長いこと肩身の狭い思いをしながら競馬をし続けてきた時代もありました。今ではようやく血統のスポーツとして認知されてきたものの、「競馬をしている」と言うと、「へ〜、競馬するんだ」という言い方をされたりする。確かに、競馬には馬券が付きまとうし、ギャンブルとしての側面しか見ない人が今でも多くいることが、むしろ寂しく感じられる。
このサイトは少しでも競馬をやった人ならわかるかもしれないし、長くやっている人にとってはなつかしい場面が多く甦る場所としてわかってもらえると思います。
私達が生きてきた昭和、平成の様々な世相と共に連綿と続いてきている競馬という世界。決して多くはない資料をたどって、馬券に隠れてしまったレースやなつかしい名馬、名もない馬達をできるだけ記録に残してゆくのが、役目だと思ってこつこつページを作ってゆきます。
時代と共に古くなって捨てられてしまいがちのものですが、極力公開することによって、忘れてしまったもの、見たことも無いものをここで残してゆこうと思います。多くの方の協力を得てここで公開できることを感謝してこれからも続けてまいります。私もまだ見た事のないもの等、お貸しいただければ幸いです。
あくまで、私の個人的な趣味として、私自身が一番見たいページつくりをするのが基本ですので、場合によっては物足りなかったりするかもしれませんが、その点はご容赦願います。
そして、この作業が延々と長きに渡る作業であることも付け加えておきます。競馬は毎週行われます。うかうかしていると、新しいドラマが、ヒーローが誕生してしまいますが、それと共に過去もどんどん遠ざかってしまいます。記憶も薄れてしまいます。だから、それらが消えないうちに、留めておかないといけませんね。
