2002/12/07

 このところ、週末はその週の内にX2で録画した番組の整理(CMカット&編集)とRAMへの転送に費やされるようになってきている。
 ビデオライブラリの作成に時間を取られて、既存のライブラリを見る時間がないというのは本末転倒というか、何というか……という気もするが、現在の所、編集をしているだけでも楽しいので、それはそれで良しである。尤も、そのせいで部屋の掃除をする暇がないというのは問題のような気もするが(^_^;)

 午前中、そんな感じでライブラリの整理をしていたところ、Tから昼飯ついでにK-Hobbyまで行かないかという誘いの電話が入ったので、迷うことなく承諾する。二日前のゲーム研究会の定例会で、コンバットデジQの購入を決定した所であったので、渡りに船であったのだ。
 Tの希望もあって16号の吉野屋で牛丼を食べた後、K-Hobbyへと直行する。Tのお目当てであったMSセレクションの新作は売り切れとなっていたが、コンバットデジQの方は残っていたので、限定版の対戦セットを購入する。勿論、領収書を切ってもらうことは忘れない。
 K-Hobbyを出た後はMSセレクションを求めて新狭山のLAOXへ。
 LAOXの窓の所にASOBIT CITYの看板が出ていたので覗いてみたところ、二階のLAOXフロアの3分の1ほどがゲーム、玩具、プラモデルなどの置かれたホビー店になっていた。その品揃えはなかなか大したもので、池袋や新所沢のPostHobbyやK-Hobbyにも劣らぬほどであった。
 ちょっとばかり悔しいことに、先にK-Hobbyで買ったコンバットデジQがこちらの店では1000円ほど安く販売されていた。LAOXにASOBIT CITYが入っていることを前もって知っていたら……まあ、代金の方は部費から出るので私の懐には関係ないのだが(^_^;)
 少々気になったのは、ASOBIT CITY内の漫画コーナー。
 立ち読み防止用のビニールカバーがないため立ち読みし放題である。というか、漫画ののコーナーのすぐそばにテーブルと椅子が用意してあるし……座り読み推奨?
 本の品揃えもかなり良いので、もっと近場にあったら、とちょっとうらやましくなった。
 ともあれ、ASOBIT CITY内のガチャでTも無事にMSセレクションをコンプリート。後の予定は私の家でハレグゥDXの4巻目を観るのとコンバットデジQを試すだけとなり、早速、私の家へとTのランエボを走らせることにする。

 コンバットデジQは、チョロQサイズの小型ラジコン(電波誘導ではなく赤外線誘導なので正確にはラジコンではないのだが……)であるデジQの戦車タイプ。
 戦車タイプだけに速度は遅いが、その分不整地踏破性能は高いし、赤外線発信を利用した対戦ゲームも可能となっている。最高速が速すぎて遊びにくい部分のあったデジQよりも狭い場所で遊ぶのに適しているため、ある意味ではより日本向けの玩具だと言える。
 で、遊んでみた感想であるが、これが面白い。
 操作するだけでも楽しいのに、加えて対戦もできるのでもう病みつきという感じである。 最高速度が遅いため、こたつの上のような小スペースでも十分楽しめるのもグッド。限定販売の対戦セットに付属している障害物をこたつ上に配置すると更に面白さが増す。
 これほど面白いなら、と個人的にも一セット買っておきたくなってしまった。
 会社用にパンターGとT34/85があり、ティーガー1はTが買うであろうから私が買うべきはシャーマンか?
 戦車の性能差を再現するエキスパートモードだと、他の戦車に対してかなりのハンデ戦になりそうな気も(^_^;)*

*ものの本によれば、一台のティーガー戦車を相手にするのに、三台のシャーマン戦車が必要とされる……らしい。
 ちなみにシャーマンはアメリカ軍、ティーガー1、パンターGはドイツ軍、T34/85はソビエト軍の第二次大戦中の主力戦車である。

2002/12/09

 この冬、初めての雪。
 通勤時の邪魔になるなど厄介なことの多い雪降りであるが、私自身は嫌いではない。
普段と違う経験ができるというだけでも歓迎である。
 とはいえ、今年は少々困った問題が起きた。CS放送の受信障害である。
 デジタル放送だけに雪が降っていること自体はさほど障害にはならないようなのだが、問題はCSアンテナに積もる雪である。パラボナ部分は勿論、受信部まで雪で覆われてしまい、当然のように受信ができなくなる。
 おかげで夜中から早朝にかけて録画予約を入れておいた番組は全滅であった。
 幸い、CSの番組は再放送が多いので、録画し損なった番組の補完は何とか可能そうであるが、年末年始の録画ラッシュの時に同様の被害が出ないかどうか、今から心配である。

2002/12/10

 ここ最近、通信用に使っている富士通製のノートPCのキーボードの調子が悪い。
 カーソルキーの下キーが引っかかる感じになり、入力できなくなるという症状が多発するのだ。
 HDDクラッシュまで現役で動かしていたPC9821Nw150は、現用のノートPCとは比べ物にならないほど酷使されていたのに、未だにキーボード部に問題は起きておらずぴんしゃんしている。
 敢えてNwのキーボード関連で書くことがあるとすれば、使用頻度の高いキーの表面が研磨されてつるつるになっていることぐらいだが、これはキーボードの堅牢性を表す勲章みたいなもので、欠陥とは全く正反対に位置する症状であろう。
 今回の富士通製ノートPCの不調が、私の所持機固有の症状であるのか、最近のPC全体に見られる症状であるのかは、正直、私には分からない。
 個人的には、今後購入するPCが皆こんな脆弱さではたまらないので、前者だと思いたいところではあるが……。

2002/12/12

 ヤーンの時の時が来た。
 アルド・ナリスがとうとう−−

2002/12/13

 久方ぶりに友人達の会社を訪ねる。
 名目上の目的は友人の一人にビデオを渡すこと、だったが、実際には久しぶりに友人達の顔を見たくて立ち寄っただけである。
 会社会社した会社に慣れた身には、サークル風のアットホームな雰囲気は懐かしく楽しいものであった。
 蒼藤さんにテイルズシリーズのOPアニメを見せてもらったり、三国無双のお笑いムービーを見せてもらったり、IさんやNさんと馬鹿話をしたり……。古い友人の消息が知れたのも嬉しいところ。
 不在のため会えなかった人がいたのは残念であったが、またの機会もあろうと、この日は再会を約して早めに辞去することにした。

2002/12/14

 夜半にみみんが訪ねてきた。
 HDD&DVDレコーダーの購入に関する相談と、VHSビデオのDVD-R化の依頼とが来訪の名目となっていたが、実際には泊まりがけで遊びに来ただけである(笑)

 飯など食べながらだべっていると、CSで予約しておいたPPV(ペイパービュー)の番組が始まったのだが、どういうわけか課金がうまくいっていないようで、番組購入ができていない旨のメッセージが画面に表示される。
 チューナーの説明書を調べたり、スカパーのHPでFAQを検索したりしたのだが、まるで解決法が見つからない。課金情報を送る電話線にも異常はなく、チューナーの導通確認テストも問題なく終了するので、チューナー付属のCSカードに問題があるのかと思い、画面指示通りカードの抜き挿しなども試してみたのだがまるで解決しない。
 結局、この日は解決をあきらめて翌日カスタマーセンターが開いてから電話をすることにした。
 そんなかんなでどたばたしていた上に、みみんと共通の友人から電話がかかってきたりもしたため、あまりまったりとはしないまま夜中になってしまった。
 あれならばコンバットデジQをみみんに見せようと思っていたのだが、みみんがかなり眠そうだったので、この日はお開きにすることにした。

2002/12/15

 普段の休日と同様、午前8時過ぎに起床する。
 洗顔後、みみんの様子はどうかと思って居間の続きの6畳間を覗いてみたが、よほど疲れていたのか、布団にくるまってまだ寝こけているようであったので、そのまま寝かしておいてやることにする。

 音を立てぬようにTVとノートPCの電源を入れ、習慣通りに朝のメールチェック。
 届いていたメールや、掲示板自動巡回ソフトで閲覧した行きつけの掲示板の書き込みに有意なものが多かったため、おおむねの年末年始の予定が見えてきた。

 12/29、30はコミケに出かけ、買い物ついでに知り合いのサークルに挨拶周り。
 12/31は夜中から知り合いとカウントダウンライブに出かけ、1/1は家で沈没予定。
 1/2〜3は友さん達とのオフ会。会場は私の家になる公算が大。
 1/4は1日休みだが、場合によっては友人を呼んでTRPGとかするかも。
 1/5はPDA関係の知り合いと夜から秋葉原にてオフ会。

 ……何かのんびり休んでいる暇がほとんどないような(^_^;)

 みみんはまだ寝ているようであったので、続いてブラウザを立ち上げ、2chのスカパー板を覗いてみることにした。勿論スカパーのPPVの不調に関する書き込みがないかどうかを調べるためである。
 「PPV」をキーワードに検索をしてみると、それらしいスレッドがいくつか引っかかって来た。「ADSL」「PPV」という言葉が組み合わさっているものが多い。
 それらのスレッドの書き込みによると、どうやらADSL環境ではCSのPPV課金がうまくいかないことがあるらしい。チューナーの導通確認テストに成功していても、実際には課金情報を管理しているデータセンターに接続できていないことがあるというのだ。
 この問題はスカパーのサポートやチューナーの製造元に電話をしても解決しないらしく、ユーザーはCSチューナーからの電話線を壁のモジュラージャックに直挿しするとか、電話線の分岐アダプタを壁のモジュラージャックに挿して分岐させるのではなく、ADSLモデム付属のスプリッタに挿して分岐させるなどして自衛的に問題を解決するしかないということだ。
 そこの書き込みに、CSのPPV番組は、課金情報送信のための電話線が接続されていなくても、チューナー付属のICカードにPPV番組の課金情報が3000円分書き込まれるまでは購入が可能であること、PPV番組購入代金の合計が3000円を超えた後にPPV番組を購入しようとして、ADSLとの干渉などで課金情報が送信できなかった時、私が昨晩経験したような状態になること、などが説明してある書き込みがあり、この状態を改善するにはCSチューナーからの電話線を壁のモジュラージャックに直挿して、チューナーの電源を入れ直せば良いと書いてあった。
 結果として、この書き込みの解決法に、チューナーの電源を切っている間にICカードの抜き挿しをする、という手順を加えることで問題は解決した。
 なんだかんだいって、情報収集という一点のみに限れば2chは有用である。まあ、鋏も使いようということであろう。

 昼前にみみんが起きてきたので、ブランチに出かけるついでにみみんの依頼によるVHSテープダビング用のDVD-Rを買いに行く。
 TDKのDVD-R一枚580円(税別)……高っ!
 田舎だから仕方がないとはいえ、秋葉原の価格とかを知っている身にはぼったくりにしか思えない。RD-X2やXS30にも10万円超の値段を付けているし、本当にマツモト電気の価格競争のする気のなさにはほとほとあきれ果ててしまう。
 ブランチを終え、帰宅した後にみみんに頼まれて予備のDreamCastを貸し出すことにする。何でも彼の相方がコスプレの参考にするために『北へ…』をプレイしたがっているというのだ。
 ハードだけでは何だと思ったので、ついでに『連邦VSジオン』も貸し出す。
 このソフトは私らの世代には常に受けが良い。今回もDCの動作確認に使って見せたところ、みみんが興味を示したので貸した次第。やはりジャブロー戦で『哀・戦士』がかかるとファーストガンダム世代の人間は反応してしまうわけで(笑)
 そんなかんなで用事も片づき、みみんが去った後はまったり過ごす。
 そういや、年賀状まだ書いていないなあ、どうしよう……。

2002/12/19

 恐るべしカビキラー。
 私の家の風呂場の壁は、中古マンションだけあって、購入時からタイルの隙間がカビで黒ずんだ状態になっている。
 前々から気にはなっていたのだが、日常生活に影響があるわけでなし、と引っ越し以来、かれこれ半年以上放りっぱなしにしていた。
 ところがこの日、ちょっとした買い物があってドラッグストアに寄ったところ、一枚のチラシが目に留まった。それはカビキラーの販促チラシで、効き目がなかった場合には返品可能とある。
 そこまで自信があるのなら、とその心意気に感じてカビキラーを即購入。家に帰ってから早速使ってみたのだが……これが効果絶大。まるでTVCMか何かのように、カビキラーの一吹きでタイルの間の黒ずみが瞬く間に消えてしまう。
 面白いようにカビが駆除できるもので、さほど黒ずんでいないところにもガンガン使いまくり。気がつくと、窓を開けてあるにも関わらず、風呂場の中は気分が悪くなるくらいの塩素臭に満ちており、手の中のカビキラーは既に空になっていた(^_^;)
 実に癖になりそうな経験であった。風呂場の壁にはまだ若干黒ずんでいるように見える部分も残っていることであるし、週末になったらまた買ってきて掃除をすることにしよう(笑)<癖になってる

2002/12/27

 仕事納めの日。
 例年であれば会社の大掃除をして、納会で呑んだくれて、さくっと帰宅という形になるのだが、あいにく今年はそうはいかなかった。
 私が担当している商用サイトの更新がこの日であったのだが、更新に必要な素材を同僚が仕上げ終えたのが前夜という有様。それも「明日の午前中に……」などと寝言を言っていたのを私が一括してやっとという状態である。
 前倒しできる作業はあらかじめすべて済ませていたとはいえ、素材がなくてはどうにもならない作業に関してはどうにもならない(^_^;) 結果、この日の大掃除は思い切りパ〜スということで更新作業にいそしむことになった。
 ったく、仮にも企画担当ならスケジューリングくらいできるようになりなさいって。
 とか脳内で愚痴をこぼしつつ、さくさくっとサイトの更新&チェックを終了。大掃除に引き続き行われる納会にて、ゲーム研究会が主催するゲーム大会の準備へと移る。

 ゲーム大会の内容はコナミから発売されているデジQを使ったレース大会。
 賞品も用意してあることであるし、そこそこ参加者が、と思ったのだが、意外にこれが少ない。まあ、純粋なゲーム会社というわけではないので、遊び心のある人が社内に少ないのは仕方がないが、ゲーム研究会の会員くらいは全員参加せいよ(笑)
 尤も、参加者に言わせれば、参加者が少ない方が競争率が下がって良い、らしいのだが(笑)
 ま、それはそれということで、ゲーム大会開始。
 ……が、いきなりトラブル発生。レース用に用意していたデジQ(私の私物)がまともにカーブできなくなってしまったのだ。どうやらテストランの舞台として走らせていた絨毯上のゴミがデジQの内部機構に入り込み、不具合を発生させてしまったらしい。
 何とかゴミを排除しようとしたのだが、外見からではどこにゴミが入っているのすら分からない。分解清掃しようにも、デジQに使われているネジは特殊な形をしているため、分解のしようがない。
 やむなくデジQでのレース大会は中止。コンバットデジQを用いた対戦大会に切り替えることにした。
 結果としてはこれが幸いした。
 単純に早さを競うだけのレースゲームよりも、戦車を操作し、弾(赤外線)を撃ち合うことではっきりと勝負がつくこちらのゲームの方が明らかにウケが良かったのだ。
 色々とアクシデントはあったものの、優勝賞品のパンダトレノのデジQも非常に喜ばれたことであるし、このゲーム大会は成功であったといって良いであろう。

2002/12/28

 怒濤の年末年始休み開始。
 今年は年末年始に予定がつまりまくっているため、まともに休めるのはこの日と年明け後の4日くらいのものとなる。
 本来ならここで家の大掃除をするべきなのだが、コミケ>コミケ>ヘビメタのカウントダウンライブという恐怖の三連コンボに耐えられるだけの体力を残すため、敢えてこの日は動かずに、コミケでの挨拶周り時配布用のイラストを描くことにする。
 さすがに何もお土産なしで挨拶周りをするというのはなんなので……。

2002/12/29

 有明漫画祭り二日目。
 挨拶周りに行く予定のサークルの3/4以上はこの日の参加。それ以外には特にお目当てといえるサークルもなかったため、ひたすら挨拶周りに精を出す。
 この日一番の驚きは、オリカ掲示板の管理人、矢野芳典さんのサークルである『NECO青竜』が、東館の館外出口という壁の中の壁とでもいうべき位置に配置されていたこと。
 当の矢野さんはひょうひょうとしている、というか、体調不良でぼうっとしていた感じだったので、今回の配置に関する感想らしい感想は聞けなかったりしたが(^_^;)
 この日の溜まり場はどんかまちょさんのサークル のブース付近。竜騎士07さんのサークルブースの隣でもあり、近辺にオリカ系サークルが多く出展していたということもあって都合が良かったためである。
 ひとしきり挨拶周りが終わると後は普段通り溜まり場で雑談モード。
 最近興味を持っている諸々のことについて話をしたり、情報交換をしたりする。その最中、どんの人が、普段、東京に来た時に泊めてもらっている友人と連絡が取れないという話を持ち出してきたので、急遽、家に泊めることにした。
 そうこうする内に無事にこの日のイベントは終了。
 帰り際、どんの人と一緒に西館に行き、こみやまんたろうさん達と挨拶がてらお茶することにする。こみやさん達は前日仕事だったということで、徹夜で岐阜から車を転がしてきたらしい。遠距離遠征組の皆様には、本当にお疲れ様である。
 家に帰り着いた後は、どんの人にRD-X2の便利さを見せたり、インタネでビッグパフェ紹介のページを見せたりして過ごす。
 どんの人はビッグパフェがいたく気に入ったようで、東京駅八重洲口地下にある『大使館』という店なら帰りがけに寄れる、と行く気満々で酔月さん達に連絡など取っていたようであったが、果たして無事にチャレンジできたのであろうか(笑)

2002/12/30

 有明漫画祭り三日目。
 この日は挨拶周りをするサークルも少ないことであるし、本来なら昼過ぎくらいにまったりと会場に到着するようにして……というところであったのだが、教官から急に売り子の手伝いの要請を受けたため、少々早めに家を出ることにする。
 当然のこと、家に泊まっていったどんの人も一緒で、二人して雑談などしながら会場である国際展示場へと向かう。
 昨日もそうであったのだが、 が大崎方面とつながったためか、新木場駅構内はかなり空いている状態で、例年の地獄のような混雑が嘘のように思える。更に意外なことに、会場の方も同様の状況で、11時過ぎに到着したのにも関わらず、館外での入場行列に並ばされることなくそのまま館内に入ることができた。吃驚、吃驚。
 西館でどんの人と別れると、早速、予定通りに行動開始。西館>東館と挨拶周りをしつつ、気になるサークルを覗いていく。
 予想外に早く会場入りできたこともあって、予定は順調に消化され、教官に依頼された売り子の交代時間になるまでに余った時間で気ままなそぞろ歩きができるくらいであった。
 売り子の手伝いに関しては特に書くこともない。
 先約があったため、一時間半に満たない程度の時間手伝いをしただけだからだ。なお、教官は出かけていたようで、結局、この日会うことはなかった。
 再度西館に赴き、友人との約束を済ました頃にはさすがに疲労が溜まり、数日前に痛めた膝がかなり痛くなってきていたので撤収することにした。
 しかし、こんな状態で明日のカウントダウンライブに耐えられるのやら……不安の限りである。

2002/12/31

 年も押し詰まっているというのにお出かけ。
 知り合いのWさんが『SEX MACHINGUNS』というヘビメタバンドのカウントダウンライブのチケットを余らせてしまったというのでご相伴に預かったのだ。
 ライブの開始時刻は21時から、とのことであったが、Wさんがライブ限定グッズを購入したいというので、18時にはライブ会場のある舞浜に着くように予定を組むことにした。
 池袋にてWさんの知り合いと合流。新木場、舞浜と電車を乗り継ぎ、舞浜からはバスにて会場であるNKホールへ、と予定通りに移動していく。

 しかし、女性の集団(単体でも)というものはかまびすしいものである(^_^;)
 私も男としてはおしゃべりな方だが、女性のそれと比べれば、まさしくお話にならない程度でしかない。
 この辺り、最近読んだ『話を聞かない男、地図の読めない女』という、男性と女性の脳の構造の違いから男女の行動パターンや能力差を説明した本に書かれている通りで、男女の基本行動パターンに洋の東西は関係ないのだなあ、と妙なところで感心させられてしまった。

 それはともかく、私達がNKホールに着いた18:30頃には既にかなりの数のファンが会場に到着しており、既に入場列が形成されていた。まるで昨日まで開かれていたどこぞのイベントのようである(笑)
 ライブは全席指定なのだから何もそんなに早く来なくても、と思ったのだが、これにはわけがあって、早い目に到着して早い目に会場内に入らないと限定グッズが売り切れてしまうので、熱心なファンはライブ開始の数時間前から並ぶのだという。まるで昨日まで開かれていたどこぞのイベントのようである(笑)
 限定グッズの中には、ポスターやTシャツなどの定番ものの他にトレーディングカードなども存在しており、全種類入手を目指してトレードにいそしむのだという。まるで昨日まで……(以下略)
 ま、しかし、端から見ていると、バンドに熱狂している婦女子もコミケに集まるオタも行動パターン自体は全く同じだというのが面白いところ。社会認知度の差こそあれ、所詮、同じ穴のムジナということであろう(笑)

 ヘビメタのライブに出かけるのは今回が初めてだったのだが、何より驚かされたのはその音量の凄まじさである。
 指定された座席はステージからかなり離れた「悪い」席だったのだが、そのような場所にいてすらそのもの凄さに圧倒されてしまう。
 音が物理的な力をもってぶつかってくると言うか、世界が音そのものに満たされてしまうというか、何とも暴力的なものであった。

 しかしそれ以上に驚かされたのは、人間の三大欲求の強さであった。
 まさか自分があのような空間であのような行動に出てしまうとは。如何に昨日までの疲れが溜まり、体調が芳しくなかったとはいえ……(^_^;)

 とか書くと、この文章を読んでいる人は何があったのか興味に持つだろうが、実を言えば何のことはない、単に途中から寝てしまったというだけのことである(笑)
 数日後まで耳鳴りが残るくらいの大音響の中でよく眠れた、というか、本人は眠らないように努力していたつもりで、途中経過もそこそこ覚えているのだが、Wさんが言うには寝息を立てて寝ていたそうである(^_^;) いや、本当に申し訳ないことであった。
 つまるところ、普段の就寝時間の早い人間が、半ば徹夜となる7時間超ものロングライブに出かけたのが悪かったということであったのだろう。もう少し、開始時間が早い、短めのライブなら良かったのだが……。

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