2001/10/07

 ここしばらくTRPGをしていなかったので、久々にプレイ(マスタリング)してみようかと思い、TとFに声をかけてみる。
 Tは即答でOKだったが、Fは8日も仕事だし、疲れているのでパスとのこと。仕方がないので、前々から約束していた通り、Tと『千と千尋の神隠し』を観に出かけた。
 私は車で行けるマイカル大井のシネコン辺りで観れば良いと思っていたのだが、Tは川越に出たい様子。ついでなので帰りがけに前日OPENしたソフマップギガショップ川越店に寄ることにして、川越のホームラン劇場で観ることとした。
 『千と千尋〜』の感想だが、さすがは宮崎駿ということに尽きる。
 昔ながらの漫画映画の系譜に連なる良質な和風ファンタジー。その中で動き回る千尋は細々とした動作がまさしく現実の子供そのもの(暗い階段を下りるときにお尻をついて一歩一歩下りるとか)で、宮崎駿のクリエイターとしての観察眼の鋭さがうかがえる。
 薄っぺらい内容の『タイタニック』ごとき、あっさり抜き放つのも当然であろう。
 映画の後は予定通り、ソフマップに向かう。
 大したものはなかったが、特売でDC用のスト3とマブカプ2が安かったので購入。また、以前から探していた滅入る子の高速転送型64MCFが売っていたのでそれも購入。
 高速転送型CFは、メーカー側の宣伝では現在最速のレクサー社のそれよりも転送速度が1.7倍速いとのことであったが、果たして……。といっても私はレクサー社のCFは持っていないので試しようがなかったり(笑)
 取り合えず、PrismPaintで作成した画像データ(ファイルサイズ約3M)の保存速度を今まで使っていたSanDisk社のCFと比べたところ、セーブ終了までにかかる時間が、SanDisk社のCFの32秒に対し滅入る子のCFでは12秒と短縮されていた。SanDisk社のCFは業界の標準といえるCFであるので、滅入る子のCFはザクに対するシャアザク並ということになる(笑)
 尤も、PrismPaintの画像保存ルーチンはレクサー社のCFに最適化してあるので、レクサー社のCFを使うと7秒でセーブが終わるとのこと。そういう意味合いでは実際の転送速度はともかく、PrismPaintだけに限ればレクサー社のCFがベストバイということになる。

2001/10/12

 東京ゲームショー2001秋の見学に出かける。
 CESAの発表によれば、来年からゲームショーの開催は年一回、秋のみになるとのこと。
 ここしばらくのゲーム業界の動きを分析するためにも今回のショーには是非行っておきたかったのだ。
 あいにく業者チケットは入手できなかったので、今回は一般チケットで入場することとなった。必然的に会場前の行列に並ぶことになったが、夏、冬のあれと比べれば何のことはない(笑) 並んでいる人数、待ち時間、季節的な環境などを考えれば百倍も楽なものであった。

 入場後はあちこち回って展示を見学しつつ資料集め。
 仕事の関係と現在の情勢を鑑みて、最初に向かったのはDoCoMoブース。
 ブース内のあちこちに『FOMA』の文字が踊っている割にあまりFOMA関係の展示はなかった。ショー的なものとしてはブース内に設けられたリング内でコンパニオンがプロレス中継風にDoCoMoの事業説明をするというものがあったが、演出も説明の内容もいまいちでつまらないものであった。
 ここで時間をかけたのはiアプリゲームの評価プレイ。
 開発者の方にノウハウが蓄積されてきたのか、iアプリの登場直後と比べると、iアプリのチープな仕様を満たしつつそれなりに楽しめる出来に仕上げているものが増えて来た感じを受けた。勿論、単純すぎてつまらないものも多かったが……。

 PDA関係に関しては特にこれというものはなし。『いつでもいっしょ』というギャルゲー(?)のキャラを使ったPalm用の麻雀ゲームが置いてある程度であった。

 ブースとして目立っていたのは、やはり『X-BOX』のブース。
 但し、動いているゲームはどれも既存のゲームの延長線上にあるものばかりで、正直、新鮮味には欠けていた。
 これはGBA、WSCなどの携帯ゲーム機に関しても同様、というかそれ以上に過去のゲームに捕らわれている感じが強く、リリースされているタイトルの大半はかつての名作ゲームの移植か続編という感じ。まあ、マシンスペック的に現在の携帯ゲーム機は昔の据え置き型ゲーム機に近いので、そうなるのもやむを得ないというところはあるのだが……。

 今回、ちょっとばかりほおっと思えたのは、コナミの手足にセンサーをつけてプレイする武術の演舞の練習ソフトと、タイトーの自分で書いた落書きを自キャラにできるゲーム、それにカプコンのGBA用ソフト『逆転裁判』くらいであった。
 特に『逆転裁判』はプレイアブルデモが手慣れた感じでうまい具合にまとめてあったため、面白さがうまく伝わる出来になっていると感心させられた。

 余談ではあるが、会場で上映されているゲームの紹介映像で一番注目を集めていたのはバンダイブース。言うまでもなく、ヤマト、ガンダムというある程度以上の層には訴求力の高いコンテンツを持っているためである。
 個人的に連邦VSジオンDXの紹介映像の中で、ガルマをゾックに乗せていたセンスに笑わされた<昔、バンダイ発行のガンダムのアンソロジーコミックに安永航一郎の描いた、ガルマの脳がゾックに移植されて……というパロディ漫画が載ったことがある。

2001/10/18

 グインサーガの新刊を読む。
 感想、レムス逝って良し(オ
 情けないガキだとは思っていたが、あそこまで性根が腐っていたとは……パロ暗黒王朝云々の関係で無理だとは思うが、とっととアルド・ナリスにぶち殺されて欲しいものである。

2001/10/19

 朝方、歯医者に出かける。
 奥歯が欠けたことから先週診察を受けに出かけ、虫歯が神経の近くまで達しているので麻酔を射ってから削ると聞き、少々不安になっていたのだが、予想通り、なかなかに痛い目にあってしまった(^_^;)
 麻酔注射はまあ良かった。昔と違って、前もって脱脂綿に浸した麻酔薬で皮膚の表面を麻酔するため、痛みはほとんどない。が、その後がいけない。ドリルでガリゴリと歯を削られるのだが、神経を直接削られているのではないかと思えるほどに痛い。
 更に、痛みがひどいので追加の麻酔注射を射ってもらったのだが、これが神経に直接注射針を刺されたような痛みをともなった。というか、麻酔が注入されるとあっという間に痛みが消えたところからすると、「神経に直接注射針を刺されたような」ではなく、本当に「神経に直接注射針を刺された」のかもしれない(^_^;)
 結局のところ、今回の治療は神経を「処理」する作業だったようで、となると、最初のドリルも(麻酔がほとんど効いていない状態で)本当に神経を削られていたのでは……とも思えたが、それに関しては取り合えず考えないことにしておく(笑)

 気を取り直して午後は近所のマツモト電気に出かける。
 10年来使ってきたSHARPのSVHSビデオデッキ、VC-BS50のヘッドがイカれてきたようなので、BS50の代替機となるSVHSデッキを購入しようと考えたためだ。
 DVD+VHSビデオデッキという選択肢も考えたのだが、ビデオ部分がVHSというところがネックに感じられたので今回はパス。結局、インタネ情報で評判の良かった三菱のBX200というSVHSデッキを購入した。
 画質に関してはそこそこだが、三菱機特有の痒いところまで手の届く操作性と、現行のSVHS機中唯一リモコンにジョグシャトルがついているというのが魅力である。総合的には買って悔いなしというデッキである。
 なお、お役御免となったBS50であるが、こちらも修理できるようなら修理したいと思っている。
 これもインタネ情報であるのだが、BS50が発売された頃のSHARP製SVHSデッキは現行のデッキよりもずっと録画画質が良く、場合によっては画質の極めて美しいことで知られている数世代前のビクター製高級SVHSデッキに匹敵するというのだ。
 そして、それは私も体感的に感じていることであり、BS50以降に購入した三台のSVHSデッキは、今回購入したBX200も含めて、全てBS50に画質が劣っていた。かてて加えて、BS50には高レベルの編集機能があり、そういった付加価値まで含めると現行機では全く太刀打ちができないと言える。
 尤も、BS50の定価は\166000とかなり高価なので、定価ベースで二分の一、三分の一の価格の、最近の廉価型デッキには分が悪いのは当然なのだが……。
 後はBS50の修理用部品がSHARPに残っているのか、何かと問題を起こして何度も修理をしている走行系のオーバーホールが可能かどうかが問題である。

2001/10/21

 生まれて初めてスパムを食らった……と書くと、インターネット環境下ではスパムメールを送りつけられたのかと勘違いされるだろうが、実はそちらではなく、本当のスパムのことである。
 本当のスパム、それはイギリス製の加工肉の商品名(会社名?)で、BBS(イギリス国営放送)制作の伝説的TVコメディ『モンティパイソン』のコントに、メニューを聞かれたサンドイッチ屋の店員が「スパムとスパムとスパムとスパムとスパムとツナとスパムのサンドイッチ」と『スパム』を連呼するというネタがあったことからスパムメールの語源となったというものである。
 以前からどういうものなのか興味はあったのだが、食べる機会がなく、興味だけで留まっていたものである。
 それが会社の近くで販売されていた。それもおむすびの具としてである(笑)
 会社の近所におむすび専門店があるのだが、ここが鮭、おかか、たらこといった通常の者から、ウインナー、めんたいマヨネーズといったちょっと変わった具のおむすびまで扱っているのだ。で、その具の中にスパムがあったというわけである。
 で、実際のスパムであるが、外見は四角いペースト状の練り物で、味の方は若干油っけの強い、塩味を利かせた肉という感じのもの。インタネのスパムメールと異なり、取り合えずまずいものではなかった(笑)

2001/10/22

 生まれて初めてパソコンが燃えるところを見た。
 会社で仕事をしていると、急にヤカンを空だきしたしたような臭いが。発生源を探ると、近くの席の同僚の交換したばかりのPCからと判明。
 元々、冷却環境の良いサーバー室で使用していたデュアルCPUの機械だから、虚弱体質になっていて空調の弱い環境に耐えられなかったのだろう、という冗談を聞きつつ、カバーを開けて調整をされている途中の件のマシンを見ていると、中に炎が見えた(笑)
 PCは燃えるとは聞いていたのだが、本当に燃えるものだなあ、とちょっと感心(オ
 なお、良く燃えるアスロンではなかった模様。電源周りの問題か?

2001/10/23

 倒産した新声社が発行していたコミック雑誌『コミックゲーメスト』に連載されていた『速攻生徒会』の第三巻(最終巻)を購入。
 『コミックゲーメスト』の休刊、新声社の倒産もあって、コミックの刊行が途中で止まっていたのだが、ここ数ヶ月、講談社のアフタヌーンKCブランドで新装版として一巻から毎月連続して刊行されていたのだ。
 新装版の刊行が始まった頃はこのままアフタヌーンで連載を再開してもらえないかと考えていたが、いざ通して読んでみるとこれはこれで終わっていて良いような気がしてきた。
 当時、大流行していた2D格闘ゲームをモチーフとしてノリ重視で書かれた作品であったため、設定やキャラなどが相当雑多に錯綜した感じになっており、これをしきり直すのはかなり厳しいという感じがするのだ。
 加えて、ノリ自体は非常に良い作品なので、そのノリを崩すくらいなら無理にいじくらずに終わらせておくべきかな、とも思えるし、元々、緻密な展開とかを売りとした作品ではないので、最終回らしい最終回がなくても困らないということもある。
 ちなみにこの漫画、バンプレストからSS用のゲームが発売されていたりする。
 内容の方はゲーメスト監修ということで、ゲームシステム、バランスなどの悪くない2D格闘ゲームとしてそこそこ楽しめるのだが、いかんせん、二流どころのソフトハウスが作ったMSX2ゲームのような質の悪いグラフィックが災いしていまいち評価が低かったりする。
 まあ、開発元がセガの子会社の中でも技術力の低さで目立っていたシムス制作だけに仕方がないところではあるが……。

2001/10/24

 「おこと教室」を「おとこ教室」と見間違えたという笑い話は良く聞く話である。
 この日、私が経験したのも似たような馬鹿話。
 通勤中、電車の吊り広告を見ていると「人妻担当者」という文字が。
 広告自体の色合いは大衆週刊誌独特のぎとぎとしたセンスのない色合いではなく、白と緑系の落ち着いた色合いであったので、何だろうと興味を感じてコンタクトの入っていない焦点のぼけた目で見直してみると単なる求人雑誌の広告。
 「人妻」ではなく「人事」であったのだ(笑)
 まあ、昔、川越市内にあった「針、灸、ちちもみ」の看板と比べるとインパクトの弱い話ではある(オ

2001/10/25

 円錐角膜の定期検診のために取った有休を利用して、検診終了後の午後から友さんと会い、渋谷東急文化会館8階のE-FIELDにて今月で上映が終了する『機動戦士ガンダム・グリーンダイバー』を観賞する。
 E-FIELDは五島プラネタリウムの跡地を利用した実験的なデジタル劇場で、『グリーンダイバー』も三つの画面を利用した映像がウリの一つとなっている。
 尤も、話の内容は遭難した姉弟が救命艇に乗り組んで大気圏突入をするというだけの内容であり、お世辞にも面白いとは言えないものであるため、客の入りはあまり良くなかったりする。前回私が一人で行った時も今回も、観客の総数は10名足らずといった感じであった。
 私自身は二回目の観賞であったため、細かなくすぐりにも気づきちょっと笑えた(例えば、序盤で出てくるGM2のパイロットが、富士急ハイランドのガンダム・ザ・ライドに出てきたジャック・ベアードであるとか)が、友さんの方はやはり物足りなく感じたのかいまいち感を持ったようだ。
 また、座席の位置が前すぎて画面全体が見通せなかったことも友さんには不満であった様子。私は大画面がウリのIMAX映画でも最前列に座るという、画面全体の閲覧性よりも大画面での迫力を重んじるタイプなので、そういった感覚は全くなく、やはり人それぞれ価値観が違うのだな、とちょっと勉強させられた。
 その後は新宿に移動して遅めの昼食をとりながら軽く雑談。
 レストランを出た後は、とらのあな、サクラヤ、ヨドバシカメラなどおなじみの店を回ってから友さんと別れ帰宅した。

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