1985年制作:キョウエイプロミス
晩秋の東京競馬場に一陣の神風をおこした勇士がいた。キョウエイプロミス。
世界の強豪をむこうにまわし、堂々のアタマ差2着。 あたかも、競走生命のすべてをこのレースに賭けてしまったかのような激走である。
必勝を期し、脚部不安を押してのジャパンカップ出走 それはキョウエイプロミス関係者の、世界を征することへの熱い悲願の表われでもあった。
直線、スタネーラとの激しいたたき合いの末、負傷。それでも2着でゴール板をかけぬけた。
あえなく、世界一への夢はついえたが、君よ、胸をはるがいい。これほど、多くの夢と感動を一度に与えてくれたものは、他にいないのだから。 |