2002/03/04

 『成恵の世界』の四巻を買う。
 基本的にラブコメの苦手な私だが、SF的な要素などが入ると中和されて大丈夫になるようだ。考えてみれば、山口美由紀の漫画なども少女漫画だけにラブコメの要素がかなり強いのだが、SFやファンタジー、コメディ要素などが頻繁に混じるため抵抗なく読めている。
 今回の成恵の世界は半分以上雑誌で観たものであったが、それはそれなりに楽しめた。特に丸尾の憎めない馬鹿っぷりは秀逸。いまいち決まらないものの、やっていることは見事に「漢」である。

2002/03/05

 『Hyper Half&Half』の一巻を買う。
 前作『Half&Half』は掲載誌休刊のあおりをくらい連載終了。当時から他誌に移っての連載再開の告知だけはありながらなかなか再開されず、ファンをやきもきさせていただけにこの単行本発売は感慨ひとしおである。
 さすがに年月が経っているだけあって、絵柄は若干変わっているが、話のノリは昔のまま。若干、コマ運びに癖があり、読みづらい部分があるのも昔のままである(笑)
 こちらの方は『成恵の世界』と異なり、ほとんど読んでいない話だったので一冊丸ごと楽しめた。満足、満足。

2002/03/11

 WSC版のFF2をクリアした。
 今回、FF2定番の裏技であるパーティーアタックやBボタンキャンセルでのスキル上げをなるべくしない方向で進めたのだが、これがなかなか良い感じ。
 序盤からきちっと盾を装備して地道に戦闘回数を稼いでいたため、回避率も魔法防御も高く、FC版で苦労させられたラストダンジョンでのモルボルグレートの属性攻撃やクァールのブラスター攻撃がまるで怖くない。
 最後に仲間になるレオンハルトもFC版では激弱の印象があったが、今回は主人公達が相対的に弱いため、かなり頼れる存在となっている。
 意外にFC版でメーカー側が想定していたのはこういったバランスだったのでは? と感じられた。実際にFC版を同様のプレイ方法でプレイして同様の結果になるのかどうかは分からないが……。
 ともあれ、FFシリーズでラスボスを倒したときにHPが未だ3ケタのキャラがいたというのは結構新鮮だったり。尤も、これまた定番の裏技である、ラストの皇帝に対してブラッドソード装備で対戦、は使ってしまったが……(^_^;)
 #その後まじめに倒してもいる。皇帝の魔法はプレイヤーに効かないし、プレイヤーのHPが低いので相手に吸われる(=回復される)HPも少なく、かなり楽に倒せた。やはりこのバランスが正解?

2002/03/13

 会社の仕事でFlashを使う。
 個人的にはFlashを使ったサイトは重くて嫌いなのだが、諸々の事情があって使わざるを得なかったのだ。
 試しにムービーの頭の部分を作って企画の人間に見せてみたのだが、もう少しこれこれできないか、とつけてくる注文がすべてムービーを重くする(ファイルサイズを大きくする)ものばかり(^_^;) できるだけ軽いムービーを作りたい私としてはこれはかなり神経を使う持久戦になりそうだ……。

2002/03/15

 今取りかかっている仕事の締め切りが来週末だと聞かされる。
 なんてこった! まだまだ作業が大量に残っているというのに!
 もう少し早めに予定を知らせておいてもらえれば、他の仕事を調整して余裕のあるスケジューリングができたのに……。
 それはともかくとして、この日は私が会長を務める会社内の部活動「ゲーム研究会」の第一回会合があった。
 会社の応接室を借りて、活動方針や今後の活動予定などを決め、情報交換と称して各自が最近プレイしたゲームの感想を言い合っただけだが、同じゲーム好きということもあってなかなかに話が盛り上がる。
 GBAのスパロボAはSFCのアクトレイザーを作った会社(オリジナルのYsを作ったスタッフの会社だったような)が開発したので、きちんとバグ取りがされているという話や、FFXIはつまらないという話など色々と面白い話が出ていた(笑)
 取り合えず、近い内に社内でデジQ大会を開くことだけ決定してこの日は終了。

2002/03/16

 花粉症で寝不足のためひたすらに眠い……ぐう、ぐう、私はお昼寝人……。

2002/03/17

 Tと共に『The Lord of The Rings』を観るために新宿へ出かける。
 『指輪物語』を読んだのはもう十年以上も前で、大まかな筋しか覚えてないため、原作との細かな相違が気になるようなこともなく純粋に楽しめそうなのが良いところ……だったのだが、さすがは戸田奈津子、見事なまでに原作無視の珍訳で気を削いでくれる(怒)
 「韋駄天」だの「さすらい人」だの……素直に「馳夫」に「野伏」と訳せい!
 ついでを言えば、ゴクリの「愛しいしと」が「愛しい物」になっていたのも減点対象。やはりゴクリと言えば「いとしいしと〜」だろう(笑)
 それはともかくとして映画自体は非常によい出来のものであった。
 役者達はまさにはまり役で、原作からそのまま抜け出してきたような違和感のなさであったし、大胆なカット割とカメラワークで魅せる演出も見事なもの(尤も、同じパターンが三時間続くため、さすがに後半は食傷気味になってきたが)で、灰色のガンダルフがバルログと共に奈落の底に転落していったときなどはその後の展開を知っているのにも関わらず思わず涙してしまったほどである。
 特撮も見事で、綺麗なものはより綺麗に、不気味なもの、おぞましいものはより不気味におぞましく描かれていて、幼い子供がこれを観たらトラウマになるのではないかと思えるほどであった。
 そして中でも私が一番感嘆したのは背景美術の素晴らしさであった。
 まさに原作を読んで想像していた通りの、いや、それ以上の美しい光景がこれでもかというほどに眼前に展開される。夢の中に現れる美しい情景を形にしたくてCGを始めた私にとってはまさにそれは夢の具現化とでもいうべきものであった。ああいった映像を作れるようになりたいものだ……。
 しかし、さすがに三時間もの間、人いきれの中にいるのは骨の折れることであった。
 ここ最近の例に漏れず、上映途中から頭痛が始まり、帰りにはかなりひどい状態になっていた。そんな状態でもTが話しかけてくるので適当に相手をしていると、話がちょっとした議論のようなものになり、Tの屁理屈をさんざん聞かされたため余計に具合が悪くなってしまった……シャラップ、T!

2002/03/18

 昨日購入した『グレートメカニクス4』を読む。
 今回の特集はドム。個人的には好きなMSの一つであるが、特集の方は結構あっさりしていてちょっと残念。兵器としてのドムの運用法の考察などは相変わらずピリッとした良いものであったが……。
 この特集に限らず、今回のGMはちょっと低調。一つ一つの記事はそれなりに面白いのだが、前号までほどのインパクトが薄れた感じか……単にこのムックのカラーに慣れただけかもしれないが。

2002/03/19

 前夜、久しぶりにチャットをしたせいで朝から寝不足状態。
 とはいえ、住宅ローンの契約があるのでそうのんびりもしてはいられない。市役所が開くとすぐに住所変更の届けを出し、同時に新住所での住民票と印鑑証明を発行してもらう。 役所内には、住宅ローンの契約などのために引っ越し前に住所変更をするのはやめるように、という注意書きがあるが、先に住所変更をしないと住宅ローンを組めない=家が買えないのだから仕方がない。まさに卵が先か鶏が先かの論理だが、お役所仕事などというものはこんなものであろう。
 書類一式を揃えると早速銀行に向かう。
 仲介をした不動産屋の担当者さんが行内で待っていてくれたので、一緒に二階の融資窓口に向かう。後はひたすらにサイン、サイン。手続きが終わり、これで私も立派な(?)ローンレンジャーに(笑)
 家に帰った後、色々とやろうと思っていたこともあったのだが、眠気に負けて軽く一眠りを決め込んだら、そのまま夕方までぐっすり。
 春眠暁を覚えず、である(違

2002/03/21

 何年ぶりかの休日出勤。
 必ずしも自分だけのせいではない休出というのはやはり気ぶっせいなものである。この見返りは後日たっぷり……。
 とか思いつつ出勤したのだが、会社入り口で困った事態に出くわした。
 入り口の指紋感知式キーが開かないのである。会社の引っ越しがあったためか、以前登録していたIDは無効になっているという。
 仕方がないので有効なIDを探してぼちぼちやっていると、以前のものとまったく違うIDで指紋が認識され、無事に鍵が開いた。いいのかこれで?(^_^;)
 その後はひたすらにHTML作成。どうでも良いが明日実働テストだとか言っていた割に企画の方から仕様が届いていない部分が多々ある。いいのかこれで?(^_^;)

2002/03/29

 この日は、就業時間後、退職者の送別会が開かれた。
 退職する3名の内2名までは、一緒に仕事をしたり、クラブ活動での知り合いだったりしたため、私も参加することにする。
 会場は中目黒駅前の「北の家族」……北の家族ってちょっと前に倒産してなかったか? と思っていたら予想通り北の家族はなくなっており、ちょっと迷ってしまった。

 会はそれなりに盛会であった。部屋のレイアウトの関係でちょっと人がばらけてしまってはいたが……。私はなんやしらん、新人さんなどと卓を囲むことに。
 ここで困ったのが料理の量。
 と言っても足りないのではない。4人席のところに3人で座っていた上、会社の伝統的に(?)注文する食べ物の量が多いので思い切り余ってしまったのだ。最近、食が細っている私には到底食べきれる量ではない。……しかし、食が細っている割に痩せた感じがしないのは何故だろう(笑)

 飲んで食べてしながら退職するSさんを交えて新人さん達と会話をしていると、新人プログラマの一人が、秋葉には数えるほどしか行ったことがない、と言い出す。
 面白がってSさんと二人で、プログラマなのに秋葉に行ったこともないし、同人ソフトも知らないなんて、とからかっていると、うまい具合に企画のUさんが通りかかったのでそのネタを振ってみる。
 返ってきた答えは……「非国民!」(爆)
 その後、ベテランプログラマのBさんなども交えて良いゲームを作るには、というレクチャー(?)をひとくさり。新人さんだけでなく、私にもためになる話となった。
 後は良いゲームを作るのに必要となるゲーム以外の知識の一例として推薦する映画の話などをつらつらと。初代ゴジラや、レイ・ハリーハウゼンの特撮映画の話、モンティ・パイソンの話などしている内に時間が危なくなってきたので私は退散することとした。

2002/03/30

 朝方、Tからの電話を受ける。
 Tのパソコンが起動しなくなったというのだ。
 最初に話を聞いたときにはFDが挿しっぱなしとかいう落ちではないかと思ったのだが、実際にはそうでなく、完全に立ち上がらなくなっていた。
 緊急時用のフロッピーが見あたらなくなっていたので、原因が何かははっきりとしないが、HDDかマザーボードがやられたのであろうと考え、色々と試してみる。

 BIOS設定画面……表示されず<コ○パックのPCだと元々表示されない?
 環境復帰用リストアCD(ブータブル)……起動せず。

 色々って……二つだけやん(笑) とかいう突っ込みは置いておいて、機材もないことであり、結局、HDDが悪いのか、マザーボードが悪いのか見当がつかなかったので、PCを購入したノジマ電気に持っていくことにする。
 結果、Tのパソコンはメーカー送りとなり、仕事の書類が……とぼやくTをなだめつつ帰路についた。

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