相鉄バス乗り継ぎの旅

海老名→三ツ境編


まず、海老名から三ツ境までの行程を紹介します。海老名駅に着いたのは午前11時ごろでしたが、このあと乗車予定の綾72系統までかなりの時間があったことから、しばらく写真撮影を行い、昼食を取ってから出発することにしました。


 

海老名駅
海老名駅東口バスターミナル

今回のスタート地点となる海老名駅東口バスターミナルです。海老名駅東口は再開発工事が進行しており、2002年には写真を撮影した地点とは裏手に位置する海老名中央公園周辺に、大型ショッピングモール「VINAWALK」が誕生しました。(乗り継ぎの旅・トップページ参照)

「VINAWALK」へは、海老名駅から大きな歩道橋を渡り行くことができますが、2002年9月現在新たな歩道橋が建設中となっています。(写真中央に広がっている桁が工事中の歩道橋です。)

この再開発工事の影響で、バスターミナルの屋根も仮設のものが使用されています。つい最近まで海老名駅東口バスターミナル出口には信号が設置されていなかったのですが、「VINAWALK」オープン時に信号が設置されるようになりました。

 

綾41系統

昼食を取り、12時30分に海老名駅を出発します。この日は午前中雨が降っていたのですが、出発する頃には雨は止んでいました。雨が降っていると写真撮影がしづらいですので、これは幸運でした。

海老名駅からのスタートは、綾41系統で行くことにしました。この後相模大塚駅を通る必要がありますので、伝統のある綾52系統を利用することも検討しました。しかし、綾72系統を相模大塚駅から大和駅までの1区間だけ乗るのは物足りない気がしていたため、綾72系統の起終点である綾瀬車庫を目指す方針となりました。

綾41系統は、2002年9月現在綾瀬車庫発着も含め、日中1時間に3本の本数が運行されています。2002年3月改正前までは日中1時間に2本であっただけに、利便性が向上しています。綾41系統は、望地から小園団地へ抜けるのに、少々くねくねした道を通るため、個人的には気に入っている路線の一つです。

綾瀬車庫には20分程度で到着し、綾72系統を待ちます。

 

綾瀬営業所
相鉄バス綾瀬営業所と綾72系統

綾瀬営業所は作者は何回か立ち寄ったことがあり、今回で3回目となります。相鉄バス綾瀬営業所は、大和・海老名地区の路線バスを担当する営業所ですが、横浜駅西口から平日深夜に海老名へ向かう深夜急行バスも綾瀬営業所が担当しています。そのため、深夜急行バスの車両は日中は必ず綾瀬営業所に駐車されています。綾瀬営業所の全車両(深夜急行バス専用車両含む)には、前側側面に「相鉄バス」という表記がなされており、車両も相鉄バスが保有していることを示しているようです。

綾72系統は、相模大塚駅まで綾52の出入庫も兼ねて割りと多く運行されていますが、大和駅まで乗り入れる路線は、2002年9月現在1日3本(休日は2本)しか運転されず、乗りつぶしのうえではネックとなっています。しかし、この本数はむしろ利用しやすくなった方です。なぜかというと、2002年3月改正で現在の本数に増便されたからです。

2002年3月改正前まで、大和駅〜綾瀬車庫は1日1往復しか運転されていませんでした。大和駅発は毎朝8時ごろに1本出て終了し、綾瀬車庫発も平日・土曜は昼間に1本、休日は朝方に1本という状態でしたが、2002年3月の改正で朝、昼、晩に1往復ずつ(休日は朝と昼に1本)運行されるようになりました。

20分ほど待ち、綾72系統が綾瀬営業所から出てきました。車両は、大型ショート車と呼ばれる、普通の大型路線バスより全長が短い車両でした。今回の乗車では、途中のバス停から乗車し、大和駅まで乗りとおした人が数人おられました。時間帯を適切に設定すれば、利用客が少しでも見込める路線であることを再認識したものです。

 

大和駅
大和駅周辺

綾瀬車庫から20分かけて大和駅に到着しました。到着した車両がそのままニュータウン南瀬谷行きとなります。待ち時間は20分近くあり、その次の便は40分待たなければいけないため、綾72と同じ車両に乗ってニュータウン南瀬谷まで向かいました。

大和駅についてですが、昔は相鉄線が地上を走っており、それをまたぐ踏切が何箇所かあったものです。5年ほど前に地下駅工事が行われ、現在では相鉄が地下を走るようになりました。大和駅も相鉄線を挟んで、西口バス乗り場と南口バス乗り場に分かれていますが、現在では地下化と同時に出来た自由通路で平面的につながっています。

 

旭29系統
旭29系統

15分ほどでニュータウン南瀬谷に到着しました。ここからは旭28・29に乗車し、三ツ境駅へ向かいました。旭28・29は日中1時間に1本ですので、接続によっては長時間待つ可能性があります。

かつてはニュータウン南瀬谷から神奈中バスの下瀬谷まで乗り入れていたのですが、最近では下瀬谷付近から瀬谷駅へ通じる新路線の開業により、下瀬谷自体も朝夕にしか来ない場所となってしまっていて、少々寂しいものがあります。

それはさておき、私が乗車したのは旭29系統でした。旭29系統は、三ツ境駅を出ると中原街道を進み郵便局前を左折、ニュータウン南瀬谷に立ち寄り、ニュータウン南瀬谷からは境川に沿って境橋で右折、厚木街道を経由して三ツ境駅に戻る少々変わった循環線です。そのため、境橋までは先ほど乗車した綾1系統と同じ経路となります。

境川に沿って走る道は比較的狭く、大型車同士のすれ違いには少々苦慮するところです。境橋を出て厚木街道で少し渋滞にはまってしまいましたが、25分弱で三ツ境駅に到着しました。

 

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