデータの中に、お気に入りのゲームであるプリンセスクラウンのデータも入っていたようなので、これをきっかけとして再プレイをしてみることにする。さて、クリアまでどれくらいかかることやら。

2003/07/09

 朝方、通勤の時にふと周りを見回して見ると、両隣に座っている人と前に立っている人の全員が少年サンデーを読んでいた。
 何とも奇妙な空間。まあ、私も読んでいたのだが(笑)

2003/07/10

 ヤバイ。iPAQ h1920ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
 h1920ヤバイ。
 まず小さい。もう小さいなんてもんじゃない。超小さい。
 小さいとかっても
 「GENIO-eと同じくらい?」
 とか、もう、そういうレベルじゃない。
 何しろカセットテープのスリムケースサイズ。スゲェ! なんか単位とか無いの。何cmとか何尺とかを超越してる。スリムケースサイズだし超小さい。
 しかも直販限定販売してるらしい。ヤバイよ、直販限定販売だよ。
 だって普通は国内メーカーとか直販限定販売しないじゃん。だって店頭で実機に触って確認して買えないと困るじゃん。壊れたとき店頭ですぐ買い換えられないとか困るっしょ。
 配達時期が伸びて、一般のインターネットショップのときは翌日配達だったのに、HPダイレクトのときは週またぎの5営業日後配達とか泣くっしょ。
 だから国内メーカーとか直販限定販売しない。話のわかるヤツだ。
 けどh1920はヤバイ。そんなの気にしない。直販限定販売しまくり。最も遅く配達するインターネットショップと比較してもよくわかんないくらい遅い。ヤバすぎ。
 iPAQっていったけど、もしかしたらjornadaかもしんない。でもjornadaって事にすると
 「じゃあ、HPとCOMPAQの合併ってナニよ?」
 って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にもわからないなんて凄すぎる。
 あと超軽い。約32匁。グラムで言うと120g。ヤバイ。軽すぎ。シャツの胸ポケットに違和感を持つ暇もなく収まる。怖い。
 それに添付ソフトが超何も無い。超ガラガラ。それに超のんびり。ActiveSyncでのバックアップのみとか平気で出てくる。ActiveSyncでのバックアップのみって。小学生でも言わねぇよ、最近。
 なんつってもh1920は馬力が凄い。400MHzへのクロックアップとか平気だし。
 うちらなんてXscaleとかたかだか昨年で出てきたばかりで上手く扱えないから200MHzにしたり、自動速度調整機能置いてみたり、PocketPC2003使ったりするのに、h1920は全然平気。400MHzを400MHzのまま扱ってる。凄い。ヤバイ。
 とにかく貴様ら、h1920のヤバさをもっと知るべきだと思います。
 そんなヤバイh1920を発売したメーカーとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

 とまあ、思わず「宇宙ヤバイ」のガイドラインを利用してしまったが、それくらいにh1920はヤバイ^h^h^hもとい便利である。
 純正カバーを装着した状態でも問題なくシャツの胸ポケットに収まるので、ビュアーとして場所を選ばずに活用可能。昨晩購入してきたクリップ付きストラップを使用すれば、胸ポケットからの不意の転落を防止することができる上に、片手使用時に小指にストラップひもを掛けて本体にテンションをかけられるのでトップヘビーになりがちな重量バランスも改善できる。
 まあ、この辺りは霧島さんのインプレ記事に載っていたテクニックの猿真似であるが、クリップ付きストラップのおかげで既に一度胸ポケットからの本体の転落が防がれたことであるし、非常に有用なテクニックであったと言えよう。
 h3850に比してのh1920の使用頻度を考えてみると、PDAにとって「小ささは力だ」ということが実感されたここ数日であった。

2003/07/11

 会社の帰りがけにヨドバシカメラの新宿西口本店に寄ってきた。
 目的はPowerBank(GENIO-e用)と液晶保護シートOverlayBrilliant(h1900用)。どちらもh1920用の買い物で、明日のPDA絵オフ会(C750おさわりオフ)に持っていこう(装着していこう)と思っての買い物である。
 PowerBankはともかく、OverlayBrilliantの方は在庫があるかどうか心配であったが、幸い店頭に在庫が展示してあり、無事に両方とも購入することができた。
 これらの商品を購入するためレジに並んでいるときに、前にいた60歳絡みの白髪の紳士が私の持っているOverlayBrilliantを見て、店員にレジ内に置いてあるOverlayBrilliant(C7x0用)を注文していた。外の方を見てきたのだが、Zaurus用のOverlayBrilliantがなくて……と話していたところからすると明らかに前もって情報を入手してきていたようである。あの年齢でC7x0を用い、OverlayBrilliantの情報を入手して購入するとは、恐るべき熟年パワー!(笑)

 また、それらと一緒に携帯電話用のボタンシールも買ってきた。
 これはh1920でゲームをプレイする時用のもので、ボタンの厚みが薄く押しにくい(これはPDAの特性上、ボタン押下=電源ONなのでわざとそうしてあるのだが)ボタンの操作性を少しでも改善できれば、と思っての買い物である。
 残念なことに、ヨドバシカメラには無色透明なボタンシールというものが売っておらず、ドラえもんやディズニーキャラの絵の入ったものしかなかった。近くにいた女性店員にもっと無難なものはないか、と聞いてみたが、こういった可愛いものしか扱っていないんですよ〜、とにこやかに答えられてしまった(^_^;)
 仕方がないので、私の使用用途に一番シールの形状が適していると思われるドラえもんのものを買うことにした。さすがにハートマークだの、ミッキーマークだのを貼る気にはなれないし(笑)
 購入時に先の女性店員を通すことになったが、レジ係に渡すときに絵柄を裏返して渡してくれた辺り、気が利いていて好感が持てた。

 帰宅するとすぐにPowerBankの充電を始め、その横でOverlayBrilliantの貼りつけ作業を開始。若干、保護シート下に塵が入ってしまったが、まあまあ綺麗に貼れた。
 OverlayBrilliantの美しさは噂通り。保護シートを貼っていることをまるで意識させない透明度には大満足である。
 価格の方はヨドバシカメラで税抜き1480円とかなり高価であるが、液晶画面にこだわりのある人にとってはお買い得と言えよう。

2003/07/12

 この日はZaurusC7x0用のペイントツール『PetitePeinture』の試用オフ、通称「おさわりオフ」の日であった(笑)
 集合時間は午後2時なので、午前中の内に準備を済ませて出かけることにする。
 その準備の最中に、昨日購入したドラえもんシールを二枚重ねでh1920のアプリケーションボタンに貼り付けてみる。ボタンの厚みが増したことによってかなりゲームの操作性が改善された感じ。これもまたなかなかのヒットといった感じである。その内に銀色の塗料かマジックペンを買ってきて、ドラえもんの絵が見えないように塗装してしまおう。

 待ち合わせ場所の秋葉原駅電気街口に着いたのは午後1時半過ぎ。
 さすがに誰もいなかったので、20分ほど駅の周りをぶらりとしてから待ち合わせ場所に戻ると、すぐにSP48Kさんが姿を見せた。
 早速、h1920のお披露目をしているところに西木さんが現れ、TOKさん、曽我さんの順でオフ会参加メンバーが集まってきた。この面子の他に松莉さんも来られたら来るとの話であったが、しばらく待っても姿が見えないので駅近くのルノワールに移動することにする。 二人掛けのテーブルを三つ寄せ集めて陣地を作ると後はまたーりとPDA談義。h1920を含む新機種の話やPDA絵の話、その他の雑談などが場を盛り上げる。

 しばらく歓談したところでC750&『PetitePeinture』登場。
 ツールの操作法もよく分からないし、と適当にペンの描き味を試す落書きしかしなかった私に対し、西木さんは手探りでツールの操作法をつかんでカラーイラストを描いてしまった。この辺りの姿勢の差が仕上がるPDA絵の枚数の差になって現れているなあ、と感じさせられる。私も頑張らないと。

 私が披露したh1920もなかなか好評であった。
 小型軽量で持ち運びしやすい上に、動作速度、デジタイザ精度なども十分以上に使える感じという評価を受けることができた。愛用のハードだけに高く評価してもらえるのは嬉しい限りである。

 午後6時半くらいまで歓談したところで、席を外す必要のある人が出たため、このミニオフ会をお開きにすることとした。
 曽我さん、SP48Kさん達は秋葉原で買い物をしてから帰るというので、西木さんと一緒に引き上げることにする。
 新宿へ向かう車中で、西木さんと成恵のアニメの出来の悪さや、最近のゲーム、アニメ作品などにブームらしいブームを起こせるようなビッグタイトルが欠けていることなどについて話し合う。
 かつて、単なる1アニメファンであったゆうきまさみや出渕裕などのパラクリのメンバーが業界の一翼を担う若手勢力に育ったように、自分たちの世代も頑張らなくてはいけないのだが……少なくとも自分たちには荷が重いよね、というはなはだ気弱な結論に至ってしまう(^_^;)
 いかんいかん。会社を利用して新しい物を作るのが難しいのなら、同人などで何かしら新しい物を作るくらいの気概を持たないと。幸い、使えそうなプログラマも絵描きも作曲家も周りに揃っているのだし。

2003/07/13

 午前中は軽く部屋の掃除&X2で録画した番組の編集作業。
 午後になってからは、みみんに頼まれたF1の録画でX2が使えないことだし、と近所にできるというリンガーハットの偵察がてら外出する。

 リンガーハットの正式オープンは14日らしいが、この日も実習を兼ねて仮営業していた。 実習半分であるため、注文できるメニューは少なかったが、その分割引があり、ちゃんぽん一杯380円であった。これに100円の餃子と150円のドリンクバーをつけて昼食とした。 店舗が狭いのは難点であるが、近場にリンガーハットができること自体はありがたい。たまにちゃんぽんを食べたくなることがあるので。

 昼食後はこれまでに一回しか通ったことのない道を逆方向から抜けて狭山台方面に向かう。滅多に通らない道を通るという行為は、変わり映えのしない日常に新鮮味を与えてくれるものだ。その内にまた普段通らないような場所をうろついて見ることにしよう。

 狭山台では久しぶりにカドヤに寄った。昨日貼ったドラえもんのシールを塗装するための銀色のプラカラーを買うためにである。
 カドヤは昔と変わっていなかった。私が小学生だった20年以上前と同じたたずまいで同じように出迎えてくれる。何とも懐かしい気分。
 家に帰ってから早速シールを塗装する。ラッカー系の塗料の匂いがプラモ少年であった昔を思い出させてくれる。
 結果として、この塗装計画は失敗。塗装自体はうまくいったのだが、予想以上にシールの素材と塗料の合いが悪くすぐに塗装が剥がれてしまうのだ。
 こうなったらインターネットショップで見つけた透明のボタンシールを買うしかないか……。単価が安い物を通販で購入すると、送料の割合が異常に大きくなってしまうので、できれば避けたいのだが。

2003/07/18

 会社からの帰りがけに新宿西口のヨドバシカメラに寄ってWSC用のスーパーロボット大戦COMPACT3とELECOMのデジタルカメラ用すべり止めシールを買ってくる。
 すべり止めシールはドーム状の形状をした透明のシールで、h1920のアプリケーションボタンに貼り付けるのにぴったりの物。見つけた瞬間に心の中で拍手喝采してしまった。これで心置きなくドラえもんから別れられるというものである(笑)
 COMPACT3は軽く動かして見た限りではかなり良さそうに見える。
 画像も音楽も前作であるCOMPACT Colorとは比較にならない出来。雲泥の差とはまさにこのことであろう。
 操作性も悪くないので、後はゲームバランスとシナリオさえ良ければ傑作と言えるものになりそうなのだが……。

2003/07/19

 朝方、X2が不調になっていた。
 本来、設定された画像が表示されているはずの見るナビ(HDD)のサムネイル画像がすべて緑一色になっており、直後、HDD内の録画内容が異常なので、録画も再生も不可能というメッセージが出てくる。
 試しに再起動してみると、今度は見るナビ(HDD)に一つもサムネイルが表示されなくなってしまった。
 みみんから頼まれたF1の録画をVTRに移していなかったし、他にもミステリゾーンを始め、全話録画を試みていた番組が多数あったので、何とか復旧しないか色々と試しているとライブラリ画面を表示したところで本体がフリーズ。やむなく、本体電源ボタンの長押しで再起動すると、奇跡的にも見るナビ(HDD)に録画内容が復活していた。
 また消えない内にとさっさと編集をして、どうしても残しておきたい番組から順にRAMにコピー。みみんのF1も無事にVTRにダビングすることができた。幸運に助けられて最悪の事態は逃れられたというところか。
 その内に見ようと思って録るだけ録っておいた映画類はまだRAMに移していないが、まあ、それらは消えたとしてもさほど被害は大きくないので、明日以降にコピーしていくことにしよう。

2003/07/20

 予想通りというか何というか、この日の朝方に入っていた予約番組の録画がとどめを刺したのか、再び、X2の録画内容がすべて消えてしまった。
 前回同様、色々と試してはみたが、二度目の奇跡は起きず完全にお亡くなりに。録画されていた予約番組の画面が乱れていたことから推すにやはりHDDの不調らしく思える。不良クラスタでも発生したのか?
 前日に重要な録画のバックアップは済んでいたこともあり、心置きなくHDDを初期化。
 この初期化プログラムが不良セクタを判別して使用不可に設定してくれるようなものなら良いのだが……80GBのHDDを十数秒で初期化する=管理領域だけいじる初期化プログラムにそこまで要求するのは酷であろうか。家電である以上はその程度のフェイルセーフ機能は搭載しておいて欲しいものだが。
 少々、X2の安定性に不安も出てきたことであるし、XS40辺りの購入も検討しておくべきかもしれない。まあ、しばらくこれまで通りX2を使ってみて、また不調になったら、ではあるが。

2003/07/21

 COMPACT3を多少進めてみた段階での感想など。
・グラフィック
 実線を残しすぎのドット絵もまま見られるため、改善の余地はまだまだあるが、総じてWSCとしては高レベルのグラフィック。GBAのスパロボと比較してもさほど見劣りはしないであろう。
 ただカットインに使われている絵の多くが、整ってはいるが表情や勢いに乏しいつまらない絵であることは減点対象。PS2用の第二次αも同様の絵柄であったので、使い回しがされているのかもしれない。GBA用のA並に勢いのある絵を使ってくれれば良かったのだが。
・音楽
 WSとしてはかなり高レベル。
 サンプリング音声を随所に組み込みアクセントをつけているのは評価に値する。というか、C3のマジンガーZの音楽を聴くまでWSにサンプリング機能があるとは知らなかった(笑)
・システム
 リアル系ユニットの回避力が若干落ち、装甲の効果が増したことによって、リアル系ユニットとスーパー系ユニットの差が曖昧になった感がある。リアル系ユニットに中〜長射程のP武器や高威力の武器が装備されているのもその傾向を助長している感じ。
 操作性やシステム面でのプレイアビリティは高いが、細かいバグが多いために折角の長所が殺されてしまっているのは残念。
 新システムであるPP(プレイヤーポイント)は、入手できるPPの少なさからいまいち使えないシステムになっている。ないよりはマシといったレベルのものでしかない。
 機体バランスのアンバランスも含めて、全体的に調整不足が目立つようだ。
・シナリオ
 基本の骨子は悪くないと思うが、クロスオーバーシナリオを望む人間にはかなり食い足りない感じ。
 原作を忠実に再現することに気を取られるあまり、クロスオーバーシナリオの最大の楽しみである別作品のキャラ同士のかけあいが、事務的な内容のつまらないものになってしまっているのは大減点であろう。また、原作の台詞を忠実に再現しすぎて、原作を知らない人間には何が起きているのか分からなくなってしまっている場面が多々見受けられるのも減点対象。
 シナリオライターの未熟さが目につくシナリオと言うべきか。
 現時点でのゲーム全体としての評価は、長所も多いが短所も多い佳作といったところである。

2003/07/24

 ここ数日、会社のPCのHDDが不調気味。
 以前からカチカチと音を立てたり、起動が安定しなかったりするHDDだったが、ここ数日はさらに不安定さに拍車がかかり、異音を立ててOSをフリーズさせること数度。さすがにまずいので、上司の許可を得て交換用のHDDを購入してくることにする。
 容量の方は無難なところで80GB。
 3年も前の牛PCではあるが、ATA100のカードも搭載されていることだし、問題はなかろうと判断した結果である。
 これで簡単に交換終了……といけば良かったのだが、そうは問屋が卸さなかった(^_^;)なんだかんだとトラブルが発生して、結局この日はHDDをフォーマットしたところで終了。
 Windows98SE収録のFDISK&FORMATの不具合から新しいHDDの容量が正常に認識されなかったり、何とかフォーマットしたらしたでコンベンショナルメモリ不足でWindowsのセットアッププログラムが動かなかったりと問題山積み(^_^;)
 ま、明日がんばるべか。最悪、Windows2000にOSを変更してしまうという手もあることであるし(笑)

2003/07/25

 会社に着くとすぐにセットアップ再開。
 以前、プライベートで購入したHDDにPC環境移動ソフト『Norton Goast』が付属していたことを覚えていたため、古い方のHDDをマスター、新しい方のHDDをスレーブと設定し、OSが立ち上がる環境に直してから『Norton Goast』をインストール、実行……と考えたのだが、何故か古い方のHDDからOSが立ち上がらない。
 幸い牛PC付属のリカバリーCDでPCを立ち上げ、HDDから起動、というオプションを選ぶことはできたので、それで動かすことにする。

 『Norton Goast』の効果は大。手順に従って作業を進めるだけで簡単に環境を移行させることができた。だが、HDDの設定を変更し、新しいHDDからOSが立ち上がるように設定しても何故かHDDからOSを立ち上がることができない。CDからの立ち上げは可能なので、実用上はさほど問題はないのだが、やはり気色が悪いので環境をチェックしてみることにする。
 結果として、昨日のどたばたでBIOS設定をSCSIから起動しない設定に変更していたのが原因と分かった。ATA100のカードはIDE接続用のカードであるが、ハード的にはSCSIとして認識されるためである。早速、起動ディスク2を「Floppitical(フロッピーのような物=スーパーディスク)」から「SCSI」に変更し、無事にHDDから起動を確認。
 知識不足から色々と手間を食ってしまったが、何とか環境の再構築は完了。これでこれからの修羅場でも安心して作業を進めることができるようになった。

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